RED中村 『赤い革命』 ~THE RED STAR ARMY~ https://www.fimosw.com/ 釣果情報・シーバス、メバル、イカ、チヌ、青物、ヒラメ、マゴチ...ソルトアングラー支援サイト、日本最大のWEB釣り大会『凄腕』、釣り動画fimoTVなど(会員登録無料) ja BORN TO EAT 5月号-ポジドラ10周年とレッドのソウルフード- https://www.fimosw.com/u/crimson/ub7qps1kt62rgp 2025-05-01T11:59:00+09:00

 
世の中的にはGWの谷間ですな。
釣りする人や旅行など行かれる人は事故など気をつけてくださいね。
さてさて、BORN TO EAT5月号です。
5月号は盛りだくさんです。


 
 
★ポジドラ10周年★

記念に何か残るモノでも作っておこうか。っと思う次第である。
記念カラーのルアー、アパレル…なんかあっても良いと思う。
でも残るモンかな?なんかポジっぽいグッズ、アメリカンカルチャー的な記念品ってなんだろうなと考えちゃう。


ある日、東京ドームの野球殿堂博物館をフラッと立ち寄った。


 

 

展示品の中にはNPBの歴史の他、殿堂入り選手のレリーフやら歴史的記録のアイテム等々なかなか見応え十分!!

 



 

記憶に新しいWBC優勝時のユニホームや使用バットなどもあり、ジジイでなく野球好きでも楽しめる展示内容だ。

 


 
さて、そんな展示物のなかでWBCのチャンピオンリングが展示してあった。

 


 
そういや、ドジャースがワールドシリーズ優勝した時にもチャンピオンリングあったなぁ〜
アメリカンカルチャーとしてスポーツ大会の優勝時には記念リングが作成される文化がある。
もちろんこのリングは普段使うようなシロモノではない。


WBC優勝時のものは純金製で写真の通りゴッテゴテのゴツいものでトロフィーとかの横に飾っておくアイテムである。


ここで、ふと思い出したのがカレッジリングとかクラスリングってヤツ。
アメリカの高校や大学卒業式とか作るシルバー製のリングだ。
デザイン的にもいかにもアメリカらしいもので、何周年記念モノの彫刻なんか入れても非常にマッチする。
いかにもアメリカンカルチャーど真ん中みたいなシロモノなのだが、なによりもカレッジリングの『卒業』ってキーワードが私の中で腑に落ちた。



ポジドラ創世時代からの卒業。
次の10年に向けて。

そういうストーリーがあってのカレッジリング。
材質はシルバーだし、まぁ身につけるにしても嗜好性が高いし似合う似合わないはあるかもしれない。
でもカレッジリングを作ろうなんて洒落の利いたルアーメーカーなんてそうそう他にないだろう。


 


知り合いの宝飾デザイナーさんに極力シンプルデザインお願いしたうちの3つのうちの一つがこれ。
手直し数回したサンプルが先日上がってきたので、画像をアップしとこうかと思います。




自分の気持ちに区切りをつけるアイテム…っという一面もあるが、一応受注生産で販売もポジドラ商店でやろうと考えています。




★ソウルフード(ラーメン編)★

そろそろラーメンネタをブッ込まないとダメだろうってことで今回は私がラーメン好きなった話をしようと思う。


ちなみにレッドの出身は東京の阿佐ヶ谷というところ。阿佐ヶ谷姉妹の阿佐ヶ谷で新宿から電車で10分くらい。
実家は駅から1分くらいの商業エリア内のため飲食店は大量にある。


小学生の時に商店街の外れに一軒のラーメン屋ができたのだ。



それが『げんこつ屋』

 


親父に連れられて店内に入るとなんだか”あいだみつを”ばりの説教じみたこだわりの文言があちこちに貼りだしてある。


「ラーメンは料理だ!」
「多加水麺を使用してます」


だの小学生の私には???な文言の数々。


席に座ればコショーはありませんやら化学調味料を使用しておりませんの文字。
一体何を食わされるのか不安だった。
そして出てきたラーメンはあまりにも衝撃的だったのを今でも思い出す。


出てきたラーメンはマグロ節に白湯を合わせた今でいうWスープの一杯。


 


ラーメンなのに和風。
ラーメンは中華だと思ってたのに!!親父にスープは全部飲むなと言われたのに旨過ぎて完飲する始末。


今でこそ蘊蓄で武装してこだわりの食材を使ったラーメン専門店なんて当たり前なのだが、80年代初頭にこんな店は前代未聞。


「げんこつ屋旨ええっっ!!」っと小学校のガキの間でも噂になるほどのディープインパクト!!!


