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▼ 夏合宿2〜3日目
- ジャンル:釣行記
1日目の釣りを終え、やっと眠りに着いたのは諸事情あって午前8時。死んだように眠りこけ、起きたらすぐに夕食。夜の部開幕。今夜は午後8時には宿を出て、早めに釣り場へ向かったのが功を奏したのか、本命ポイントを取ることが出来た。
すぐに仕掛けをセットし、前日に釣れたサバをナイフで切り身にしてぶっこむ。開始後すぐに釣れたのは良型のアナゴだった。丸々と太っていて美味しそうだ。

お次はオジサン。これは初めて釣った魚だったので、心底嬉しい。

そのあとは、あまり"ザリガニ"以外のアタリらしき魚信を得ることが出来ず、仕掛けを投入するポイントを沖にずらし、テトラ帯の先端部を手前付近に落とし始めた。
午前2時15分ごろだっただろうか、タバコを吸いながら月の光の指して輝く海面を見つめ、ぼーっとしていると、投げ込んだ後に緩めたドラグが「ジーッ」と勢いよく出され始めた。竿が掛けていた三脚から浮き上がり、もう少しで海中に落ちてしまいそうになるのを受け止める。明らかに今までとは違う。そして未だ経験せぬアタリだった。カルディア4000のドラグを震える指先で締め、ゆっくり聞き、魚が居るのを確認したあと、思いっきり合わせた。重厚な引き。それは例えばシイラやシーバスのような「動」と言った感じの引きとは全く異なる、下へ下へと潜っていく静かなものだった。本当はゴリ巻きするのが良かったのかもしれないが、その時は必死だったということもあって、無我夢中でリーリングしては竿をリフトし続ける。定期的にラインを大きく引き出すファイトを受け止める。しかし、やっと近くまで寄ってきたという頃、フッと竿のテンションが抜けた。
回収すると、8号のハリスが切れていた。針のだいぶ上から切られていた。そのままその場に座り込む。じつは、仕掛けを投げ込む前にハリスに傷が入っているのを見つけていたのだ。おそらく数投前に根がかりした際に付いたものだろうと思った。千載一遇のチャンスを逃したのは自業自得だった。もう、今夜はあたりは得られないだろう。
時間的にもあと2.3投が良いところ。一瞬諦めかけ、竿を畳もうかと考えたが、どうせ釣れないのなら最後までやり切ろうと思い切り、慎重に仕掛けを作り直す。ハリスを変え、ムツバリ17号に丁寧に外掛け結びを施す。
サバの切り身を大きめに切り、針の軸で身を裂かないように慎重に縫い刺しし、バラしたポイントと全く同じ、沖のテトラの切れ目に仕掛けを遠投する。着底後、リールのドラグを反時計回りに三回転半回し、アタリの衝撃で竿が持って行かれないように工夫する。そして、ただ待つ。
前アタリを捉えたのは、仕掛けを投入後、5分ほど経った頃だった。穂先がカク、カク、と小さく震えた次の瞬間、一気に根元からへし曲がった。
リールから糸が爆発したように出されていく。
急いで竿を持ち、ドラグを締め直した瞬間、竿が沖に強く引っ張られる。魚は完全に食っている。
そう確信し、あくまで冷静に大きな合わせを入れた。それからは先ほどのファイトの再現。ただ、重苦しい引きにひたすら耐えながら、ドラグを調節しながら、丁寧にこちらに寄せてくる。
数分間のファイトの末、ようやく魚が水面に浮かび上がった。震える手でヘッドライトを点け、獲物を確認する。タマンだ。デカイ。
激しい心臓の鼓動を感じながら、近くに置いてあったランディングネットを伸ばす。
魚は完全には枠内に収まらなかった。正確には胸ビレ一本がうまく網目に引っかかり辛うじて受け止めている。余裕が無かったので、そのままネットを戻していく。途中で岸壁のロープに引っかかり、ひやっとしたが、最後は勢いよく堤防の上に投げ上げた。そして、自分もそのままその場に倒れこんだ。達成感と疲労感が半々。まだ心臓は激しく動いている。足が震えている。スマホを取り出し、時刻を確認する。2時45分。ギリギリだ。
同行メンバー達はみんな堤防の反対側の先端に陣取っており、こちらの出来事には誰一人近づいていない。一人の堤防で自然と笑顔がこぼれた。
立ちあがって飛び跳ねる。素直に嬉しかった。
ひとしきり喜んだ後、フィッシュグリップでタマンを掴み、近くに停めてあったレンタカーで仮眠を取っている部長を起こし、獲物を見せた。
部長は寝起きの眼前に不意に表れた獲物にしばしきょとんとしていたが、すぐに我に帰り、みんなを呼び寄せた。こちらに近づいてくる仲間たちに魚体を見せると「でっけえ・・・」という声が漏れる。半分ほどが初心者であるため、これほど大きな魚が釣り上げられたのを見るのは初めてなのだろう。メジャーでサイズを測ると63cmあった。タマンにしてはまだまだと言えるかもしれないが、嬉しさは変わらない。

写真撮影を終えた後、釣ったタマンを刺身にするため、すぐに同行メンバーが釣っていた方に持っていく。
数年前に観た「情熱大陸」で釣り人の武石憲貴氏が冒頭に「釣り人は釣り上げた瞬間は物凄く嬉しいんだけど、その後はもう次の獲物を求めている」みたいな内容のことを話していた。
みんなと堤防の先端にたどり着いた瞬間、すぐに「ああ、その通りだな」と思った。数分前の出来事がすでにただの思い出に変わっている。先ほどまで疲労感と互角に渡り合っていた達成感がもう影を潜めていた。
捌くのに思ったより時間が掛かるようなので、荷物を片付けるためにもう一度反対側に戻った。
そこにはまだ釣り上げた時の興奮の残り香が漂っていた。ここにずっと居たいと思った。タマンを陸に上げた後、一人で喜んでいたあの瞬間が懐かしかった。もう一度、ここに来ようと思った。今度は一人で。
考えれば、ファイトの感じからして、前にバラした獲物はもっと大きかった。そう思うと、また胸がドキドキした。
[3日目]
3日目の夜にも竿を出したが、タマンは釣れず、代わりに40cmくらいとメイチダイや良型のカサゴが楽しませてくれた。


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- 2015年9月5日
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