遥かなる戦いの終焉

 いつからだったろうか。
 疲弊、困惑、絶望、挫折…
 それらを繰り返し、わずかな一筋の光明に一握りの希望を抱き若者は戦いの場に身をおいた。
 あるときは、惨敗し。
 またあるときは惜敗し。
 勝利を目前にし、最後のチャンスを棒に振った事も有る。
 だが、若者はそれでも諦めなかった。
 僅かな希望を抱き、…

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