しばらくすると、野武士ラーメンなる謎のメニューが加わったのだがコレがお気に入りの一杯だった。
上記のWスープのラーメンの上に奈良の天理ラーメンのような白菜を豆板醤で炒めたような肉野菜が乗っかっている逸品。


辛い味付けが大人な気分が味わえて小学生ながらにハマってしまうのです。
現在は南口の中杉通りに場所を変え二代目げんこつ屋として営業中。
当時としては時代を先取りし過ぎたラーメン屋だったんだよなぁ~





★ニンニクを覚えたあの日★

当時、阿佐ヶ谷にメッチャ混んでる定食屋があった。
『キッチントップ』という店でランチがハンバーグとトンカツに豚汁と山盛りライスで350円という当時でも衝撃の価格。


キッチントップの話はまた別の機会にゆずるとして、そこの向かいにあったのが阿佐ヶ谷ホープ軒。
東京豚骨醤油の名店でこちらも結構な客入り。
気になっていたのだが親父曰く「あそこは脂っこくってなぁ」っと言って一向に食いに行く気配が無い。


ある日、親父が忙しいだかなんだかで、千円札を渡され昼飯食って来いと言われた。
キッチントップ行くか、富士ランチ行くか、げんこつ屋かはたまたゴールド街の鉄路でワラジトンカツ食うか。


小学生のクセしてマックやケンタで食うという発想すらなく食い意地の張った私は気になっていたホープ軒へ行ってみた。


 

 

出てきた中華そばのビジュアルにビックリ!!
スープに白いツブツブが浮いている。



な、なんだコレ???


恐る恐るスープをすすると甘味を感じるコクのあるスープ。
おぉ!旨いっ!!この白いツブツブは天カスかぁ~っと勝手に解釈。


 


天カスってラーメンに入れると旨いんだぁぁああ~~❤っと勝手にテンションが上がりつつ、目の前を見ると色々と調味料が置いてある。


そこで【禁断の白い壺】に手を伸ばしてしまうのである。


回りの紳士たちはその壺からクリームソーダに付いているような長いスプーンを使って白いペーストをラーメンに入れている。
フムフム、これをラーメンに入れるのかな?っと真似をしてみた。
鼻から火が出るかと思った。



衝撃の味変っ!!
う、うめぇ~~~!!!!!!
神だ!神に出会った!!!



壺には『ユウキ食品にんにくおろし』と書いてある。
家に帰るとオカンが顔をしかめて「あんた昼何食べた?」っと言われた。
だいぶ口臭がやばかったらしい。
腹壊すから子供がそんなモン喰うんじゃないと怒られた。


そして、天カスだと思って旨い旨いと全部レンゲですくって飲み干した白いツブツブの正体は、豚の脂身(背油)と聞いてショックを受けたのである。





★正統派中華そば★

阿佐ヶ谷の隣町である荻窪。
杉並区の中心は阿佐ヶ谷であるはずなに駅前は当時より商業ビルが立ち並び賑やかだ。
休日に快速も止まるし、なにかジェラシーを感じてしまう。


でも休日に快速が停車しない高円寺、阿佐ヶ谷、西荻窪こそ中央線カルチャーの中心地であり、東京サブカルの発信地だと勝手に思い込んでいる。
ちなみに杉並区の地場産業はアニメ。
機動戦士ガンダムも区内のアニメスタジオで製作されたと聞く。


さて、荻窪と言えば春木屋だ。知ってる人も多いはず。
荻窪北口の少し阿佐ヶ谷寄り、まだ戦後の闇市の残り香があるような再開発に取り残された一角に春木屋はある。


 


確か初めて行った時も親父と喜屋ホビー(模型屋)でプラカラーかなんかを買ったついでだったはず。
見た目はどこにでもあるラーメン屋風情。


店内に入るとヨダレがタレそうなくらい旨そうな良い匂いが漂う。注文した中華そばは見た目何の変哲もない実にオーソドックスな醤油ラーメン。


 


あまりにもいい匂いを立てる中華そばをがっついて食おうとしたらスープが激熱の熱湯甲子園状態!!!
口の中の皮がベロベロ剝がれながら、麺をフゥフゥしながらすする。
この中太のちぢれ麵がこれまた食い応えがあったりして、見た目のチープさに反して実に良く出来た中華そば。


小学生当時の町中華屋で出る醤油ラーメンと言えば、細麺の柔らかめが主流でただの醤油汁みたいなスープ多かったような記憶。
そんな中で春木屋の中華そばはオーソドックスな醤油ラーメンの中でもピカイチに旨く、荻窪に行くたびに春木屋に行っていた。


煮干しと鶏ガラと言えばどこのラーメン屋でも使うような素材なんだけど、あの旨そうの匂いは今でも健在!!
激熱スープに鼻から抜けるあの香しき臭気をあなたにも嗅がせたい♪
ただ、オーソドックスな見た目に反して値段は高いぞ!!





