寺岡寿人のfimoブログ https://www.fimosw.com/ 釣果情報・シーバス、メバル、イカ、チヌ、青物、ヒラメ、マゴチ...ソルトアングラー支援サイト、日本最大のWEB釣り大会『凄腕』、釣り動画fimoTVなど(会員登録無料) オレの厳寒期シーバスはナイスサイズで開幕 https://www.fimosw.com/u/TeraokaHisato/75wj3acw6x47pz 2025-12-03T15:38:00+09:00 ここのところ高知県に行ってみたり広島のイベントに参加させていただいたり、少しばかりホームの釣りが減っていましたがそろそろしまなみ海道もシーバスのシーズンに入ってきます。

(広島魚祭り)

今年の秋シーズンはかなり不調で本当にシーバスが遠くてですね…

全国各地の秋爆を指をくわえながら見てました…

だがしかし!

ここからしっかり調査してシーズンを掴んでいこうかと思っています。

ただ今年はまだまだ水温が高いので、もう少し水温が下がってからが本格的なシーズンかなと思います。

そんな12月1日。

とりあえずは地磯のポイントから入ってみました。

常夜灯一つ無く薄気味悪く、人っ子一人いない。

聞こえるのは潮の音と獣の気配だけ。

そんなポイント。

立ち回りとしてはランガンはせずに、上げ潮にしても下げ潮にしてもとりあえずポイントを変えずにやり切って釣れる潮位や流れをチェックです。

まぁアクセスが悪いので移動したくないってのもあります(笑)

これは毎年やっていることですしホームなので釣れる潮位やタイミングはほぼわかってはいるのですが、それでも釣行都度に変化もあったりしてわからなかった事もあるわけでして。

なのでわかったような気にならず、初場所に来たかの様にしっかり観察ですね。

まずポイントに立って思ったことは…

「水温高っ!」

ウェーダーを通して伝わってくる海水温。

外気が低いのもありますが、良くも悪くもびっくりするくらい水温が高く感じます。

「まぁでも寒いよりいっか!」

水温高いからといって僕には水温を下げることはできませんからね…あまり気にしないことにしました(笑)

とりあえず入水して強い流れを体で切りながら立ち位置まで歩いていきます。

真正面から流れを受けると、体が耐えられなくなりふとした拍子で流されかねないので体を横にしながら慎重に。

しまなみの流れで流されてしまったら…まぁ助からないですからね。

たまにゴロタ石なんかに乗って踏み外してしまったときは血の気が引きます。

そしてゆっくり時間をかけてたどり着いた立ち位置。

そうこうしていたら夜に目が慣れてきました。

大潮目前ということもあって月明りがさらに地形や流れを見やすくしてくれます。

「ふんふん…いい感じの流れ出てる。」

まずはブローウィン140Sから流し込んでいきます。

カラーは朧月。

(左上が朧月 右下が日輪)

朧月は僕が考案したクリアベースのグローカラーです。

とりあえず手前から丁寧にアプローチ。

着水点を選び、コースを変えて都度変化をつけながら。

今回の見立てとしてはアジなどのそれなりに質量がある魚を食ってるパターンだと考えていました。

流れてくる餌の中で大きなものを選んで食ってるイメージですね。

なのでブローウィン140Sやスネコン150Sなどのルアーをメインに釣りを組み立ててました。

ですが…いくら攻めてもまったくシーバスからの反応がなくてですね。

「おかしいなぁ…シーズナルな釣りをしているんだけど…」

例年通りならこれで反応は出せるはずなんですよね。

そう…例年通りなら。

だがしかし!

そういえば2025は例年通りとはいかない難儀な1年でした。

春のイカナゴもマツイカも、夏のエンピツサヨリもイワシもそう。

例年通りではありませんでした。

「最後まで難儀な1年だなぁ」

もう上はスッパリ見切ってしっかりレンジを入れていくことに。

ちょっと特殊な釣りなのですが、本流と反転流を利用して1キャストの中で何回もレンジを刻んで流しなおす釣りです。

キャストして回収するまでだいたい7分位は時間かけてると思います。

もしかしたらもっとかも。

これは言葉にするのが非常に難しいのですが、わかる人はわかると思います。

「2回目本流に入ってもう一枚下だな」

「このままベール起こしてもう一回沖に出して下にもつれ込む潮に乗せてレンジ入れて…」

これを繰り返してたら激流の中でシンキングミノーが10m下のシモリに根がかりします。

ここでこう思う方がいると思います。

「シンキングミノーなんだから当たり前じゃん」

言いたいことはわかります。

でもそれはちょっと違うんです。

だがしかし!

