がーの軌跡 https://www.fimosw.com/ 釣果情報・シーバス、メバル、イカ、チヌ、青物、ヒラメ、マゴチ...ソルトアングラー支援サイト、日本最大のWEB釣り大会『凄腕』、釣り動画fimoTVなど(会員登録無料) スライ95Fとの出会い https://www.fimosw.com/u/testfishing/tcz5b3vzgs4nio 2025-11-13T12:00:00+09:00 さて、前回ヒソカ95Fとの出会いをこちらのブログで紹介させていただきました。

今回は、そのヒソカ95Fと肩を並べる、もしくはそれ以上の力を発揮するスライ95Fとの出会いを紹介させていただこうと思います。



初めに
まず初めに。
今のシーバス業界は、高品質なカーボンの竿があり、耐久力のあるリールがあり、釣りが快適なPEラインがあり、そしてたくさんの種類のルアーがある。

シーバス業界ならず、釣り業界自体が発展してきていると強く感じます。

その中で最近特に感じることは、よく飛ぶルアーじゃないとそもそもタックルボックスに入れてもらえないということ。(ルアーだけに絞った場合の印象)

それは、でかいシーバスを狙う人が多くなっているのか。魚を釣る場所がないためオープンエリアになってしまうのか。あんまり飛ばないから釣れる気がしないのか。投げていて気持ちがよくないからなのか。それぞれアングラーによって考え方も違うでしょう。

テスターというメーカーやお客様と関わる仕事をしてきて、よく聞く言葉は「昔より釣れなくなった。昔はいろんなところで魚が釣れた。」などという少しネガティブな言葉。

たしかにサイズ狙いのスタイルの方は、なかなか納得のいく魚と出会える機会も少ないかもしれない。でもそれでいい。変える必要なんてない。それがその人のスタイルだと思うので。

でも、魚をいっぱい釣りたい。地形や流れを感じるのはむずかしいからもっと手軽に。
そんな方もいるんじゃないでしょうか。

これは自分が子供の時にずっと思っていたこと。そりゃ釣り人だから大きいのも釣りたい。だけど自分はせっかく必死に自転車漕いでここまで来たのだからとにかく魚に触れたかった。魚を狙って釣れるようになった今でも気持ちは変わらない。
最初の一匹は飛び跳ねたくなるほど嬉しいし、狙っていっぱい釣れたらもっと嬉しい。
個人的にはこの子供の時の気持ちをこれからもずっと忘れてほしくない。

この話とルアーの飛距離のどこが関係あるんだと思われるかもしれないが、その飛距離こそが手軽さを。難しさを加速させている気がする。あくまで気がするだけ。間違っているかもしれないが最近の自分はそうだった。さて、長い前置きはここまでにして、そんなことを気づかせてくれたスライ95F との出会いを紹介していきましょう。

スライ95Fとの出会い
2016年位から魚を狙って釣れるようになってきた自分。当時は絶賛高校生。16歳ということもあり、ほぼ記憶に残っていない・・・

ネット調べてみるとスライの発売日が2017年のちょうどそのころ。
小さいころから大野さんの存在を認知しており、いつ頃に見たかはわからないがアーバンサイドシーバスゲームが忘れられない。
当時バスを狙ってたものの、大野さんの発売したルアーは見ていた。

発売日直後に購入していることはないと思うが、知らず知らずのうちにシーバス用ルアーとして、タックルボックスに入っていたし、最初は大野さんが作ったルアーってだけで買っていたんだと思う。

小さい頃の記憶
実際、スライがよく釣れた思い出があるのは家から近い小規模河川。
フルキャストすれば対岸に届くようなそんな河川。
小さいときはあんなところに魚なんか居るのかと近所の人や周りの人によく言われた。
釣れるシーバスのサイズはランカーとかそんなのではないし、良くて30cm程度だったけど楽しかった。

それよりもっと前の、小学生の頃は餌釣りロッドやトラウトロッドで激安のマイクロジグを投げてセイゴを釣っていた。

そんな釣りの延長線上を、小規模河川でスライなどを使ってシーバスを釣っていた記憶。

狙って釣れるようになってからのシーバス釣りは、小さい時の経験の釣れたイメージが一番で流れのヨレだったり、やっぱりストラクチャー含む岸際。

スライはフローティングタイプということもあり、引っかからないし、近距離はちゃんと探れるし、何より一投の集中力の持続力も高い。

遠距離ばかりを狙っていた
だけどいつからだろう、人から近い釣りが自分の釣りから後回しになっていったのは。

ここ二年以内の話ではあると思うが、いつからか大規模河川、ブレイク、橋脚。
そんな釣りがメインになっていた。

頭で近距離戦が釣れることはわかっている。だけど何か理由をつけて後回し。

今年はいつも通用するバイブレーションの釣りが厳しいというよりかは少し早くその季節が訪れ、メインの時期になぜかそんなに力が発揮されなかった。
理由は水の透明度の高さだと一番は考えているが、本当に今年は雨降っても濁ることが少なかった。

