林漁具:ぬり曳型

d835a461-c503-4994-9e49-e5d24f40f015.jpg3寸 フローティング(?)

 前回紹介したえび型は単体でもキャスティング可能ですが、写真のものはエギングというよりはアオリイカ漁の漁具です。実は使わないままずっとしまい込んでいたものです。

 桐を削り出した本体に直接刷毛で塗装を施しています。当時は他に緑や赤もあったような気がします。錘は中央寄りにセットされていますが、沈下させるというよりは水中姿勢を安定させるためのようです。本来の使い方は、船からビシマ糸を使った手釣り・・・だったような、思い出せませんがちゃんと調べたら出てくると思います。

 陸からこれを使うときは、磯竿で捨て錘の二又仕掛けにしてぶん投げて錘が着底したらずるずる引っ張ってくるという、実にのんびりしたものでした。波止からクーラーボックスに腰かけたままキャストしてゆっくりゆっくり引いてくる、これが秋の風物詩でした。