★懲りずにおヒラ様にレッツゴー★

今月も懲りずにおヒラ様を求めて遠征してきたのだ。
行先は上五島。


参加メンバーは私、ビッグヘッド山田(山田秀樹)、テスターのコロスケ(成相修)、途中からアピアテスターのコスケ(清宮康介)が合流するという。


今年もシロウト動画 ‘3匹が行く’の撮影でもしようと言うのである。
初日の移動日は激荒れと言うことで、こりゃ到着早々すぐ釣りだわ~なんて漏れ笑いが止まらない気分だったのだ。


だが長崎空港に到着するなり佐世保からのフェリーが欠航という仕打ち。
最終便は出るかも知れないということで、佐世保のフェリー埠頭の居酒屋にて昼から酒盛りをして管を巻く。
実に最初から良くない。


 


結局のところ最終便が出て島には渡れるのだが、初日は夕マヅメには間に合わず。
悶々として夜のエギング何ぞやってみるのだが、爆風にて終了。
さらには宿に戻り、また一杯やってしまった。


 


とても翌朝ビシッと起床できるとは思えんな。
起床どころか、飛行機とフェリーでの寝過ぎがたたり、ほぼ寝てない状態で朝5時の起床時間を迎えるのだ。





★サラシは少なくアングラー多し★

2日目の朝一。
波はド~ンっと…落ちていた。
イカ日和の凪に一同意気消沈…。


 

 

昨日はフェリーが欠航になるほどだったというに。
グーグルマップを頼りに島内をウロウロと車を走らせ、わずかに昨日のウネリが当たる北端の岬でロッドを振ってみることにする。

ポイントに立ってみたら実際のところ、岸際から沖へ10mほどの範囲でサラシが広がるのはほんの一部。
山田氏と私で早々におヒラ様を釣り上げてしまうと他の叩いていない場所は泡がショボショボ立つ程度でしかない。


 





地磯は見たところ延々と続いているのだが、身長の2~3倍もあるような大岩がゴロゴロと積み重なるような地形だ。


しかもその磯際までは急斜面の崖が迫っている。
ジジイ二人には一見してとっても歩くにはキツそう。
でもまぁ4人もいるわけだし、狭いサラシの範囲を叩くともう他にやることはないわけである。


朝7時にもなっておらず、1匹釣ったところで「じゃあ、ビール飲んで寝ましょう」ってわけにはいかないのである。





★ジジイの戦略★

さて、延々と続く巨大ゴロタ磯。
どうやら若けぇの二人はシラミ潰しローラー作戦のようだ。
あぁこりゃしんどいわ~っと思いつつ50mほど進んだところで、早速休憩。


コレ、この先3~4㎞ほど続く地磯をローラー作成してたらジジイは潰れるなと…。
とは言え、4月の上五島。
サラシが無くても時折、おヒラ様の反転やショートバイトが目で見えるのが始末に悪い。


そこで一旦、崖に登り考える。
おそらくおヒラ様は相当数がシャローに寄っているはず。
ワケノワカランところからでもチェイスがあったりするのだ。
ちょこっとでも他より地形が決まっている箇所ならばほぼ確実にヤツはいるはず。


崖の上から俯瞰で見て、スリットが岸近くまで入っている箇所、カレント、水深のありそうなプール等々、崖の上から見ておいしいところだけつまみ食いをすることにした。


 

 

そう、ジジイがローラー作戦なんぞに付き合っていたら、乳酸が溜まって死んでしまう。
っということで、巨大な岩のゴロタにしがみついて移動している若者二名の尻目に通勤快速よろしくショボポイントは通過。
卑劣にもおヒラ様が集まるターミナル駅のみを叩き潰してみた。


サラシは無いとはいえ、ストラクチャーギリギリのタイトコースで、動きの鈍い(ほぼ動かない)シャローランナーを通すと、ショートバイトしてくる。
多少深くバイトさせて、フッキングに持ち込むにはリトリーブスピードと多少のサラシならぬ少量の泡が必要のようだ。


 


 
波が来て5秒で消えるような泡でもバイトの深さに違いが出る。
深いバイトが得られるリトリーブスピードはその日の体感で調整するが、泡が被った一瞬でポイント上を通過させるのはキャストのタイミングだ。