ここでは説明しません。

そんなアプローチをしていると…

クンッ…

この釣りをしていると糸は膨れ蛇行し、潮は重いしで感度もへったくれもありません。

ルアーの挙動なんてまったく感じませんし、バイトも違和感程度です。

でもその違和感から一気に糸を張る作業をして、追いあわせです。

これもぶっちゃけあまり意味はないのですが、気持ちよくなるためにしておきます。

そんなこんなで一気に寄せてランディング。

めちゃくちゃいい魚。

ボトム付近で適当に食いやすい底生生物を拾ってるんだと思います。

(胃袋をチェックするとエビやカニ)

これでとりあえずこの地磯のコンディションは少しわかりました。

おそらく食うものがあまりないんでしょうね。

今は熱心に通う必要はないと判断したので、翌日はサーフエリアをランガン。

サヨリを求めて探し回りました。

まぁ…びっくりするくらい何もいませんでしたが(笑)

まぁまぁこんなもんでしょう。

今日はまた違ったエリアに行き、調査してきます。


ROD  ミッドナイトモンスター982SR
REEL  24ツインパワーc5000XG
LINE  レジンシェラー4  1.5号 フロロリーダー6号
Hook  fimoフック
Lifevest fimo オリジナルライフジャケット
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契約メーカー
BlueBlue  山豊テグス  Baricraft  fimo
寺岡寿人

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寺岡 寿人
高知遠征とヒラスズキ https://www.fimosw.com/u/TeraokaHisato/75wj3acjm6vi4x 2025-11-26T22:56:00+09:00 前回の清流鱸から数日後。

またまた高知県にお邪魔していました。

個人的に今とても勉強したいフィールドです。

しまなみ海道から距離的にそこまで重くない遠征ですが、休日だけでなくて時間と体力が残ってたら平日も行ったりしてました。

平日の遠征プランは結構狂ってたと思います。

17時に仕事を終えて、そこから高知へ行って釣りですからね…

移動は往復6時間ですが、翌日は仕事だから釣りは実質2時間ほど。

日中は現場仕事をしている事もあり疲労でいっぱいのはずなんですが、そのたった2時間の釣りにすごくワクワクして疲労を忘れちゃうんですよね。

子供の様に目がキラキラしてしまう。

釣り人って本当にバカで…本当に少年ですよね(笑)

「睡眠不足で明日の現場はきついだろうなぁ」

それがわかってても、たった2時間でもいいから高知で釣りをしたいと思っちゃうんです。

個人的にはそのくらい魅力的なフィールドだと感じてます。

とは言っても僕は高知のことをまだよく知らないのでわかったような事は言えませんが、この先知れば知るほどにどっぷりハマっていきそうな気がしています。

というわけで今回も高知へ行ってきました。

仕事が終わって速攻で行くので、道中はかなり空腹状態。

どこかで優雅にゆっくり外食でも…

なんて欲はありますが、時間とお金がもったいないので自分でおにぎりを作り運転しながら時短エネルギー補給。

飲み物も都度買うのがもったいないので、水筒に水を入れて持っていきます。

結構節約するタイプです(笑)

