▶︎釣行記録
6月末、向かった先は東京都新島村の鵜渡根群礁。
ここ数日は年に数回しかないベタ凪でコンディション
は文句無し。
下田港から2時間の船路で目的の海域へ到着し、
夜明けと共に渡礁。大型青物を仕留めるべく
PE4号&6号のタックルを準備し実釣開始。
明け方は満潮前だったので潮の流れが緩く、
ベイトも視えないイマイチな雰囲気。
表層からボトムまで幅広く探ったが、期待していた
下げ潮が効く時間になっても潮は走らず朝マズメの
ゴールデンタイムは終了。
状況が好転したのは10時を過ぎた頃。海洋ゴミが
沖から流れて来たと思いきや、啖呵を切ってあたり
一面がウォータースライダーの様な激流に豹変した。
黒潮の分流が轟轟と流れる様は、如何にも青物が 回ってきそうな雰囲気。足元にはサンマやイサキが
回遊しており、千載一隅のチャンスが来ると信じて
キャストを続けた。
そこから1時間ほど投げたが反応は無く、灼熱の磯に
体力を奪われたので腰を下ろして海を眺めていると、
500mほど沖でサンマを蹴散らすボイルを発見。
この好機は逃せない。
手持ちで最高飛距離のLALAPEN 165に変えた1投目。
50mほど沖でド派手な水柱が立ちドラグが唸りだす。
激流を下ってしまうと手が付けられないので、
ロッドを強引に曲げこむ。5分ほどで足元まで
寄ってきたが、マグロはまだまだ元気で時計回り
に瀬際を旋回している。
瀬ズレに細心の注意を払って浅場に誘導し、
最後はギャフを掛けてもらって勝負あり。
仕留めたのは丸々とした14.5kgのメバチマグロ。普段は中深海に生息しショアから釣れるのは レアな魚らしい。
強運と根性と仲間のサポートがあって手にした
メモリアルフィッシュ。20代最後の年に記憶に
残る1匹を手にすることができました。