メガドの教科書【実釣編】

こんにちは
fimoフィールドモニターのhiroです。

今回は前回に引き続きメガドッグ220を2020年から約3年間使ってみて感じた、実釣時に気を付けることをまとめようかと思います。
※今回はあくまでも"陸っぱり"での実釣で気を付けることにフォーカスしているのでボートなどオフショアではまた感覚がずれてくるかと思うのでご了承を・・・
 


大きく分けて着水のさせ方と動かし始め、動かしている最中、回収、あわせの5項目に分けて書いていきたいと思います。


【着水のさせ方】

メガドッグ220はその名の通り22cm、130gと一般的なシーバスルアーに比べてサイズ感も重量もとてもあるルアーとなっています。


そのため着水時何もしないと、とんでもない水柱と音を立ててド派手な着水をします(笑)


着水に関して、
 

「魚が跳ねる音に似ており、寄せる効果がある」

といった話や

「頭から突き刺さるように着水させると鳥が海面に突き刺す音と同じ音が出るためシーバスが逃げる」
 

といった話を聞いたことがありますが、陸っぱりのみ累計約200匹釣ってきた中での体感ではありますが特段差があるようには感じませんでした。


では、なにに気を付ければよいのか?


それは動き出しの際にルアーが綺麗に動くように着水時点で姿勢を調整することです。


もっとわかりやすく言うと着水時にサミングし、ほんの少~しだけラインを張るもしくはロッドで引っ張りルアーの頭をこちらに向けるということです。


経験上

・着水からの動き出し40%
・動いてる最中20%
・ステイさせた際40%

ぐらいの割合で動き出しの際にバイトがあるので大事にやると良いと思います。


なるべく優しくルアーが水面に落ちるよう意識し、ルアーの姿勢を次のアクションが付けやすい状態に持っていくことで後述する動き出しでのバイトに繋げやすくなるからです。

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https://twitter.com/Angler_k11/status/1461520320309776386?s=20
 



【動かし始め】

続いて動かし始め・・・の前に着水してからどのくらい放置するか。ですが、これも
 

「着水音で寄せてからしっかりルアーを見せることでバイトチャンスが増える」

「放置で釣れることもあるので、長めに置いておく」
 

といった話を聞いたことがありますが、自分の体感ではありますが特段効果を感じることはなかったのでお好きなタイミングで・・・(笑)


上で挙げたサミングがしっかりできており、メガドッグの頭がこちらに向いている状態をキープできている場合、いよいよ最初のアクションを付けます。


ここが非常に重要で、

スライド幅大き目&スプラッシュなしのドッグウォークを意識してアクションを付けます。

※もちろんスライド幅短め&スプラッシュありのドッグウォークでも良いのですが、上記の動かし方のほうが体感釣れやすかったです。

 

すると魚が近くにいる場合、動き出す瞬間、もしくは止めきる瞬間で高確率で水面が大爆発します!


もし動かし始めでバイトがなかった場合も2回目、3回目ぐらいまでがバイトが多い印象でした。


したがって私の場合、


キャスト→サミング→着水→初めのアクション(★)→ステイ(★)
                     

★のタイミングでより神経を集中してルアーを動かしています。

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https://twitter.com/Angler_k11/status/1462994868754530304?s=20
 



【動かしている最中】

続いて動かしている最中に(動かし方)ついてです。

大きく分けて

・スプラッシュを立てるドッグウォーク
・立てないドッグウォーク(水面をぬめーっと動かすイメージ)

の2種類があります。


またステイの時間については、

・0.5秒~5秒まで(イメージとしては0.5秒間隔刻み)

を状況に応じて使い分けます。

自分の場合、状況にもよりますが、

・スプラッシュを立てないドッグウォーク+ステイ1.5秒~2秒

をスタンダートとして一定のリズムで動かしています。

魚が後ろについているのが見えたときは気持ちステイ時間を長めにするとルアーが止まる瞬間、もしくは次の動き出しでバイトする確率が高かったです。


また、スプラッシュを立てないドッグウォークでは極力ルアーが水を纏うように動かす(頭が入りすぎたりダイペンのように浮き上がりが激しいような動きはNG)ことを意識すると魚からの反応が良かったです。


一方でスプラッシュを立てるドッグウォークについては、魚がボイルしているときや明らかにそこにいるのが分かっているときに気が付かせる目的で使っていましたが、状況がシビアであればあるほど見切られやすく、食い切らないことが多かったのであまり多用していませんでした。

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https://twitter.com/Angler_k11/status/1326006074118320129?s=20
 



【回収】

続いて回収ですが、チェイスして食い切らない魚が足元で爆発したことが何度もあるので、基本的に足元まで丁寧に引きます。


魚が後ろについているのが見えているが、足元までルアーが来てしまったときは自らが横移動することで岸際をドッグウォークさせ続けるとバイトすることもあるので諦めずに動かし続けましょう。


経験上、魚が付いているのが分かっていて足元まで引き切って回収した後に投げ直して釣れることよりも、自分が移動することでそのまま足元を引き続けたほうが魚の反応が良い傾向でした。


また、動かしている最中で誤爆した場合も、回収せず足元まで一定のリズムで動かし続けることで何回も出ることが非常に多くあったので誤爆しても焦って回収せず、そのままアクションし続けることが重要です。

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https://twitter.com/Angler_k11/status/1324468681661804545?s=20



【あわせ】

最後にあわせに関してですが、これはトップ全般に言えることだと思いますがびっくりあわせしないということです。


慣れるまではロッドに重さが乗るまで目の前でどんなにド派手に水面爆発していても、一定のリズムでアクションさせ続けることに全神経を注いだほうが結果としてキャッチ率が上がるかと思います。


とはいえ、このサイズ感のルアーに水面大爆発している状況を目の当たりにして平常心を保ち、アクションを一定のままさせ続けるのはかなり慣れが必要だと思うので、試行を重ねるほかないのかもしれません・・・(自分も今でもたまにやります笑)


以上、メガドの教科書【実釣編】でした。
 

次回、メガドの教科書【データ分析】お楽しみに~

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