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金沢港のアンコウ

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▼ 久しぶりのポイント

  • ジャンル:釣行記
　風はありましたが陽射しがまだまだ暑いですね。
 
　今日は仕事が1時間ほど早く終わりましたのでいつもより早めに釣りをスタート出来ました。
 
　今回は河口ポイントに行ってきましたよ。ポイントの様子はというと波が立ち、水は濁りがありました。
 
  河口に川と砂浜を分けるように堤防が突き出しており、砂浜側は「ゲンチャンポイント」というサーフィンのポイントとなっています。「金沢〜内灘のポイントが時化でクローズとなった時にサーフィンが出来る場所」となっていて、普段はサーファーはいません。
堤防沿いのミドル〜インサイドに砂が付いたらしく珍しく乗れる波が立ち、2人がサーフィンを楽しんでいました。
 
　私は以前この砂浜側でタルイカを釣ったことがあります。釣ったというかルアーで上手いこと引っ掛けたんですけどね。凄い引きで竿をやっちまったか！！と思い焦りました。なかなか美味いイカでしたよ！
 
　話が脱線してさらに転がりましたが、、。
 
　川側のこちらですが何年か前に良い思いをしたことがあるので結構お気に入りの場所なんです。
その時のやり方を思い出しつつ遠投。堤防の付け根から堤防の3分の1までの範囲内でやります。先端になんて行きません。
 
　そうこうしているうちにPEラインがモシャモシャとなるトラブルが発生してしまいました。
なんとか解きほぐそうとしましたがどんどんキツく締まってしまいました。
　めんどくさいなーと思っていると興味を惹く個性的な雰囲気の老黒鯛釣り師がやってきました。
やっぱり男たちの集う硬派な釣りのポイントはこうでなきゃいかん！と思いましたね。
 
ところがです。
　
　「あの人がどんな釣りをするか見ながらのんびりやるか、、、。」と解きほぐすことを諦めて切る決断をし、道糸とリーダーの結束をやり直すことにしました。
 
　リーダーにPEを何回か編み込んで〜唾つけて〜締め込んで〜、また何回か編み込んで〜唾つけてぇ〜　ベロォッッと
 
　その時不意に若い男女が楽しげに話す声。びっくりして振り向きながら見たら高校生のカップルがこちらを見ていました。
 
　「ベロォを見られたかな？波の音と糸に集中し過ぎていた事で全く気がつかなかったぜ、、、。おっさんキンモーって思っとるやろうな、、、。」
 
　キラキラしている爽やか高校生カップルと向かい合い、仕事帰りの汗臭い作業着中年はつい卑屈になってしまう。
　そんな薄汚い中年にそれほど興味なんてある訳もなく、2人はスタスタと堤防の先端へと楽しげに、短いスカートを風になびかせながら歩いて行った。
 
　薄汚い中年は「けしからん短さやな！」と心の中で叫び、あの2人は自分の姪っ子と同じくらいの歳なんだなぁと考えていた。
　自分の子供だったら心配だな、うちは2人とも男で良かったとも思った。
 
　その後、夕陽の写真を撮りに来たお姉さんや、犬の散歩のおじさん、散歩のどこかで一度見たことあるじいちゃん、近くのオシャレなカフェから歩いて来たんだろうなぁと思われる女性の2人組、、、海に沈む夕陽が目当てなのか？
短時間にいろんな人たちが来たので、こんな寂しい雰囲気の場所なのに案外人気があるんだなと思いました。
 
　個性的な雰囲気の老黒鯛釣り師が釣れなかった様子で帰り支度をしているのを見て、自分も釣れないし帰ろうかなと夕陽を見たらとてもきれいで、今日も一日頑張ったなあと少しありがたい気持ちになりました。
 
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個性的な雰囲気の老黒鯛釣り師のデカいタモ

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