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初心者にオススメしたい、港湾部青物用シンペンの基本動作

どうも。
先日ビッグベイトキャンペーンでいただいたビッグベイトたちを活躍させようと目論み、シーバス釣行に行こうとするも、いつも気が付いたらソファーで寝てしまっている更年期のネコです。


さて、前回は初心者でも使いやすい港湾部青物用のシンキングペンシル(シンペン)をご紹介しました。
今回は、基本的な動かし方、青物に見つけてもらうためのアピールを含めた動かし方について記載していきます。



1 ただ巻き

皆さんはシンペンと聞くと、キャストして巻くだけと思ってませんか?
実際、シンペンのパッケージには〝ただ巻くだけ!〟と記載されて、多くの初心者がその通りに動かしていると思われます。
しかし、よく考えて下さい。
そのルアーのパッケージに適合するリールのサイズ、ギア比(正確には巻取長)は記載されていますか?
私が青物に使うステラSWでも、同じ6000番でPGは83cm、HGでは103cmと20cmもの差が出ます。(XGにもなると30cmにもなります)
そのため〝早巻き〟と書くと、人によって巻取量が変わり、XGで早巻きを行うと、動きが破綻してしまいかねません。
今回はそれらを勘案し、移動距離/秒で表現します。


・ゆっくり巻く〝ただ巻き〟 
約40cm〜60cm/min

これについては、皆さんがシーバスルアーをハイギアのリールで、ハンドルを約2秒で1回転するペースと考えて頂ければ良いです。
シンペンの多くは、ゆっくり巻くと頭を軸にテールを左右に振り、モノによっては軽くローリングのアクションをします。
流れがある中で行うと、潮の流速にもよりますが同じレンジをキープできるのもこの速度です。
弱ったベイトをイミテートしているため、ジャーク特化型では無い限りほとんどが同じ動きをし、これが基本的な動作となります。


・早く巻く〝ただ巻き〟  
約80cm〜1m/min

これはシーバスルアーでイメージするなら、樹脂製のバイブレーションが〝強すぎないブルブル〟を手元に感じさせる程のスピードです。
アクションとしては、先述のゆっくり巻きの時より大振りになり、流れの変化でヨタ付く〝千鳥足アクション〟をし易いのがこの速度です。
追われたベイトが逃げるスピードをイメージしていただけると解りやすいと思いますが、10cm前後のイワシでも出るスピードで、追われて慌てて逃げる様子を演出します。

遅巻き、早巻き両方に共通するポイントは、着水と同時に巻く時も、ある程度沈めて巻く時も、暫く巻いた後、0.5秒〜1秒の停止時間を設ける事です。
フラフラと泳いでいたルアーがイレギュラーなふらつきをするため、チェイスしていた場合、多くはこの瞬間にバイトします。
(もしくは見切ります。



2ボトムからのリフト&フォール    
約80cm〜1m/min

このテクニックは、意外と知らないアングラーが多くて驚きました。
(南九州では一般的に使用されるテクニックであったため)
10m以上水深がある沖堤などでは、青物は中〜低層をゆっくりと回遊している事があります。
この場合、表層付近をアクションさせるより、ボトムに着底させてからジグでいうとこの〝ジャカジャカ巻き〟で目の前を通過させるテクニックが有効と思います。
(沖磯などで、水深20〜30mからヒラマサ、カンパチを誘い出すテクニックです。)
ある程度〝ジャカジャカ巻き〟で巻き上げた後、ベールを返してフリーフォール、もしくはテンションフォールをさせて再度着底し、これを繰り返します。
イメージとしては底に潜んでいたベイトフィッシュが、慌てて水面に向かって逃げる様子を演出する事です。
ジグでも同様の動きができるかもしれませんが、ジグよりも質量があり、動きもリアルの魚に近いことから、ラインが潮で流され過ぎて着底が感知できなかったり、底が荒過ぎて確実に根がかりするような場所で無いなら、試してみる価値はあります。



3 一定の層をひたすらジャーク  
約60cm〜1m(穂先の移動距離)

トップウォーターの基本でもご紹介しましたが、水中で小刻みにジャークさせるアクションも有効です。
穂先の幅で大体60cm程動かすと、小刻みなジャーク、1m程動かせば、ルアーによってはローリングしながらジャークをします。
ダイビングペンシルの中にシンキングモデルがあるように、水中でジグザグと動くアクションに効果があるようです。
これもただ巻きの時と同様に、途中で動作を中止する瞬間を設ける事で、バイトを引き出す事があります。
表面でボイルしている状態なら、ジグやバイブレーションを投げるより、表層をジャークさせた方が効果的である事が、自身の経験から言えます。


様々な層を様々なアクションで攻める事で、ジグやバイブレーションには反応しない青物に対し、シルエット(ボリューム)とイレギュラーな動きでアプローチをすると、捕食モードに切り替わって襲ってくる事から、シンペンにしかできないアピールもあると言えます。

トップウォーターとシンペンを使いこなし、これまでの最大サイズを狙ってみてはいかがでしょうか?


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