それでも右に傾いている
11月半ば過ぎの夕マズメ。
この日は迷わず明暗部へエントリーしました。
日没後に流れが出たタイミングで、サヨリにボイルするはず。
他のベイトの想定は要らない。
サヨリのサイズは140mm前後。
ひたすら表層、ひたすらフルキャスト。
ボイルに届くのは、この立ち位置。
思えば、ここまで詰めるのに、
すいぶん時間がかかったものです。
一番流れの速い流芯で定点ボイルを確認できました。
あれを…獲る!
前夜からスウィングウォブラー145をオールウェイク105で、
フルキャストするスタイルに変えましたが、難点は、
狙ったところへなかなか入らないこと。
これは仕方ないことです。
河川で繊細なアプローチをするようなタックルじゃない。
イメージは、着水後、すぐにプラグの頭を水面に出して、
引き波を立てたまま暗部へ送り込む。
しかし、着水点が明暗のラインから離れるほど、
暗部へ侵入する距離が手前に寄ってしまいます。
この作業にかなり手こずりながら…バシュッ…バシュッと、
連続ボイルした渦中へスウィングが入り込んでドン!

暗部に入った後は、テンションフォールで、
水面皮一枚下に入っていたかも。

ついに今シーズンのサヨリボイルを攻略できました。
サイズもヨシ。
もしかしたら50㎝台も混じっているのかもしれないけれど、
群れのアベレージはこっちでしょう。コンディションで分かる。

試しに近いところのボイルを撃ってみたら、
驚くようなサイズが出ました。50㎝台どころか45㎝ですと?
この魚がスウィング145を喰ってくるところに、
これまで翻弄され続けた難しさが集約されている気がする。

30分ほどしてサイズアップを追加、
やはり、ちょっと沈めてもいいかも。
ボイルの数が減ってきたので、引き波を出さずに、
表層を攻めてみようと、バロール130にチェンジ。
一時、入手困難で大事にしまっていたプラグですが、
弱い水流でも、水面直下でウネウネと良い泳ぎ。
水面上に見えなくても、
良いレンジで良いアクションをしているはず…と信じて、
暗部の深いところでターンした瞬間に、カツーンとバイト。

マニックやエンヴィなんかとはまた違って、
流れの弱い河川に合っているのかも。

この日の魚は全部うれしかった。19時半には流れが止まって、
短いながらも、すごく集中できた釣行でした。

サヨリパターンには、毎年のように苦戦します。
スピード・レンジ・アクションを合わせなければ、
全く喰わないのはもちろんのこと、
色んな環境要因がなかなか揃わない。
北陸は天候が不安定になっていく時期ですし、
干満差による流れも読みにくい。
わざわざプレッシャーの高い都市部で、
この難しいパターンに挑む必要はないのかもしれません。
でも、僕はまたやるんだろうなぁ…。
いや、ド変態発言じゃなくて。
苦労と達成感の天秤が、それでも右に傾いているから。
■TACKLE DATA
ROD:ALLWAKE 105 MULTI
REEL:18 STELLA 4000
LINE:X-BRAID UPGRADE X4 20lb
LEADER:GT-R ULTRA 20lb
HIT LURE:SWING WOBBLER 145S model-43