こればかりは経験を積むしかない。


イメージ的には着水からピックアップまでを使って漫然とリトリーブするのではなく、予め‘この岩の際’とか‘このスリット上’とか‘このカレント上のこの根際’とか、おヒラ様が居付いている場所を一投ごとに設定しておくのがコツ。


その核心部分の2~3mをきっちりサラシが被るタイミングでビタビタのコースを引けばいい。
このセコセコしいポイントつまみ食い作戦でさらにおヒラ様を数本追加。
最大は惜しくもランカーには届かない77㎝だった。


 


良く釣れるアベレージは60~70㎝が多く、どれもイワシを飽食しているのか体高のあるデップリ太いおヒラ様ばかりである。




★APIAのブラックフィン★

今回の遠征で持ち込んだロッドはアピアのおヒラ様ロッドの最終サンプル。
ロッド名は『ブラックフィン』
3タイプがラインナップされる予定で、その3タイプ全部持ち込んでいる。


 


103MH、109H、110MHのうちでメインで使うのは109Hと110MHだ。


足場の高い釣り場や、普通にサラシ撃ちで釣れるようなイージーに場面では109Hが使いやすい。
また向かい風が強く、キャストで初速を出したい時もこのモデルがマッチ。
なによりもパワーがあるのでランディングの抜き上げもすこぶる楽だ。
九州遠征に名に持ってく?っと言われれば109Hだろう。


ブリくらいならファイトも問題ない。
一方でサラシの薄いセコセコしい釣りには110MHのキャスト性、アキュラシー性がモノを言うだろう。


 


狙ったピンへポンポン入る使いやすさとショートバイトを掛ける能力。
このロッドを使い始めてからバラシが極端に減り、思い切ったファイトも出来るようになった。
今回のサラシ薄目の状況では110MHを使っている。
3モデルとも発売は秋になるとのこと。


アピア史上、一番出来たおヒラ様ロッドだと自信を持って言えるぞ!!





★浅場はロングレンジアタック★

二日目と午前中のみとなった最終日の釣りは風向きが変わり南向き。
大型の低気圧が上五島の北側を通過する天気図で大いに期待したのであるが…


ド南面の風表へ朝一から入るものの思った以上にウネリが入らない。
ちょうど福江島~中通島にかけての地形が南風や南ウネリをシャットアウトする地形で、南西気味ならまだしも南東だとかなりブロックされてしまうようだ。


それでも南部の磯はシャローが多く、割と沖目のシモリで多少のサラシが広がる。
そういったサラシを丁寧にピンで入れると、反応が出る。


ただ浅いがゆえにビタビタコースで攻めると根掛かりも多い。
この状況下でえげつ無いバイト数を取っていたのがアピアテスターのコスケ。


 

 


一方で多数のバイトを取っておきならバラシ神が降臨したのがテスターのコロスケ。
なんでも今回はマル用のロングロッドで挑んだらしいのだが、今回のバイトパターンとのマッチングが悪かったらしい。
それでも得意のフラットフラッターヘビータイプで釣果を上げていた。




 


 
そして私はジジイ戦法よろしく、後方からのロングレンジ攻撃。
年が年だけに前に出てザブザブ波を被りながらやるとマジで危険が危ない。


水温も思ったより低いし、‘年寄りに冷や水’ってやつだ。
そんな時は後方の高めの岩に陣取り、遠投気味にピンで狙えばいい。


アベレージの60~70㎝を抜いていると、一回り大きい76cmが上がった。


 


っとまぁ、潮向きが変われば新しいおヒラ様がパラパラ入ってくるようで、下げでも上げでも反応が得られて春らしい遠征が楽しめた。


ヒラスズキゲームは毎回新しい発見のある釣りで非常面白い。


最近ではいきなり最初からワームを投げるアングラーが多く、スレたおヒラ様が増えたように思う。
もはやサラシの真ん中にミノーを投げていれば釣れる場所は稀少となってしまったとも聞く。
だが、そこはヒラスズキゲームが新たなフェーズに突入していると考え、そこをあえてプラグで狙うのもまた面白い。


春シーズンもう一回くらい遠征行こうかな?
いや、渓流も待ってるし、忙しい春だな。



5月号はここまで。
それではまた~!!
次回6月号は6月1日から3日の間に公開します!!




BORN TO EAT 4月号
-SUSURU.TVとご褒美おヒラ様遠征-
https://www.fimosw.com/u/crimson/ub7qps15m2da9u

BORN TO EAT 3月号
-鶴橋ワンダーランドとバチ抜け2025-
https://www.fimosw.com/u/crimson/ub7qps1sdwsjvd

BORN TO EAT 2月号
-野毛探検と釣りフェス2025-
https://www.fimosw.com/u/crimson/ub7qps1rtstia9
 
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RED中村