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久保田剛之

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fimoフックと他メーカーフックの比較検証

インプレ依頼が来ていましたfimoフックについて書いていこうと思います。

といっても『良い感じだよ~~』ってことを書いてもつまらないし、自分自身気になるのでfimoフック以外の有名ブランドのフックと比較検証してみました。
あくまで客観的に各社のフックを比較してみたいと思います。




用意したのは

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『Gamakatsu SPMH』

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『Caltiva STINGER TREBLE ST-46』

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『VMC 2X Storong wire 7554』

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『fimo fimoフック』


いずれもフックの大きさは#6番を用意しました。
本来新品未開封が好ましいところですが、保存状態が良い状態の物があったので手持ちの物を使用しています。

今回新品未開封なのはfimoフックとCaltivaになります。



 
形状
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どのメーカーも形状はほとんど変わらない。ってこういう形のフックで検証しようとしているから当たり前か(笑)
VMCが直線なんだけど僅かに内側に傾いている形状。



 
刺さりの良さ


まずフックと言えば一番気になるのが刺さりの良さだと思います。
刺さりの良さの優劣は針先の鋭さと表面性状。いくら先端が鋭くてもそれ以外の部分の凹凸が滑らかでないと抵抗が大きく貫通力が弱まります。

最初職場の電子顕微鏡で見ようとしたら拡大され過ぎて何がなんだか・・・
細菌を見る為の顕微鏡だったので当たり前っちゃ当たり前(笑)


なので拡大鏡で観察撮影。それでも市販の物より拡大値は高いのではないかと思います。


【針先】




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Gamakatsu SPMH

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Caltiva ST-46

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VMC 2X Storong wire 7554

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fimoフック

-----解説----

これらは全て同じ倍率で撮影しています。まず一番気になったでしょうCaltiva ST-46の針先。全ての針先がこのようになっている訳ではありません。
しかし何個かに1本(1個あたり3本のフックね)は新品未使用にも関わらず画像のような針先が存在しました。別にCaltivaのフックで困った事はありませんし嫌いでもありません。
がちょっと衝撃的な結果だったのでこの画像を使いました。

針先の尖り具合から言うとGamakatsu と VMC が僅かにリードというところでしょうか?しかしfimoフックも決して悪くない。


【表面性状】

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Gamakatsu SPMH

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Caltiva ST-46

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VMC 2X Storong wire 7554

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fimoフック

----解説----
画像では分かりにくいかもしれないですが、表面の凹凸が一番少ないのがfimoフック。続いてGamakatsu、VMCと続く。
Gamakatsuに関しては表面のコーティングの硬度が高いのかなという印象。実際に指で撫でて比べると分かるけどfimoフックは表面がサラサラしているように感じて自分の指の感触的には一番摩擦抵抗が少なく感じます。
製造工程とかは分からないけど、コーティング材にフッ素とかも入っているのかな?フッ素入りのコーティング材のフックだとこんな感触になった気が・・・。




 
フックの重さ

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どのメーカーも同じ番手ならほとんど変わらない・・・か?
Gamakatsu 0.57g
Caltiva 0.58g
VMC 0.60g
fimo 0.58g


強度テスト
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今回はこんな試験用に作った器具を使います。

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そしてこんな感じで直接引っ張り合い。

針先を支点に引っ張り合うのはゲイブの一番深い所ではなかなか曲がったり折れないので大変。
実際のフィールドでフックが伸びるのはフックがゲイブまで刺さっていないことが多いので
今回は針先だけ固定しての引っ張りっこ。

器具に着いてる黒い紐はフックが折れて吹っ飛んだ際にも器具が失くならないようにつけてます。
針先にマジックで色を付けているのは同じ針先で連戦させなくするために識別用に塗ってます。
そして総当たり戦をしてみます。より曲がった方が敗者。


【1回戦 Gamakatsu VS  Caltiva】



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勝者 Gamakatsu
(以下、試験に使用したフックは3本の内右側にして撮影しています)


【2回戦 Gamakatus VS VMC】
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勝者 Gamakatsu



【3回戦 Gamakatsu VS fimo】
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勝者 Gamakatsu


【4回戦 Cultiva VS VMC】
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勝者 VMC


【5回戦 Cultiva VS fimo】
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勝者 fimo


【6回戦 VMC VS fimo】
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勝者 ごく僅かにfimo




