ストリームライダーの川流れ回顧録 https://www.fimosw.com/ 釣果情報・シーバス、メバル、イカ、チヌ、青物、ヒラメ、マゴチ...ソルトアングラー支援サイト、日本最大のWEB釣り大会『凄腕』、釣り動画fimoTVなど(会員登録無料) ja BMCの後継者〝Zeeee! サーフェイスコントローラー〟 https://www.fimosw.com/u/3839036/wkj84ocygv8npi 2024-04-15T00:00:00+09:00

BMCの後継者〝名作が消えた日〟

BMCの後継者〝エクリプス ランドラゴ〟

BMCの後継者〝シマノ COO〟





BMCの後継者〝アピア バレーヌ〟


BMCの後継者 あとがき


昨年に続くインプレッション。


スイミングペンシルに属するルアー達。

主観に基づき。ご容赦を。



釣具店が放つプライベートブランド

 
失礼ながら

当初、存在すら知らなかった。


BMCの後継者という本シリーズ書いていた昨年の今頃

登録ライターの有頂天さんが教えてくれたのがきっかけ。


この特徴的な顔は如何にもDUO。

「おいおい。これはやりすぎじゃないか」と。


〝ダークホース〟そんな言葉を連想したファーストインプレッション。

それは早とちりで

釣具量販店キャスティング社がDUO社と共同開発。

所謂、OEM委託しリリースしてある代物である。


驚いたのはスイミングペンシルを

同社プライベートブランド第一弾に持ってくる勇気。

良い意味でチャレンジャーだなと感心した。


何より、発案、企画は現役の釣具店勤務社員という。

プロモーション、動画等、力の入れ具合に本気が感じられた。


大手釣具量販店✕大手ルアーメーカーのタッグ。

一般流通は釣具のキャスティングのみ。

店舗がない地域もあり、気軽に購入できない人もいる。


入手の難しさはあると考えられるが

遠方者は公式サイトから通販購入が可能。



希少性高いフローティングスラローム


〝サーフェイスコントローラー〟ってなんだ?
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改めて。

出会いは昨年。確かな性能を持つルアーだった。

サイズ118mm 重量19g

3番リングにフックはMH4番がデフォルト。

120mmクラスとしては既定スペックだ。

スイミングペンシルのような完全リップレス構造で
フローティングのスラロームアクションルアーは希少。


当初、頭を過ったのが

ジグザグベイト120FとUKBB160F。

ただ、注目すべきはボディの体高と比重。


ジグザグベイトはあのフォルムにこそ意味があり

UKBBはあくまでビッグベイトというコンセプト。

どちらもスイミングペンシルと呼ぶにはファットすぎる。


様々なベイト事情にも広く対応できそうである。

その点、サーフェイスコントローラーは

体高が抑えられ、シャープなボディを実現している。

ベイトを選ばず、オールシーズン投入できる使い勝手。


そして、このルアー最大の特徴

「スラロームアクション」


只でさえニッチな領域で

よくぞ個性を打ち出せたと率直に思う。


BMCのような多方面へのイレギュラー感はなく

規則性のあるスラロームで魚に見せていくタイプのよう。


ロッドアクションにも反応はするが

美しいダートをさせるには少々コツがいる反面

トゥィッチでは水中ドッグウォークが可能。

リーリングジャークでは緩急あるスラロームが生まれる。

ウエイトボールは大玉一つ。

潜行レンジは淡水でも30cm以浅と水面直下が主戦。

シャローランナーとのローテーションが組みやすく

トップウォーターのフォローにも良いかもしれない。


内部機構は至ってシンプルな移動重心であり

特別なギミックは組み込まれてはいないものの

飛距離は他に引けを取らないと感じる。


ただし、ウエイトの戻しは補助を入れたい。

リーリングでの始動は水面を滑りやすい傾向にある。



もう一つの〝スネークコンプレックス〟


このサイズ感でスラローム。

スネコンを連想した方もいるだろう

サーフェイスコントローラーは〝浮ける〟スネークコンプレックス。

アクションについて、スネコンはマニュアル性の高さが売り。

タダ巻きでも、入力でも素晴らしいアクションが持ち味。


嘆かれる難点としては

キャスタビリティに不満があるアングラーは一定数いると思う。


サーフェイスコントローラーはタダ巻きが基本の〝基〟

スネコンほど、芸の引き出しは多くはないが

その代わりに〝飛距離〟という翼を持っている。


比較するのはお門違いではあるのだが

『スネコンよりもシャローを』
『スネコンよりも沖へ』

そんな時はサーフェイスコントローラーの出番。

一本持っておいて損はしないルアーだと思う。


最後に。


際立つフラットサイド。水受けの良さが見てとれる。

フラットサイドに角張りのあるフォルムが目に飛び込む。

個人的には、その作りにややチープさを感じてしまうというか

DUO社謹製なら、もう一手間欲しいと思わないでもない。


ただ、敢えて作り込まないシンプルさは

良心的な価格設定にも反映されていることが伺える。


この性能でこの価格はダントツのコスパ。

今時、この価格帯で買えるルアーは少ない。


熱意と企業努力が感じられる逸品。

お近くに釣具のキャスティングがある方は手に取る価値あり。


BMCとは異なる性質を持ったスイミングペンシル。

特にドリフトを多用するアングラーにとって

『珠玉』と呼んでも過言ではないかもしれない。

もっと注目されるべきポテンシャルの持ち主。


このルアー 侮るなかれ。



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ザキミヤ