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ハンドメイドミノー作り再開

ハンドメイドミノーを作り始めたのは今から20年程前、中学1年の頃。
 
田舎の中学1年なんて小学生気分がまだまだ抜けきらないガキんちょな訳で、仲間内では
「そこら辺の農業用水路で魚を釣る」というのが大流行していた。
 
みんな大体スプーンかスピナーでウグイやアブラハヤとか、たまーにヤマメを釣っていた。
 
そんな頃、仲間内の1人が僕に見せてくれたのが
自作のミノーだった。
 
当時は渓流ミノーイングもすでにそれなりに市民権を獲得していて、当時愛読していた釣り雑誌でもミノーイングの特集がしょっちゅう組まれていた。
 
ただ、この頃の渓流用のミノーはほぼフローティングかスローシンキングしかなく、スミスのDコンタクト(2003年発売)がヘビーシンキングミノーで渓流ルアー界を席巻する少し前だった
 
それでも市販の渓流ミノーはどれもこれも価格が高く、当時の小遣いでなんとか買えない事はなかったが、まぁスプーンとかスピナーでも魚は釣れるしって事で高価なミノーは
「高嶺の花」だったというわけだ。
 
「ルアーは買う物だ」という考えが染み付いていた僕に対して釣り仲間が見せてくれたその自作のミノーは完全なるフローティングで、形こそいびつながら実際にリーリングしてみるとちゃんと泳いだ。
その時点で少し衝撃を受けた僕
単刀直入に聞いた
 
「どうやってこのミノー作ったの?」と
 
次の答えで、僕は愕然とする
 
「バルサ材って木があって、それを削ってアルミホイル貼って塗装は適当にやって、カセットケースをカットしてリップ作っただけ。」
 
木?・・・バルサ材?なんじゃそれ?
アルミホイル?・・・料理に使うもんであってルアーには使わんだろ。
 
確かそんな風に思ったと思う。
 
僕が知ってるミノーというものは
【プラスティックで出来ているもの】
という固定概念があったから
木でミノーが作れる。という事が俄かには信じられなかった。
 
するとその釣り仲間はその翌日、こっそりと家から持ってきたハンドメイドミノーの雑誌を僕に貸してくれた。
 
そこにはやはり木を削り、1つのミノーを作り上げるまでの工程が事細かに書いてあった。
 
そんな雑誌を見て作ったのが
 
1998年製、人生初のハンドメイドミノー↓
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当時はセルロースセメントがどこの釣具屋に行っても無かったのでベースコートもトップコートも油性ニス。
不器用ながら貼り付けたアルミホイルと
背面の塗装は水性塗料をタミヤのエアブラシで吹いただけという、なんとも【子供の図工】的なモノ。
 
ちなみにこれ、ウェイトは餌釣り用のガン玉をボディに入るよう成型して入れてはいるものの絶望的にバランスが悪く、トゥルーチューン(真っ直ぐ泳ぐようにアイをペンチ等で曲げる事)を何度やっても横倒しに泳ぐというなんともグレートなミノーで
みんなのアイドル、ウグイ兄貴ですら見切るその不自然な動きは唯一無二。
それでも当時の本人は「こんな傑作に振り向かないなんて、ここの魚どもは分かってない」等と中二病を炸裂させていた訳で、マジで救い様がありませんでした。
 
で、初代ハンドメイドミノーの失敗(欠点しかない)を生かして製作したのが1999年作製のこれ↓
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ようやくセルロースセメントを手に入れて意気揚々と作製したものの、今度は「今回の削り出しは完全に決まった。この美しい流線型のデザインを崩す訳にはいかない」と思い、悲しいくらいにリップを小さく作ってしまい
 
【リップ付きミノー。だがしかし潜らないハイフロートトップウォーターバルサプラグ】という意味不明なジャンルを開拓。(リップはとりあえず付けとけば泳ぐと思っていた)当然釣れるハズも無く黒歴史の1ページに刻まれたのです。
 
そして当の製作者本人は
「ブラックバスなら食うだろうな」と開き直った発言をして場の空気を凍り付かせていた訳で。
まぁ、若さってスバラシイッ!
 
そんなこんなミノープラグ製作の才能を爆発(おおかた爆死)させていた僕が次に手掛けたのがスプーン。
「ルアーの歴史を辿れば、スプーンに行き着く。そのスプーンを作ろうではないか。スプーンでなら魚も釣れるだろう。」
 
そんな期待も込めて中学校の美術室で作製したのが1999年製のこれ↓
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ステンレス板をダイヤモンドカッターで木の葉状に加工し、万力で少しずつ曲げ、それっぽく成型し、少ない小遣いをはたいてアワビシートを貼り付けて完成した、マイファーストスプーン。
 
裏面には当時仲間内で組んでいた釣りクラブ名のOTF(大野トラウトフィッシングの略)の文字
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このスプーンに至ってはどれほどスローにリトリーブしてもグルングルンと大回転する水抜けの悪さで

あの稀代の名作スプーン

忠さんのスプーン、バイトならぬ

「よっさんのスプーン、ノーバイト」などと呼ばれ、仲間内に爽やかな笑いをもたらして終了。
 
この挫折以降スプーンの作製はしておりません。
スプーンは自分で作ろうとすると難しいんですホント。
 
で、先月の頭
 
渓流に釣友と遊びに行った時に持って行ったルアーケースの中に僕の記憶にある限り最後に作ったミノー(確か2000年製)が入っていた。
 
このミノーに関してはかなりの気合を入れて作った記憶もあり、フローティングながら渓流のような速い流れでもしっかり泳ぐようにリップの角度、ウェイトなどかなり煮詰めて作った渾身のルアー。
ただ、これを作ってから程なくして僕はギターにハマってしまい、釣りからは遠ざかってしまったので実際に魚は釣ってなかった。
 
19年という歳月の経年劣化でアルミなどは剥がれて一部木目が剥き出しになってはいたが泳がせてみると下地処理は生きていて浸水はしなかった。
 
試しに、いかにも釣れそうなポイントでそれを投げてみたら
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即効でイワナが釣れた。
 
この時の嬉しさったら無かった。自分が作ったミノーに初めて渓流魚が喰らいついたのだから嬉しくない訳がなかった。
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この一件以降、このミノーの型をもう一度トレースして作り直して出来たのがこれ↓
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アワビシートを貼り、見た目の美しさにもこだわろうとしたものの、最後の詰めであるリップの取り付けをミスってしまった。
 
でも、テストスイムでは初代譲りのウォブンロールアクションを再現できていた。
 
我慢しきれず早速実釣に行ってみると
 
美しいパープルバンドを持つイワナが答えてくれた。
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自己満足の世界だし、市販化の予定などもちろん無い。
 
でもハンドメイドルアーには市販のルアーで釣る
何倍もの感動が詰まってる。
完成までに時間は掛かるけど木の板を削って1つのルアーを作りあげ、そして狙っている魚を釣るということは本当に夢が有る。
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こういう感動はもっと沢山の人々に経験して欲しいと僕は思う。作り方なんかはネットに沢山上がってるのでそれらを参考にされたら良いかと思います。
 
今僕は過去のミノー作製の失敗や挫折の経験を生かしつつサクラマス、シーバス用のハンドメイドミノーを作り初めています。
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この木片に自らの手で命を吹き込み、魚が反応してくれる・・・
そんな素晴らしい出会いを夢に見ながら・・・。
 
 

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