釣旅第13弾「釣りたいけれど、釣りたくない」 川内川 4日目
バタバタと人が動く音で目が覚めた。皆、ここから出勤するのだろうか?
自由な釣旅って最高だ(笑)
今日も雨予報となっており相応の雨量が予想されていた。
鹿児島に来て晴れ間を見たのは1日目だけ。
河川の釣りにとって雨とはプラス要因になりやすい。
しかし、春や晩秋の雨は水温との兼ね合いもあり、降れば良しとは成りにくい。
温暖前線がもたらす温かい雨なら好都合ではある。
釣旅後の体調も考慮して最終日となる本日は釣りをしないと決めていた。
鹿児島空港を出発する飛行機が20時を予定しているので半日以上も時間が空いてしまう。
本当は色々と構想を練っていたのだが・・・。
当初は川内川→米ノ津川→別府川と河川行脚を目論んでいた。
釣れたら次の河川へ向かう予定だったけれど、結局は川内川で留まってしまった。
それはそれで悪いことではないのだけれど。

漫画喫茶を出発して温泉に向かう。
この漫画喫茶はシャワーが無料だし、カレーライスは100円で食べられる。
座席も3回までは変更することができるなど、至れり尽くせり。
週末のコアタイムは混雑するかもしれないが機会があれば使いたい場所であった。


温泉へ行く途中にあった観光スポットにも立ち寄ってみた。
世界一郷水車とのこと。
人間は大きさや高さなどへの関心があるのだろう。
それが合理的な物でなくとも作り上げるまでの過程や存在自体が未来の何かに繋がっている。
僕らは今、『過去の未来』に生きている。
名言過ぎて言葉にならない。
今も昔も大なり小なり問題といわれることが起きていた。
未来を創造しているのは自分たちでしかない。


漫画喫茶で検索してヒットした日帰り温泉に来てみた。
ここの家族風呂は犬も一緒に入ることができるようだ。
ちょっと町から外れた場所にあるためか先客も後客もいなかった。
貸切状態で温泉に浸かりながら考えた。
1日目に釣れた理由。
前日に降った雨で大きく増水した。
当日は快晴で気温が上がり、ポイント探しで動き回っていると熱中症になるんじゃないかと思うほどであった。
ベイトの動きも活発であったように感じる。
そして釣れる要素が合わさる場所で問題なく釣れることとなった。
その後の釣果も期待したが、ほぼ反応なく1日目を終えた。
2日目も釣れたが釣れなかった理由も考えた。
朝マズメも何かしらの反応があると予想していたがベイトの動きすら見られなかった。
日中から雨が降り、気温も水温も前日より下がった。
一時的に雨脚が強まる時間帯があったが、それほどの雨量とはならず減水傾向であった。
場所によっては濁りという濁りもなく、前日よりも透明度が高い。
1日目と隣接する付近でだけ反応があり鱸を釣り上げることができたが、狙いの夕マズメには何の反応も得られなかった。
前日よりもベイトの動きや溜まりも少なかった。
3日目の釣れた理由を考えた。
前日の反応から考慮して、期待が薄い朝マズメはやはりというほど何もなかった。
ベイトの動きも無し。
1日目から感じていた微妙な違和感は「時合い」の違いである可能性があったので日中の釣りを考える。
雨が降り続いているが気温も水温も前日から維持している様子。
雨の強さは増しており、濁りと増水が確認できた。
この水位と濁りで新しい個体が入ってくると予想する。
日中も釣りをしたいが体調が悪い。
場所と時間を限定して釣行することにした。
明るい時間帯にも反応はあったが鱸ではない感じ。
狙いの場所は日中に何も反応がなかった。
夕マズメ前に反応があった場所に入り直すと鱸のような反応を得られる。
狙いの場所で光量変化を待つ。
そのタイミングで鱸のような魚をバラす。
トレースコースを変えて、鱸を釣り上げた。
釣れるべき場所で釣れた。
新しい個体が入ってきたと予想している。
様々な要因が重なって釣果に繋がっているため、明確に何が良かったとは言いきれない。
もちろん自然が相手なので人知が及ばない部分のほうが多いだろう。
水温やベイトがどうのこうの的な御託を並べているが、人間という存在が魚に与える影響を省くことが、人間にできる釣れる魚を釣るための1番重要なことではないかと考えている。
魚は、本来、居るべきところにいるのだから。

温泉から上がると雨が強まり始めた。
時間10mmぐらいの雨量なので車の外へ出る気になれない。
独りで観光するのも物寂しかったので姶良市のイオンへ逃げ込んだ。

とりあえず昼食にラーメンを食べることにした。
フードコートの一角で独りで食べるラーメンも何とも言えない侘しさが…。
それに昨夜のラーメンのほうが旨…。
雨宿りの分際で文句を垂れようものなら何様だってところか…。
非常に暇だ(笑)
車中で仮眠しても時間が余る余る。
ブログ用に内容をメモするぐらいしかやることがなかった。


パッキングを済ませ、早めにレンタカーを返すもジェットスターの受託手荷物は2時間前から。
空港でも時間を潰し、やっとのことで身軽になり早めの夕食へ向かった。


鹿児島県といったら黒豚が有名だろう。
とんかつ定食と迷ったがカツ丼を食べることにした。
久しぶりにカツ丼を食べたけど、やっぱり旨いね。
飛行機が遅れて成田ガレージの迎えが心配だったけど、何とか無事に自宅まで帰ることができた。
初めての3泊4日独り釣旅終了となる。
2016.4.22~2016.4.25 「鹿児島県 川内川」
これにて釣旅第13弾の終了となります。
釣れない釣旅が続く中で少しだけ釣果を追い求めた釣旅でした。
もちろん魚釣りなので何時でも狙っているのは魚なんですけどね(笑)
現在、メディアやwebでは釣果だけが独り歩きしてしまうことが多々あるように感じます。
結果をクローズアップするのは分かりやすいのですが、遊びや趣味って結果が全てじゃないと思うんです。
と、今回は結果が出せたので声を大にして言いたい(笑)
毎回、釣旅を振り返ると楽しみというのか苦しみというのか…。
過ぎてしまえば良い思い出なのですが、当時は辛さのほうが先にくるんですよね。
暑い、寒い、荒れろ、荒れるな、などと人間とは勝手なもんです(笑)
ほぼほぼ雨が降っていて釣りをした3日間とも釣れたのは状況が良かったと言えるのでしょう。
3日目に釣り上げることができた鱸は、1日目や2日目と何か変わったわけではないのですが、それまでに積み上げてきた軌跡が自分の中の満足度や価値を上昇させています。
あの充足感は言葉になりません。
多くの矛盾を含む魚釣りという行為ですが、満ち足りたのなら惰性で生き物を傷つけないように心がけましょう。
自然への配慮も然り。
今回はルアーを無くさなかったので自己満足度も高いです。
終わらない釣りへの自問自答を小川健太郎氏の言葉を借りて締めたいと思います。
傷つけることで学ぶことができる。
まだ見ぬ釣旅へ続く…。
※追記
記憶の中でオガケンさんの言葉が私なりの解釈で変化していたようです。
正確には「傷つけるからこそ、守ることを学べる」でした。
オガケン出没注意ってDVDを持ってたはずなのですが散らかった部屋のどこかに埋もれてしまったようで観直す事ができないのが残念でなりません。