そしてそして釣り場に着くと急いで慌てず準備を開始。

今回選んだのは河口エリア。

この河口は訪れるたびに地形が変わっている特殊なポイント。

毎度毎度表情が違っていていつも新鮮。

このエリアは波も高くて、しまなみエリアではまずお目にかかれないシチュエーション。

常夜灯などは全く無くてとても暗いところなので、とりあえず目が慣れるまでゆっくり散策です。

遠目に若干見える大きな波が高知に来たと感じさせてくれます。

次第に目が慣れてくると流れや地形を確認。

「おぉ…またこんなに地形が変わったのか…面白いなぁ」

一度も同じ地形を見たことがありません。

「この流れの向きと強度…この地形ならあそこに払い出して、潮位次第ではあそこから魚が入ってきそう」

とりあえずあまり時間も無いので、あらかじめ立ち位置を大まかに選んでおいて釣りを開始。

とりあえずシャローランナーから攻めていくことに。

使用するルアーはアイザー125F。

流れの変化、手前の駆け上がり、沖の瀬。

気になるところを丁寧に攻めていきます。

するとバイトなどの反応は無いけれど、コツンと小魚にの体にルアーが触れた感触。

「お…なにかベイトとなる魚がいるのかもしれないな」

何がいるのかはわかりませんが、どうやら立ち位置はそのままでも良さそうな印象。

「このままやってたら絶対に釣れる」

根拠のない直感。

こういう時は素直に自分の直感に従うことが吉。

このままあと少し潮位が上がるまで投げつ続けることに。

それから20分位でしょうか…次第に潮位が少し上がり、その分ルアーのレンジを入れれるようになったのでスカーナッシュ140Fにルアーチェンジ。

キャストし流し込んでみると、手元に伝わる圧がとてもシックリきていました。

「うわぁ…釣れそう…」

流れの釣りをしている方なら共感してもらえると思います。

あの【釣れる圧】ってやつです。

それから数投目…

手前の駆け上がりをゆっくり丁寧に。

暴れすぎずないように流れに同調させて流していると…

クンッ…グゥゥ…

ゆっくりと重くなる感触。

デカい魚によくあるやつです。

スラッグを巻きで回収しつつ全開でフッキング。

するとデカい頭と魚体を半分くらい水面から出して強烈なエラあらい。

「でかい!しかも首振りが速い!」

「これヒラじゃね!?」

ミッドナイトモンスター982SRを全力で曲げこみ、ガンガン寄せてあっという間に波打ち際。

「うお!めっちゃデカいやん!」

「90近くね!?」

実際のところ90cmあったかはわかりませんが、とにかく大きいヒラでした。

ところが…

最後の最後にヒラが沖へ方向転換。

瞬発的にガーっと走り、締めの強烈なエラあらい…

フッ…とテンションが抜けたと思った瞬間に痛恨のバラシ…

「うそーん!」

なかなかに大きい声で叫んじゃいまして(笑)

いやぁ…残念すぎて5秒ほど凹みました。

でも色々と読み通りで、まだ続く予感がしていたので6秒目には立ち直りアプローチ再開です。

そして次のキャスト…

全く同じブレイクで…

カツン!

今回は金属的なバイト。

「ほらね!やっぱね!」

なんて独り言をいいながら一気に寄せてランディング。



バラした魚より小さく見えるけれど、これはこれで満足なサイズでした。

それから1匹同サイズのヒラを追加して、今回の高知遠征は終了。

いやぁ…めちゃくちゃ楽しかったです。

高知県…また近々お邪魔します。

ROD  ミッドナイトモンスター982SR
REEL  24ツインパワーc5000XG
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寺岡 寿人
僕と清流鱸 https://www.fimosw.com/u/TeraokaHisato/75wj3aceiwh99r 2025-11-11T18:45:00+09:00 僕の清流鱸は、とあるロケから始まりました。

フィールドは宮崎県の耳川。

自然豊かで風光明媚。

とても静かな河川で、聞こえてくるのは清流のせせらぎと野生動物達の声だけ。

日常生活とはかけ離れたそんな河川に挑んだわけですが…

ロケの結果は目も当てられない程に惨敗でした。

完膚なきまでに。

惨敗の理由はたった一つ。

圧倒的な経験不足。

ホームの地磯に没頭してきた十数年。

その結果、触れてこなかった河川の釣り。

耳川を走り回り、釣りをしながら今までの自分を悔い、不安が溢れてくる中で痩せ我慢しながら何とかロケをやり切るわけですが、メーカーや仲間、ファンの期待を裏切る結果となりかなり落ち込んだ事を今でも思い出します。

これは余談なのですが、ロケが終わり1週間くらい同じ夢を見たんです。

耳川にポツンと独りで立ち、釣りしてる自分を上空から俯瞰で見る夢。

何も言葉を発するわけでなく、ただただひたすらに自分で自分を見下ろし続ける不思議な夢。

その意味はなんなのかわかりませんが、毎回「やばい!早く釣らないと!」って目が覚めるんですよね笑

まぁまぁキテました笑

そんな初めての清流鱸から一年とちょっとが経ちました。

あれからの一年は【できる範囲で河川の釣りを勉強する】がテーマでした。

島暮らしの僕は近くに河川がなく、河川に行くだけでお金と時間がそこそこ必要になるんですね。

そして子を持つ親となると、そのあたりの自由度は低く…いや…自由度というより優先順位ですかね。

そんな中でもうまく立ち回り、やりたい事もやる。

それができる範囲でって感じですかね。

そうやって最近は、とある河川に通っていました。

耳川に似た自然豊かな清流。

立つだけであの日を思い出すような空間。

「今日こそは…」

そして、つい先日に初めて清流鱸に触れる事ができました。



美しい魚体に、大きな尾鰭。

「こんな所にいるんだろうか?」から…

「こんな所にもちゃんといるんだ」に変わった瞬間。

すごくすごくすごく嬉しかった。

このサイズの鱸ならしこたま釣ってきたけど、この魚には手が震えて声も震えた。

間違いなく僕には忘れられない魚。

僕は海峡の鱸釣りにおいては突き詰めているけど、河川の鱸釣りにおいては一歩踏み出した程度。

まだまだ語れる事はない。

プロとしてそれはいかがなものかと自分でも思うけれど【できる】を装った所で所詮はハリボテ。

メッキはすぐに剥がれて見抜かれてしまうもの。

だから、これからも透明性を持ちありのままを発信していきたいと考えています。

これからも河川には挑戦し、勉強していくので応援よろしくお願いいたします。

そして最後に…

1人だったから写真は諦めてたのですが、僕が清流鱸をキャッチした時に話しかけてくれ写真を撮ってくださったローカルアングラーの方。

河川についてたくさん学ばせてくれた先輩方。

本当にありがとうございました。

感謝。
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寺岡 寿人