獣 VS 俺 & 鱸

何から語ればいいのか・・・



まずはじめに言っておくが、これはノンフィクションであり、誇張するような表現はしておらず、自分の見たまま感じたままを書いた実話である。



僕は以前長野の山中で熊と対峙した事がある。

いわゆる『鉢合わせ』というやつだ。



その距離10〜20mほど。こちらに向かって猛然と走り出す熊・・・
その時僕はただ『逃げる』しかなかった。



そうこんな感じだ。

その時のログは興味があれば読んでくれればと思う。

『命の危険!熊との遭遇!』



あの時は再びあんな体験をするとは夢にも思わなかった。


しかも地元湘南で・・・





2015年12月4日 PM7:00


仕事も早めに終わったのでちょっと川の様子でも見ていくか・・・


前日の釣果も含めて試してみたい事があったので終焉間近の落ち鮎パターンで釣りをする。(このログに関してはまた明日)



かなりの強風が吹きつけていたせいなのか、もしくは既に終わったと見切りをつけた為かアングラーは誰もいない。




開始15分。




バキ・・ペキ・バキバキ・・・





背後から枯れ草や枝を踏み折る音が。



なんかとんでもないところからエントリーしてきた奴がいる。




最初の認識はこんなもの。



ガサガサ・・・バキバキ・・バキバキ・・




ザシュ・・ザシュザシュ・・






砂利の上を何者かが歩いてくる音。



その距離20mほどだろうか・・・

そちらを見つめて目を凝らす・・・・




??




犬???





にしてはかなりデカ・・・






!?





ジャカ!
ジャジャ!
ジャジャ!
ジャジャ!!





何かが突進してくる!!!


脳内がスローモーションモードに切り替わる!!



い・・猪!?イノシシか!?


そう言えば友人がそれっぽいものを目撃したって言ってた・・・


ヤ・・ヤバイ!! 速い!!
頭を下げての全力の突進・・速・・
熊より小さ・・ヤバイ!・・体長1mく
らい・・マジで速い!・・やられる!





脳内に同時に様々な言葉、思考が並列で浮かんでは消えていく。




その距離10mを切ったところでイノシシの全身がハッキリ認識出来た!!




ヤバイ!ヤバイ!ヤバイ!ヤバイ!ヤバイ!ヤバイ!ヤバイ! もうかわせない! ヤバイ!ヤバイ!ヤバイ!ヤバイ!ヤバイ!ヤバイ!突撃される!ヤバイ!ヤバイ!ヤバイ!ヤバイ!ヤバイ!ヤバイ!どうする!ヤバイ!ヤバイ!ヤバイ!・・・・















ザザシュ!!

え〜!!!???





自分でも信じられないが何故か俺、無意識にカウンターで蹴りをお見舞いする為に踏み込んでる!!


何やってるんだ!俺!!
そりゃ無理だ!!
でももう間に合わない!!
絶対足折れる!!
狙うのは先端!鼻?
ここまで来たらもう行くしかない!






くたばれ獣!!
オラ〜〜!!!



ザザシュ!!!




イノシシ方向転換!!!
俺の蹴りが空を切る!!!





ザシュ!ザシュ!ザシュ!ザシュ!ザシュ!

暗がりに走り去っていくイノシシ・・・




ドクン! ドクン! ドクン! ドクン!


心臓が痛いほどの拍動を打っている・・・


ヤバかった!ヤバかった!ヤバかった!ヤバかった!ヤバかった!ヤバかった!

今のはヤバかった!!!




友人から話を聞いていてよかった!

イノシシって認識が遅れたらあのまま防御に回って間違いなく突撃を食らってた!!

とりあえず街中での出没なので警察に電話。
警察官が現場に来てくれる事に・・・。



怖ぇ〜イノシシ怖ぇ〜・・



車に戻ろうかと思ったけど土の上だとイノシシの足音に気付けない。水辺なら砂利なので音で接近を認識できるからそのまま水辺で待機。


心臓の高鳴りは未だおさまらない。とにかく落ちつけとルアーをキャスト。(←この状況で投げる時点で混乱している)



グググ・・・


あ?え?なに?

あ、ヒット??



つ・・・釣れました。60位。


あ、写真?写真・・
ピントがどうとか考えられないけど


あ、イノシシの足跡・・・






突進からの方向転換で付けた足跡。



テレビで見る大猪ほどではないけど立派な成獣なのだろう。


僕の踏み込みの立ち位置から5mの所についていた

。奴の全力ダッシュで5mまで接近された・・時間にすると1秒かからずに衝突する距離。


改めて実感すると冷や汗が出てきました(^^;;



今まで渓流釣りで目撃することはあっても突進してきたのは初めて。


マジで怖かった〜(T ^ T)


警察の方の話では今年は相模川で何件か目撃情報があったそうです。相模川で目撃された翌朝は茅ヶ崎漁港、その日の午後には藤沢市内と、同じイノシシなのか違う個体なのかは分からないけど。


警察の方達も足跡見て『デケ〜!怖ぇ〜!』と盛り上がってました。


イノシシに襲われた対策としてよくジャンプ傘をバッ!っと広げるとビックリして逃げるってのを聞きますが、蹴りを入れようとした時に自分が突然大きく動いたのが功を奏したのかも・・・


以前熊と対峙した時に、時々ニュースで聞く『山菜取りの老人クマを撃退』なんていうのは死を受け入れたから出来る行動だと感じた。

どうせ殺されるのならお前にも傷を作ってやる!そんな覚悟が出来ないと反撃なんてできないな、と。


今回僕は咄嗟に何かしらの覚悟が決まったのだろうか??


それにしても怖かったです。

皆さんもお気をつけ下さい。





☆★☆★☆【Tackle Data】☆★☆★☆

【Rod】TENRYU SWAT SW97 ML
【Reel】DAIWA 13`セルテート3012
【Line】山豊テグス FAMELL STRONG8 0.8号
        FAMELL FLUORO SHOCK LEADER 16lb
【Lure】ZipBaits ZBL123F
【Hook】NA
【Wear】Anglers Design
 《Top》
オールウェザーヒートスーツⅠ
 《Life Jacket》エクストリームⅡ
 《Waders》ネオプレミアムウェーダーⅡ
 《Glove》5フィンガーレスメッシュグローブ

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12月のメディア掲載
東京中日スポーツ新聞
27日(月)


ソルト&ストリーム復活号
12月後半