改めて魚を狙うとなったときに、戻ってくるのは自分の得意な釣り。
小さい時に釣っていたなら今も釣れると近距離戦に今年はシフトチェンジ。

寒くなるにつれ、この釣りも終盤になっていくが、シフトチェンジのおかげもありそんなに厳しい年とは思わなかった。

今年のMVPルアー
その近距離戦のMVPはスライ95F。
I字形で細身ってこんなにバイトが連発するのかと改めて気づかせてくれるルアー。



トップで魚の反応を見ることもできるし、視覚でも楽しませてくれる。
使い方はただ巻くだけ。こんなに簡単で近くに魚は居るんだと思わせてくれるルアーは本当にない。

遠くに投げて、流れを感じてターンさせることを考えて釣る。
正確な遠距離キャストに正確な流し込み。
ラインメンディング。適度なレンジ感。

どれも必要なシーバスを釣るための技術だけど、よく言ってしまえばこれがなくてもシーバスは釣れる。スライがあればシーバスは釣れる。

スライが届く範囲で。目に見えるストラクチャーや岸際を狙って。スライを基準にシーバスと出会える。これが手軽さでありスライのいいところ。

いいルアーは飛距離だけじゃない。
シーバス釣りは難しいけど難しくない。
狙い方はたくさんある。

飛距離が長所のルアーもあるが、スライ95Fを飛距離で語るのはナンセンス。



小さい魚からも近くの魚からもたくさん学べることはあるし、釣果として助けてくれる時はあるので是非とも困っている方は試してほしい。そして自分もそれを忘れるな。

それをこの歳になって気づかせてくれたスライ95F。ありがとう。

今回は使い方というよりは、釣りへの考え方メインになってしまいましたが、インスタ等でも詳しく解説している投稿はありますのでスライの使い方がわからないよって方はご覧ください。

今回も、ご一読いただきありがとうございました。
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山香巧
ヒソカ95Fとの出会い https://www.fimosw.com/u/testfishing/tcz5b3vkj6jnpv 2025-11-04T23:11:00+09:00 ブログ方針
年の初めに、「ガルバスリム110Sと歩むべく道」というfimoブログにて、ブログの方針を決めさせてもらいました。

いつまででも永遠ではないルアーなどの製品との出会いをダイワフィールドテスターになっても続けていくと。

そこからもうあと三か月で一年が終わろうとしています。自分の釣りが困ったときの道しるべとして残してきたこのブログ。
遂にその道しるべに残したいルアーがここにきて二つ出てきた。

今の釣りの中心となり、核となっているルアー。それがヒソカ95Fとスライ95F。

今回はその一つヒソカ95Fとの出会いを書いていこうと思います。

ヒソカとの出会い
まず最初に、ヒソカとの出会いはヒソカシリーズで最も早く発売されたヒソカ120F。

水深が1mくらいの所のオープンエリアでドリフトしているとサイズは出ないものの
バイトがよく連発するなあ。と感じたのが初めての出会い。

そのときによくバイトが連発したのは、ルアーがダウンクロスに入ってから。
釣りをしているときは、何を捕食しているかわからないが、それに気づいてからダウンばかりに直接投げていた記憶。
鹿児島にいる知り合いからSNSでその話題を出したのか忘れたが、それサヨリだよ!
といわれ、時期的にも確認できていたベイトでも一番納得できた会話だった。

そこからは、サヨリパターンのときはスイッチヒッタースリムとルアーローテーションで使っていく感じ。
飛距離もスイッチヒッタースリムのほうが使いやすくはあるため、出番は少なくなってしまったものの、釣り人から近い近距離エリアではリップがあることによる扱いやすさは、やはりスイッチヒッタースリムよりも使いやすい。特に風が吹いていて、波が立っているときなど。

出会いは突然に
そこからヒソカ95Fが発売され、気づけば必要だと手に取ってルアーボックスに。

一番最初の印象は針が小さくて心配というところでした。
でも実際はあのサイズで3フックのため、そこまで無理なファイトをしなければ魚は余裕でとれる。

自分は多少強引なファイトと合わせが強いため、BKKフックのファングス 12番をつけるようにしています。

自分の経験から
自分の使い方のヒソカ95F の考え方の基準としては、自分の釣りの経験としてあるアイマ K太に似たような使い方。
(自分にはこの一言で十分だが、読んでくださっている方に詳しく説明すると、止めれる、流せる、トゥイッチできる、巻き続けても釣れるという様々な使い方ができること)

ヒソカ95Fは、自分のホームである愛知県のストラクチャー、岸際、橋脚など様々なところでワンテンポおける「ミノーの教科書的存在の究極の喰わせルアー」だと思っています。

悪いとこがない
今までのミノーは「ミノーの教科書的な存在を使うこと」として終わっていたこの釣りに、細身で尚且つありそうでなかったフローティングという痒いところに手が届くこの設定が自分の経験にマッチ。
大体、ボディがファットor 2フックシステムとかで、ちょっと喰わせに欠けたり、バラしやすいというデメリットを払拭してくれたルアーでもあるのがこのヒソカ95F。



そもそも飛距離が出ないとか、そのような意見を聞くこともありますがそれは違うんです。

飛距離を必要ないところやエリアは広いけど確実に近くにいるというときに使うルアーなんです。
このルアーを語るときに飛距離の話が出てくる時点で、自分のスタイルで語るのであれば、組み立て方が違うと考えています。

そして細身の一番使っていてわかる長所は連発力。
細身のルアーはやはりスレにくいと感じます。



スレやすさは長さではなく太さ。ヒソカを使ってよりわかるこの感覚。
小さいのを反応させていれば、そのうちもう一回り大きいサイズが反応してくる。
この段々、シーバスのテンションが上がっていく感覚は覚えておきたい。

重要なポイント
最後に道しるべとして残すならこれ。
昔、重心移動システムがなかった時なんてそれでシーバスを釣ってたんです。
僕なんてナイロンラインで。。。
これはこれからの自分も。読んでくださっているアングラーの方も。
シーバスは近くにいるということを忘れないでほしい。

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山香巧