トップの考え方が、たぶんちょっと違う

大型連休に入るちょっと前、仲間と一緒に長崎へ行ってきました。

その様子はのちに公開される村岡さんのYouTube、釣りオヤジの逆襲にてお楽しみいただければと思いますが、こっちのログでは動画では話さない釣りの中身の話を少し。

(釣りオヤジの逆襲は、ただのおやじの楽しい休日駄々流し動画なので、詳しい釣り方とかルアーが云々よりも、どんだけ釣りに行くことが楽しいかがメインですw)

さて本題。

デイゲームで、良い形のクロダイをトップで釣りました♪

9.JPG

フィールドは外洋に面した岬の奥に、潮位変動で現れる島とその周辺のシャロ―&ブレイク。

初場所ゆえに潮位が高いタイミングでは入れず(撮影班いなかったらアホなアングラーの集団だから入っていたと思うけど)、だいぶ島の全貌が見えてからの渡渉となりました。

溶岩交じりの隆起したその島の先に、広大なフラットな台地がある岬ということで、タイミング次第でヒラスズキが狙えるということでしたが、渡った時点でかなり潮も緩み、なによりもベタ凪ゆえにそういう感じは微塵もなく・・・

まぁこれはこれでちょっとヒラは難しいかなと、すぐに思う状況。

仲間はセオリー通り真っ先に、岬先端の潮通しとショボサラシに望みをかけて入っていくのが見えたので、私はリーフ状に広がるシャロ―で回遊あるかな~的な狙いに切り替えて、岬側面でちょっと深めのウェーディングをすることに。

年に数度行く三浦のデカいマル狙いのフィールドとイメージが近いので、個人的にはベイト次第で結構期待できるイメージは持てました。

で、よぉ~く見ると、チラチラとなんかベイトも居ました。

IMG_2322.JPG

キビナゴかな?

あんまり関東の釣りではこれを中心に組み立てることは無いですが、西に来るとけっこう重要なベイトだったりしますね。

大量にいるのではなく、たまに表層で見る程度。

到着して数キャストもしている間にみるみる潮位が下がっていき、それに合わせて沖へ出ていくと、たまに足元にスリットのようなものや30cm程度の段差が現れたので、おそらくハイタイドで潮が効けばこの位置に魚が入るのではないかなと。

そして当然、岬の形状から今キャストしている沖にも、そのスリットがある一定の角度で何本も入っていることは想像できるので、だいぶ丁寧に釣りをしていきました。

で、この形状ならとトップを投げていたら、ドカンとクロダイの良いやつが釣れました。

まぁ、それもあるだろうな~と思っていたので想定内で嬉しいですw

さて、ここからはルアーの話。

選んだルアーは、ハルシオンシステムのイナセRM2。

イナセ.jpg

イナセシリーズは、シンペン形状で重さや重量配分等でいくつかの種類があり、魚種やフィールドの変化に対しアングラーが合わせる事ができますが、今回選んだRM2はシンキングではなく普通のペンシルです。

アクションはダイビング系で、水中で平を打つようにアクションをするのが特徴。

これはボディーサイズと浮力の関係で、一般的なペンシルベイトと言われるトップは、扱いやすさを追求するためにまずはしっかりとした浮力を確保していることが多く、水面でのキレの良さが求められていますが、RM2はそれらのルアーより若干浮力が少ないセッティングとなっており、この絶妙な浮力がもたらすのが、一回のダイブでの水中での保持時間と先に書いたヒラ撃つようなアクションで、一見はキレがなく扱いにくいダメルアーですがw実はこれが猛烈に釣れる要素だと確信しています。

少し掘りこんで話をすると、そもそもトップルアーの考え方が、おそらく多くの人は「アピールの強いルアー」と考えているのではないかと思いますが、私は逆に「トップは最もナチュラル系ルアー」と思って使っています。

水中に生活している魚は、眼だけではなく側線による水の揺らぎ(波動)を常に感じながら、捕食行動を行っているということは、今やだれもが当たり前に知っていると思います。

この側線へ与える情報量は、水中という液体の中では当然ですが、空気中よりも速く高い精度で360度方向に伝わっています。

例えばミノーとトップを比較した場合、そのルアーの体積のどれほどの量が水中へ情報を与えているか?と考えた場合、トップはほぼ水面に存在する事でじつは以外に少ない情報しか与えていないと思うのです。(角度も180度まで。しかも上にインパクトが抜けやすい水面を常に背負っています)

水面から離れた「空間」にいるアングラーから見れば、動きが見えて派手に見えるけど、逆に水中へはかなりインパクトは少なくなっているということです。

さらに、ペンシルは情報の信号を、点でしか伝えません。

魚からは、アクションして水中へ入った瞬間に信号が発せられ、水面に浮いて止まった時は信号が消えることになります。

ミノーは、水中にその存在が途絶えることがなく、巻き続ける場合は線で結んだような信号となっています。

この差がものすごく大きいのです。

もちろん、トップもミノーもいろんな種類があるので、その一回のアクションでもたらすインパクト(水押しの強さ!)は様々です。

例えばカップのあるポッパーは、点の信号ですが一回のインパクトは短く強いものになり、スプラッシュが強いタイプはその泡の余韻が強い一回のインパクトの後に僅か0.数秒発生し、点に長さをもたらします。

というか、スプラッシュタイプはカップ形状が水を「掻いて飛ばす」ので、通常のポコんっというタイプより一回のインパクトも薄いです。

ポッパーの話はミノーに置けるリップと投影面積にも共通する部分ですが、インパクト(アピール)の強弱は、アングラーからの見た目ではなく、魚が水中で得る信号の強さと時間です。

そう考えると、トップウォータールアー、特にペンシルベイトはアピールが強いのではなく、よりナチュラルに魚へ信号を出すフィネスなルアーなんですよ、と。

ですから私は、渋い状況でインパクトを落として丁寧に釣りをしたいときに、トップを用いることが有効だと思っています。

そもそも、ルアーをリアクションで食わせてると思うことをやめました。

条件反射(反射神経)での捕食は、あるにはありますが追尾をして食わせている段階で、それは食性を刺激して騙しきる釣りなのだと考えます。

ですから、トップもリアクションでは考えていません。

実際に、だ~いぶ見られてるし、チェイスもしています。

春の潮周り(昼に潮が多く動く)になると、魚自体のテンションはデイゲームの方が上がってきます。

秋冬の大潮は夜、春夏は昼間のほうが大きく潮が動くようになり、5月ごろからはデイゲームを楽しむ事が増えるので、よりフィネスに魚の反応を取れるトップの出番が増えてきます。

実際に東北河川のランカー狙いなんて、ペンシル以外いらないのでは?と思うほど、5月に最も活躍するルアーとなってきます。

様々な条件に対してシステマチックにミノーをチョイスするアングラーはいますが、トップも実はあれこれと使い分けが合ったりします。

ミノーと違って、アクションが見られるからイメージに頼らないで済むのも良いところ♪

レンジ、速度、サイズ、水のつかみ量、これらの要素はそれぞれですが、確実に「このルアー釣れる!」という物が存在しますので、ぜひ色々と探してみて楽しんでもらえればと思います。

IMG_2318.JPG

晴れた日のトップゲームは、格別な爽快感がありますね♪

【タックル】

ロッド Tulala プロト 910

リール ツインパワー4000

メインライン PE1.2号

リーダー ナイロン22lb

ルアー ハルシオンシステム イナセRM2