北東の風10m越え。さらに風波1.7m(ウィンディ表記)
春から初秋までずっと南からの低気圧のうねりによるサラシしか打てない状況が続いていたので、久しぶりの風波に秋の始まりを感じながらの釣行。
南からの低気圧のうねりによるサラシは、博打要素あり。爆発力あり。浮世絵のような波と実際に対峙しながらする釣りは、まさに磯のヒラスズキ釣りと言わんばかり、なのだが、
水温や波高、ベイトの状況等々が合致しないと成立しにくく、「今日は釣れるやろ」と意気込めそうな状況でもバッチリ外す事すらある。
だが、中々安定しない日々も終わりを迎え、秋の始まりを教えてくれる北の風が強く吹き荒れ、波が立つと、風をモロに受けるエリアでは、安定した釣果が得られる。
早朝5時、山を約1時間登り降り。海が見えた瞬間にニヤケが出てくるようなサラシに風。
このポイントは北風を受ける面と南からのうねりを受ける面が混在するポイントで、朝イチは風の影響を受ける北面からスタート。
今まで何回も通って魚が付く位置は把握済み。
一つ一つピンを打っていくと、
「安定やな」
同行してくれたヒラスズキ名人さんも私も満足の釣果。サイズはどれも50〜65くらい。
まだ水温が高く、サラシが薄いところでは、ただ巻きでは見切られる事があるが、この日はただ巻きでガッツリフロントフックを咥えてくれた。
巻きでしっかり咥えてくれる事にも季節の進行を噛み締めながら、全てのピンを打ち終わり、また約1時間の山歩きをして車まで戻り一旦休憩。別のランガンポイントを練り歩くが日が上りきってしまってイマイチ渋い
昼の干潮前のタイミングでまた別のポイントに入る。そこも着くピンは把握済み。効率よくランガンしていく。
朝のポイントよりもサラシが薄い。まずは脳筋にただ巻きするとバイト!
ただ乗らない。
そして回収間際足元で銀色の魚体が反転。
日も登り、魚はいるがただ巻きでは見切られる状況。
レンジを入れると1発で終わりそうな雰囲気。
ヒラフィードを沖から早巻きからのサラシ際でストップして狙ってみるが、反転すらない、、、
ここで潮汐表では潮止まり。上げ潮が効き出すまで磯で休憩し再開。そしてさっき打ったピンを再度打ち直していく。サラシが薄くただ巻きしても反転祭りになる事はわかっていたので、早巻きからの止めで引き続き狙う。
するとサラシがない場所で反転する銀色の影多数。
サラシが溜まっている場所では一切反応がなかった。
その後も沖に投げてを繰り返してサラシ際でストップさせていく。
かなりスピードをつけて巻いているが、沖の何もない凪の場所で反転され続ける。
上げで違う魚が刺してきていると考え少しだけ場を休ませ、沖から早巻きしてサラシでストップすると
77cmの良型ヒラスズキ。

下げ打ったピンに上げで違う魚の群れが回遊で刺してきている。その後も同じようにピンを打っていくと
ギリギリ80cm(際どい)のヒラスズキ、、
その他のピンでも数本追加して釣り終了。
回遊ヒラが回ってきてサラシがリセットされる話はヒラスズキ名人から聞いていたが、規模は小さいがしっかり群れで回遊してきて、一回打ったサラシがリセットされていたのは初めての体験でした。
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