チヌトップが楽しいんだよね。
東京湾でもチヌが増えて陸っぱりでもバコバコ出るから夏はチヌ楽しむといいと思う!!
さてさて、BORN TO EAT6月号です。
★出る出る詐欺★
6月末にいよいよ新作ルアーが発売される。
チヌトップ用のトップペンシルルアーで『スマイルドッグ65』だ。
実はこのルアーの原型はコロナ前から着手していたモデル。
なんやかんやと毎年にわたり動画をアップしり、テストを続けていた。
だが、なかなか仕様が決まらず、ズルズルと時間だけが過ぎ、出る出る詐欺のような状態に。
(実は他にもPZDVとか出る出る詐欺のモデルが多数ある)
初期プロトモデルは何の変哲もないただのトップペンシル形状。
2回目がDKシードッグをただ縮小したようなシルエットだった。
このDKシードッグ形状のサンプルはわざわざ九州まで行って撮影したのだが…なんとなくアップするのをボツにしてしまった。
(せっかくだから、どっかにあげちゃおうかなぁ…秘密で)
カップのエラ部分でスプラッシュが出るペンシルって発想は良いと思うんだけど、やはり見た目がDKシードッグまんま。
なんかやっつけ仕事感満載で、ちょっと私の中では無いなと思った次第。
そんな中、現在のヘッド形状が試作されたのが2年前である。
そう、あの笑ったような変なカップ形状を持つペンシルだ。
★笑う犬★
ペンシルのヘッドの下部に刻まれたカップは当初貫通していた。つまり穴が開いていたワケだ。
形状は笑った口そのもので、なんともマヌケな面構え。
なんともポジドラらしくて笑ってしまうのだが、正直こういうユーモアのある形状を欲していたので、あとは性能面で結果を出せば万々歳だ。
浮き姿勢は3タイプ。
・立て浮きに近い姿勢70度くらいのタイプ。
・標準的な45度で浮くタイプ。
・それよりも浅い角度で浮くタイプ。
浅い角度で浮くタイプは左右へのスライドアクションが大きく、一見してよく動くのだがチヌの反応はイマイチ。
一般的に左右におおきくスライドする動きはシーバスに向く。
ダイワのモンスラとかもこのタイプだ。
逆に立ち姿勢に浮くタイプのサンプルはドッグウォークももちろんであるが、足場が極端に高くなければ、トゥイッチ&ダイブアクションも出しやすかった。
チヌを一か所でネチっこく誘うには持って来いだ。
また、いわゆる‘スマイルカップ’に関しても立て姿勢の方が音も良く、ちょっとしたスプラッシュも出しやすかった。なので、基本立て浮き姿勢のモノをベースに65㎜と70㎜モデルで進めた。
カップ形状も数度変更し、貫通型から非貫通の形状に変更。より音とスプラッシュにこだわったものに改良をかけている。
今回発売するのは65mmモデル。
満を持して6月末には店頭デリバリーを開始する予定だ。
なんともマヌケな面構えだから店頭でチェックしてほしい(笑)
Size:65mm
Weight:6.7g
Type:Top water
Hook:#10×2
Ring:#2
チヌルアー動画を3本貼っておくので、ゼシご覧なってくださいまし!!
PDG 2025新製品
スマイルドッグ65 実釣編
https://www.youtube.com/watch?v=lPU_Xhs0cvI&t=3s
ポジルアー開発テスト!
”音とアクションで誘うチヌトップ”
https://www.youtube.com/watch?v=a0D49TG3TCI
ポジドラ流
トップチヌゲーム!
https://www.youtube.com/watch?v=nHppN3LOQVo
そうだっ!!スウィングウォブラー85Sのチヌカラーも7月末の発売だよ!!
