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月夜はジャーキングパラダイス


先日は442年振りの天体ショーに沸いた。



家族でわちゃわちゃしながら観測し、子供達が寝る時間になったので「お父さんは釣りに行くぞ」と出撃。
月が普段の明るさを取り戻し始めてからの出発だったが、ポイントに到着する頃には丸っ切り普段通りの月夜だった。



ギリギリ。汗
ジャーキングオンリーか、ジャーキングとドリフトの融合か…どちらにせよ楽しめる釣り。

先程の魚はジャーキング+ドリフトだったが、こちらはジャーキングオンリー。



1秒間に2回くらいのピッチで止めた瞬間にガツンとバイト。スライド幅は20cmくらい。因みに水質はどクリアー。ランディングで泥が巻き上がっただけ。

街明かりは遠く、陸から物音が聞こえたら狐か狸か猪か…潮周りが進むにつれて月が昇る時間は遅くなるが、月明かりがしっかりと水面を照らさないと鱸は動き出そうとしなかった。




視覚か聴覚か側線か?
どの器官を頼りに捕食行動に出るか、どの器官を警戒に使っているか、状況によって様々な印象がある。
とにかくココを見極めるのが最優先。水の中を見る事は出来ないので鱸からの反応やベイトの動向で「その日」を理解して行く。
ジャーキングが有効かどうか知る為にはココが大きな壁。似たような状況であれば、それなりに似通った傾向が出たりもする。

「好み」を聞くより「嫌いな事」を聞いた方が良いかもしれない。視覚であれば見切られるアクションだとか、聴覚であればラトル音、側線であれば撹拌流だとか。逆に全ての要素が「選ばれる理由」になる場合だってある。
気まぐれな様だが、確かに嫌いな事を好みだという日があったりもする。魚のサイズ的な事で好みが違う事もあるが、そこはまぁ…狙っても無理な時は文字通り無理はせずに楽しむのが吉。大きいルアーでフッコクラスが釣れた時に快感を得られる人も居るでしょう。その気持ち、非常に分かります。笑





ルアーカラーの選択。
例えば雲がある夜、月に雲が掛かるタイミングと水面が月明かりに照らされるタイミングとでは鱸の反応も変わる(…と想定した方が整理し易い)。
鱸の視力も加味した方が良いかもしれない。ジャーキング自体、その瞬間の操作によっては不安定とも言えるが、イメージ通り操作出来ていればルアーカラーによって誘いのスピードを変える事が有効だと感じる。
因みに自分は「パール系はスピーディーに、ナチュラル系はスロー気味に」と誘い分けは至ってシンプル。
細かな事を言ってしまえばキリは無いのだけれど、ベイトが多い場所でナチュラル系を使う時はベイトより若干、下のレンジをダートさせたりだとか、パール系であればベイトと同じレンジでダートさせてルアーカラーでベイトフィッシュとの差別化を図ったりだとか。


(鱸のコンディションを理解した上で)、鱸の目の前を通る時のスピード。
例えば鱸が着いている流れの強さが魚にとって限界ギリギリな場合、流れに逆らってハイスピードに誘ってもバイトは望み辛い。
アップからじっくり見せるか、クロスでしっかり誘ってステイでU字を描かせるか、ダウンで誘い切って目の前でロングステイさせるか…アップ、クロス、ダウン、どの角度で水を当てるのがベストなのか?その為のルアーをしっかりと選ぶ。

(様々な事を意識した上で)ジャーキング自体が、余計な事にならない様に意識はしたい。


月夜が苦手だという人、ジャーキングを試しても釣れないという人。自分も通った道、自分も余計な事をしていた。

プラグの選定を含め、自分の操作まで全て車で言えばマニュアル仕様、オートマではない。やろうとしなければ出来ない、やれば誰でも釣れる様になる釣り。小難しく考えないで下さい。ただ勿論、経験を積まなければ他人と違う景色は見られる様になりません、絶対に。






曇天。
中々に雲は厚そう。夜はどんな感じか…ヒットカラーを予測しながら日中の内にアクションチェック。
上流部はだいぶ水温が下がり、ダートも重くなって来た。ただ、釣りに行くのは汽水域。そして行く場所の塩分濃度や鱸のコンディションも併せて動きをすり合わせておく。

ポイントには珍しく先行者が居た。ヨッシー達で1本バラして移動するとの事。自分も秋らしくサッパエリア着きに付き合う事にした。

移動先で後行者にバイブを被されまくってゲンナリするヨッシーをニヤニヤ見つめ、ヨッシーと後行者が諦めたタイミングでスッとエントリー。



小振りなサイズ狙いなので良し。後付けでもなんでもなくてガチの小振り狙い。大型はこのパターンには着き辛い。

インスタでイジるネタが出来たので自分はジャーキングスポットへ移動。残念な事に(?)移動先でヨッシーからランカーの写真。




イジるネタが無くなってしまったのは残念。自分は移動先でデカいのを2匹バラしてしまっていたが…






まぁ何とか。70あったか無かったか、くらい。
潮周り的な違いが出るのは月が昇るタイミングに起因する印象。後中潮が終わる頃、一般的な会社勤めの人だと月とのタイミングが合い辛い。また、曇天で月があるのと月が昇っていないタイミングでは魚の動きは全然違う。この魚を釣り上げる直前から魚が動き出したが、空を見上げると雲の間から月が顔を覗かせていた。



魚の動きを絞り込む為にも「引き出し」は必要だ。
例えばジャーキングで反応が無い時、ドリフトで魚を出せなければ意味がない。逆もまた然り、ドリフトで反応が無い時にジャーキングで魚を出せなければ意味がない。

「このタイミングで動こうとする魚は少ない」

勿論、どのアプローチだって追い求める事は大事。簡単に答えを口にする人を信用はしない。

「もう朝しか狙えないじゃん」

ある意味では敗北宣言だが、魚の移動するエリア内で条件を特定し、狙い定める。だから前回のログみたいになる事は珍しくない。狙い定めた(たまたま上手くいった)結果だ。



話が大きくなってしまうけど今、地球で生き残っている生物は地球の環境に適応しているんだな、と。
満月の月夜、鱸も鳥への警戒心が薄れ、透明度が高い水の中で捕食行動に出る。濁りがあれば日中、濁りの夜に動きたいなら明暗部、満月では警戒して明暗部に集まる事もある。ベイトの居るエリアや追い詰める条件…まぁ全てはタラレバでもあるけれど。

それでも釣りを永くやっていると地球との繋がりを感じざるを得ない。釣りを通じて見える世界観がまだまだある筈。楽しみは無限だ。



さて、秋も終盤…とは言え、去年は12月30日まで魚が釣れて、元旦にも釣れた。そのまま釣れ続けて今日まで。また…ハクパターンも始まる。

水温もまだまだ高い。
次の満月も楽しみだが、そろそろビッグベイトも投げないと!


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