結果
Gamakatsu 3勝
fimo 2勝1敗
VMC  1勝2敗
Cultiva 3敗

Gamakatsuとfimoは初期曲がりが早いが弾性力に富んでいて力をリリースすると戻るという特徴が観察できました。
フックを伸ばすため引っ張るには相当な力を要しました。そして片方が無傷で片方が曲がるということはなく、双方それなりに伸び開くというのが確認できました。実際にきちんとした試験機で調べて数字にすると、伸びに対する強度というのはそこまで大差がないのかもしれません。

しかし実際の釣りでフックが伸びるには徐々に力が加わっているのではなく、ごく短時間に衝撃として力が加わった時に伸びているのでしょう。高弾性ロッドではフックが伸びるわけですな。

その衝撃を弾性力で吸収しやすいGamakatsuの方が伸びにくいと感じる一因なのかもしれません。

実際の素材の違いなどは分かりませんが、弾性力の特徴は
Gamakatsuとfimoが近く、CaltivaとVMCが似てました。

最初違う方法で実験しようとしましたが、CaltivaとVMCは折れる(破折)ことはなかったけど、Gamaとfimoは折れて吹っ飛ぶということがありました。

分かり易い表現で書くとGamaとfimoは硬い、CaltivaとVMCは粘るという感じ。




 
耐腐食性

どれだけ錆がでるのか?錆による腐食で針先に変化があるのか?という実験。
塩分濃度高めの食塩水に各社フックを入れて超音波を与えて腐食を促進。


・・・これは時間がかかるので追ってそのうち結果をご紹介します。

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とりあえずfimoショップの画像を拝借すると耐腐食性は強いようですね。
少し黒っぽくなるのはGmakatusも同じ。どの位変化があるのかは実験結果を待ちましょう。

自分が使っている感覚では錆による針先の鈍りにくさは

Gamakatus > VMC > Caltiva  って感じかな~。




 
価格

メーカー希望小売価格で1本当たりの値段の比較です。

Gamakatsu 6本入り ¥850 1本単価 ¥141.6

Caltiva 8本入り ¥800 1本単価 ¥100

VMC 6本入り ¥594 1本単価 ¥99

fimo 10本入り ¥850 1本単価 ¥85


おお!fimoフック破格に安いな!!お店によって値引き率とか違うだろうから実際に僕たちが手にする価格とは違うかもしれないが、流石に¥85は凄いの一言。



 
総括

フックの刺さりの良さは針先の鋭さと摩擦抵抗とするならばfimoフックはそれなりに優れているのではないかなと思います。
またコストパフォーマンスに勝るのでフックにかける同費用で交換頻度を上げられるので針先がフレッシュな状態を保ちやすい。

防錆にも秀でているならかなり優秀なフックと言えるのではないでしょうか。

今回の実験観察で意外だったのはCaltivaがちょっと残念な結果だったこと。
新品のルアーを購入するとCaltivaが着いていることが多いけど・・。

恐らくこれは安定供給に優れているとか大量まとめ買いの割引率が良かったりするのかな?

ルアーメーカーにとってフックはパーツの一つ。そのパーツのせいで発売時期に遅延が出たらルアーメーカーの売り上げに関わってくるので安定供給できるというのはメーカーにとっては非常に重要なのかなと推測します。
Caltivaの魅力は太さの違いやバーブレス、形状の違う多種多様なフックが選べるという所も大きいのでしょう。


ちなみに強度の部分でも書いたけどフックの性能の刺さりと伸びに対する強度というのはロッドの性能によっていくらでも変わります。
張りが強いロッドを使えば浅い刺さりになって針先に支点が行き伸びやすくなるし、追従性が高い柔らかめのロッドなら反転後に力が伝わるので深いフッキングになり易いのでフックが伸びにくかったり。


さて性能とコストを考えるとかなりお勧めできるものだったfimoフック。
送料を考えるとまとめ買いをした方が更にお得なんだろうけど、フックだけで1万円分とかまとめて買うことってお財布的に勇気がいる。
ネットだけでなく普通に釣具屋さんで販売されるといいな~と思います。


実釣ではどうなのか?

先日雑誌の取材時に実際に使用しましたが、普通に問題なくフッキング出来取材は成功でした♪

それはまたいずれ・・・。


☆★☆★☆ お知らせ 
☆★☆★☆

2月22日(月)発売の東京中日スポーツ新聞にワタクシメの記事が掲載されます。今回のテーマは『異魚種のリンク』を実釣を交えてご紹介します。






 

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