★天候に振り回される5月ロケ★
5月は二本の大きな動画ロケがあった。
5月はロケ日和な天気っぽいけど、実はまぁまぁやらかしがちな月なのだ。
まず、GWを絡むため5月前半はポイントが混雑するし道も混雑で話にならない状態。
なによりもカメラマンの手配が付かないので、5月前半のロケは敬遠されることが多い。
よって、5月は3週目以降にロケ日程が組まれるケースが多い。
今回組まれているロケは5月4週目の熊本のヒラスズキと5週目の筑後川エツパターンの有明スズキだ。
まずヒラスズキである。
5月は磯際にベイトフィッシュが寄る確率も高めなので、シャローや足元にヒラスズキが接岸している可能性が大いにある。
そこはいいんだが、問題は天候だ。
5月の天候は安定しやすく、高気圧に覆われ穏やかな晴れの日が多い傾向にある。
一たび荒れてしまえばイージーに展開になるが、ベタ凪になった場合どうするか?
一方の筑後川エツパターン。
5月下旬から6月中旬はエツのまとまった群れが筑後川に遡上する。
この群れにシーバスがどの程度一緒に遡上してくるか。
いわゆるエツ付きシーバスのファーストランの日付を読み切れるかがキーだ。
正に「ギャンブルスタート」「見切り発車」という言葉がふさわしい。
当てればランカーボッコボコ。
昨年のようにメーターシーバスを仕留められるのだが…
さてロケの命運はいかに???
昨年釣れた102.5cmのスズキ
★天草のヒラスズキ★
「これは地磯でも行けそうだ!」天草遠征3日前の波予報と風向き予報を見て浮き足立っていた。
波高2.5mに風速は南西7から8mときた。
天草の地形からすると絶好のチャンスではないか!
地磯1日と沖磯1日の両刀プランで行けば、おそらく釣れるに違いない。
だが、状況は急転直下...
ロケ日が近づくにつれて予報どんどん凪予報に...
前日にはそよ風もなく、波高予報は30㎝以下。
もはや絶望あるのみである。
だがどうだろう。
沖目には回遊魚がいると言うし、そこそこのベイトフィッシュは入っているに違いない。
瀬渡し船を利用してヒラスズキ向きな浅い磯に乗るというのがせめてものの手段に思える。
ただ外してしまうとそこは乗り合いの沖磯である。
フカセ釣りや石鯛釣りのといった他の釣り師も数多く、そう簡単に磯替えはできないだろう。
さて当日、朝5時の出船。
海上無風で鏡のようなベタ凪もいいところ。
まるでなにかの物語のように船は滑るように進んでいく…
★2死満塁★
到着するといつもは飛び降りるはずが、ベタ凪過ぎて普通にベタ付けで磯に渡る。
なんだかいつものピリピリした緊張感がまるで無し。
案の定、海の様子は全くウネリも無く恐ろしいほどのベタ凪。
おそらく動画ロケ史上、最も波風が無い。
マジ2~3投したらチェック終了と言ってもいいくらい。
目の前で航空母艦くらいの巨艦が10往復くらいしてくれれば、引き波で少しはサラシが出そうなものなんだが…
今回の撮影スタッフは5人の大所帯。
さあ釣ってくれと言わんばかり、複数のレンズがこちらを向く。
マジでテンパる。
完全にツーアウト満塁でカウント3-2
さぁどうするRED?
どうする俺~?
一縷の望みは朝マヅメのこの時間帯に潮が走り始めること。
あまり書いてしまうとネタバレしてしまうので、詳しくは今後ダイワから公開される動画を見て欲しい。
結果から言うとヒラスズキは釣れた。
しかも10本も!!
「一にサラシ、二にベイト」というが、完全に一は欠損し二のベイトで釣れるナギヒラスズキである。
このベイトにプラスして潮の流れや朝マヅメという要素がタイミング良く絡み合った。
2死満塁3-2から来た球はすっぽ抜けのド真ん中だった。
思いっきりフルスイングしたった!!!
カッキーーーン!!!
★家に帰ってまた九州★
いや~疲れる。
天草ロケ後は事務所に戻って決算業務をこなし、考えを整理する余裕も無く再び九州へ向かう。
天草ロケをしている時点ではまだ筑後川でエツのお祭りボイルが発生しているという情報は入っていない。って事はトップレンジの釣りではなく、鉄板バイブを軸とした釣りとなる。
個人的に筑後川ロケはトップレンジでポジドラのルアーで釣りたいのだが…
これが有明海固有種「エツ」
それに今回は『メンラーシーバス道中記』ロケ。
忙しいデイゲームの合間に頃合いを見てラーメンを食いに行かねばならない。
福岡空港到着後、うどんを啜りながら予定をチェック。
食べ終わって筑後川に入ったら...
