【TOKYO SEABASS FIGHTING】クレイジーツイスター80S解体新書VOL.2

PDG開発(ルアービルダー)の飯村さんからプロトが完成したので試して欲しいと連絡が。

かなり前にレンジの入る小型でスローに誘えて、扱いやすい物が欲しいと伝えた事がありました。

東京湾奥はシーバスの量が多いと思います。
こんな場所に？と思うような入り組んだ運河にもシーバスは入っています。

しかしレンジやアクションなどがズレていると簡単に喰ってはくれない・・・
そんなポイントで見せ方の１つとして欲しいルアー。

ポジドラは代表のRED中村はじめ自分達の経験や日々釣りをしている中で

欲しい（必要）と感じた物
こんな時、こんなルアーがあったら・・・
こんなルアーで釣ってみたい

そんな声を元に開発が始まり、何度も納得いくまで修正、テストを重ねております。

これは上から順にクレイジーツイスターの歴代プロト達。

一見同じですがよく見るとフロントフックの位置、リップの付け根。そして見えないけど内部構造も違います。

更にこちらもご覧ください。

3DCADにNC工作機械です。
この機械を持った自社開発だからこそ、先ほどの写真のような超細かい修正が度々出来るのです。

職人技で毎度プロトルアーを受け取る度に驚いてます。

以前ビルダーも「結局のところ自分の感覚は自分でしか再現するのが難しいから自社開発システムを持った」と話しておりました。

■プロト到着■

PDGはプロトからカラーには拘ってます

ここまでに修正を何度も重ねられ。
数日後、私にとっての1stプロトを受け取りました。

まだこの頃、正式名称はなく仮名プロトモデルTでした。
Tとは形がTっぽい、東京のＴ、都市型のＴ？笑

やはり特徴的なのはリップ、ボディ形状。
アクションも予測出来ず、想定出来る事はシンキングだろうという事ぐらいでした。

■フィールドへ■

そして丁度春の港湾や運河のバチパターン真っ最中という事もあり。

早速、スイムチェックを兼ねて微妙な潮周りではあったが隅田水系へ。

水面にはクルクルバチが少しだけ。
ライズは出ていない状況で、来るならこれから時合かなという感じ。

先ずは何度かキャストを繰り返す。そして直ぐにある事を感じました。

バチパターン時のスローなリトリーブで想像以上の引き抵抗や波動

このへんの事は前のログでも書いてるが改めて。

水中の流れも分かりやすく、スローに扱うの事が不安だったり苦手な始めたばかりの方でも扱いやすい印象。

今度はスイム姿勢やアクションをチェックする為に足元でライトを照らしてみる。

するとシーバスがチェイス。

それを繰り返していると同じような事が何回か続き。
驚きました!

この姿勢とアクションが効いているんだと改めて実感し、これは激戦区の東京湾奥で強みになると思いました。

やはり直ぐに結果は出て。