おりこうちゃんのお魚釣り https://www.fimosw.com/ 釣果情報・シーバス、メバル、イカ、チヌ、青物、ヒラメ、マゴチ...ソルトアングラー支援サイト、日本最大のWEB釣り大会『凄腕』、釣り動画fimoTVなど(会員登録無料) 開幕 https://www.fimosw.com/u/kirisame114/hsz4pkwcz5f3v6 2024-04-26T03:34:00+09:00
こうして記事を書くのは半年ぶりだが致し方なし、発見がなかなかどうしてない。
だけどこうして筆を取るからにはそれがあったということだ。年明けから順を追ってまとめることにしよう。

さて、時は2024年2月。数少ないバチ抜けのチャンスを狙って仕事の合間を縫って2回程は本流に出たのだが、一度もバチに遭遇することはなかった。これは無念。来年は絶対にハメたい。

その後は支流に残ったイナっ子に付いて居ないかと時間があれば繰り出して居たが、釣れてきたのはしっかりメタルを咥えたこーんな鯉だった。



そんなこんなで支流に魚は居ない状況で2月はあっという間に過ぎ去っていった。
私の釣りもシーバスよりはブラックバスの方に比重を置いて立ち回った。
そして3月、川に変化が起き始めた。ハクが湧くようになってきたのだ。最初こそ数は少なかったが、日を追うごとに至るところで見かけるようになった。生命感を感じるのでナイトで出る時もワームを使用したり、なんとか魚から得られる情報をかき集めていった。結果スーパーシャローででかーいニゴイが釣れたり、



ワームでボトムを流して副産物的に見つけた地形変化でナマ様が釣れたり、



と支流でも魚に触る頻度は上がっていった。だけどシーバスの気配は一切ない。
ちらほらと本流との合流や下流で釣果報告を聞くようになったのが4月。
もう寸前まで、、或いは既に入っているはず-
それで何度かシーバスに狙いを絞って出たが惨敗。
ボイルもあるわけじゃないし、やはりいないのだろうかと諦めていた。でも丁度、先週ぐらいからだと思うが時折ボイルを見かけるようになった。
その正体がこれまた厄介で追われているのはハクなのだが、シーバスだと思いきや産卵でイキリたった鯉が追い回して居たり、ブラックバスだったりした。
ようやく時系列が追いついてきた、昨日の事になる。
先週からの釣行でボイルがあったり、干潮間際に魚種は特定できないが一瞬の時合があることが分かっていた。
エントリーは干潮を逃してしまったが潮位は似たような感じで深夜の上げ始めから下流のポイントへとエントリーした。本命ポイントまでは護岸側のストレッチをクランクで流していく。ここでは反応なし、まぁ大体ないのだ。ある程度いい塩梅の潮位と潮回りが絡まなければ事故的な要素である。そして本命ポイントへ到着。フィールド状況としてはベタ凪に近くほんの少し風が吹いていて釣りやすい感じ。一見釣れなさそうだが個人的には好きな状態だ。
水色は1日降り続いた雨で笹濁り、まさにシーバス!というような水色をしていた。ボイルはないが、鯉が時折顔を出す感じで全く生命感がないわけではなかった。
ガボッツ90をセレクトし支流の支流の合流点を打っていく。うーん、ややこしい。
このポイントの8割はここにかかっているので慎重に流すも無反応。
張り出した足元の護岸が切れて少し流れが巻く護岸側を打っていく。かなり巻くスピードを落として5投くらいしただろうか、コツンッとバイトが出た。とても乗るようなバイトではなく、鼻先で弾くような。朝まで上流や他の支流も打ったがその後音沙汰はなく死にかけながら納竿とした。
ツレナイゾンビがあらわれた!と某RPGゲームのしたいのような顔をしながら帰った。満身創痍だ。
帰宅してじっくりと考えた。
魚種はなんだったのだろう、、切れ目のヨレよりがっつり護岸側でのバイト。シーバスではなさそうな...だけどもし鯉のバイトではなかったとしたら相当警戒して触ったような印象を受けた。

そして今日。というか昨日だが。
前日の魚を獲るためにタックルのパワーを落とした。
それまではMHのバスロッド+フロロ14ld
対して今日はlのバスロッド+pe0.6で挑んだ。
釣行開始は20時過ぎ、下流の時合までは2時間前後あったので一先ず上流のインレットから打つことにした。
ルアーももちろんサイズダウンし、ガボッツ65をセレクト。インレットの手前から徐々に直下へ打ちつづけていく。2,3投でインレットまで到達。トロ巻きしてくると、ビビビッと竿先に振動が伝わった。小気味良いドラグ音が...ちょっとだけ鳴った笑 上がってきたのはこちら。

ブルーギルだった。



夜はなんかプラグで釣れる気がする。
まぁ外道大好きマンは全然ギルでも嬉しいのだ。プラグで釣れれば、だが。
その後も引き続きガボッツを流し続けるも反応がない。
少し潮位も下がり、インレットがチョロチョロと音を立て始めたところで立ち位置を変えインレットよりも上流へと入り直す。ルアーも伝家の宝刀、x-70へとチェンジ。
去年は中々使ってやれなかったが今までで一番魚を連れてきてくれたルアーだ。インレットを切るようにジャークする。私にはこれが真骨頂なのだ、正直ただ巻きでバイトさせたことはただの一度もない。そして2ジャークからのステイでグンッ!と柔らかいソリッドのティップが入った。
巻き合わせでジジィっとドラグが鳴る。が先程のギルを思い返して欲しい、私は合わせを入れてない。そして10数センチのギルでドラグが鳴るぐらい甘かったのだ。フッキング...決まって...ない!3秒ぐらいでバレた。
しまった。。内心本当にやっちまった!と思ったのだが冷静を装いドラグを設定し直す。そして再度同じアプローチ、またティップが入る。しっかり合わせを入れて今度はバッチリだった。しかし軽い、ふっと抜き上げるとセイゴがあがってきた。長い事追ってきた今年初のシーバスだった。ちゃんと居るじゃあん!ここで全てを悟った。これはルアーサイズ落とさないと釣れないサイズじゃないかと。
いつだったか時期はずれるが別の支流でライトタックルがハマったことがあった。そう、なるべくベイトでもルアーサイズは落としてハクパターンは過っていたのだが限界があった。それを打ち破ってくれたのが昨日のガボッツへのバイトだった。 再び同じアプローチで少しサイズアップした魚を一本追加し下流へ。ここからはお分かりだろう、時合に突入した下流で友人が2人いたので本命ポイントを打ち続ける事はできなかったのだが、ガボッツ65をセレクトし少し脇を打たせてもらった。一投で答えは帰ってきた。それがこの魚だ。



50cm程だが、あれだけ追い続けた1匹。ようやく答えに辿り着けた。
もし、フィネスをもっと早く導入していればどれだけ多くの魚に出会えただろう。
頭を過ぎることを実行に移すのがかなりしんどかった。
正直メインで使っていたタックルがラージ狙いにもシフトできる、しっかり巻きで獲れるのでいまいちスピニングに持ち替えるのは乗り気がしなかったのだがキッカケがあって良かった。マッチザベイトを痛感させられた一幕であった。

]]>
霧雨しえる