なんと爆釣していた!!
そんなバカな???
空港に到着してうどんを食っていた時間がジアイだったらしい。
見事な外しっぷりである。
しかも今季初の大ボイル祭りだったらしい。
ギャンブルで組んだ日程はどうも当たりだったようだ。
★足の速い群れ★
ここは川幅が広く、とにかくボイルが出る位置もかなり遠い。
生半可なルアーではまず届かない。
午後からまた潮が動き出すからボイルは出るだろうとのことで、ポイントへ入りボイル待ちをしたのだが…
水深が浅くなった関係からか、散発的にボイルは出る。
だた距離が遠すぎて手も足も出ない。
60gのルアーを10フィートのロッドでフルキャストしてもあと30mは足りない。
ただ指を咥えてて見ているしかない。
翌日から同じ場所と30分遅れでこのボイルパターンが続くかと思われたが、状況がガラリと変わってしまう。
5㎞くらいの区間で神出鬼没にボイルが発生する状態でなかなか的が絞れない。
エツの個体数もまだ少なく、移動の足が速いようだ。
それでもなんとか地元の古賀氏の協力を得ながら、遠投ボイルパターンの群れを引き当て、何本か釣る事ができた。
近いボイルはスウィングウォブラー145Sで届いたが、どうにもならないほど遠いボイルが実に多い。
そういう時に使用したのが、澪(ミオ)と言う名前の地元でしか出回っていないハンドメイドのルアー。

シンキングポッパーなのだが、とにかく飛距離が出しやすく、筑後川のエツパターンに完全特化したルアーだ。
大宰府在住の古賀氏(ポジのテスターとは別の方)が作成しているのだが、現在は非売品となっており、手に入れるのは至難の業だ。
毎釣行時はW古賀氏をはじめ、地元のアングラーさんに情報共有していただいて、良い釣りをさせていただいている。
この場を借りて感謝を申し上げたいと思います!
って事で、メンラーシーバス道中記第三弾は筑後川編です。
6月中には公開できると思うのでお楽しみに!!
★ラーショ★
最後の飯ネタで締めようかな~
ラーメンショップ(以下ラーショ)にはよく行く。
全国に300店あるといわれているチェーン、フランチャイズ店だ。
吉村家の店主が一時修行していたことから、家系ラーメンの原型とも言われる。
スープは豚骨醤油。んで、このラーメンショップなのだが、チェーン店のようでいながら各店舗によってまるで味の統一感が無いのが面白いところ。
この異様に幅の広い‘味のブレ’がラーショの最大の魅力と言っていい。
なので、味が薄く全然旨味が無い店から家系ラーメンを凌ぐおいしい店まで個性がとにかく凄い。
ただの定食屋みたいになってるラーショ店舗さえあるのだ。
ではラーショのド真ん中の味はどれなの?ってことで、これはたぶん『ラーメンショップ椿』ってことになるのだろうか。

ラーメンショップ本体が経営する直営店だ。
あちこちに散らばるラーショはこのラーショ椿から材料を仕入れることで、‘ラーメンショップ’名乗れるということらしいが…
最近急速に増えている『ラーメンショップ〇化』は麺を浅草開花楼(二郎系御用達)から仕入れていると言うし、もはやなにがどうなってるのかよくわからないのがラーショなのである。
★クタクタのネギ★
現在、私がよく行くラーショは千葉県内の富里市にある『ラーメンショップねもと』
富里というと県外の人はワカランと思うが、成田空港のすぐ近くラディソンホテルの隣にある。
近所に‘椿‘や‘〇化’もあるのだが、ラーショを食いたい時はいつも‘ねもと’だ。
先代の頃からよく行ってたのだが、現在では二代目に変わったのか私より少し若そうな店主がラーメンを作る。
先代が作るラーメンもおいしかったのだが、この二代目に変わってからというものスープ濃度のドロ感が微妙に増し、味に奥行きとコクが増しているように感じるのは私だけだろうか??
つまり…さらに旨くなってると思うのだ。
しかもラーショのデフォと言われる椿とは全く違う次元のスープ。
とにかく旨味が違うのである!!
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