寺岡寿人のfimoブログ https://www.fimosw.com/ 釣果情報・シーバス、メバル、イカ、チヌ、青物、ヒラメ、マゴチ...ソルトアングラー支援サイト、日本最大のWEB釣り大会『凄腕』、釣り動画fimoTVなど(会員登録無料) 僕と清流鱸 https://www.fimosw.com/u/TeraokaHisato/75wj3aceiwh99r 2025-11-11T18:45:00+09:00 僕の清流鱸は、とあるロケから始まりました。

フィールドは宮崎県の耳川。

自然豊かで風光明媚。

とても静かな河川で、聞こえてくるのは清流のせせらぎと野生動物達の声だけ。

日常生活とはかけ離れたそんな河川に挑んだわけですが…

ロケの結果は目も当てられない程に惨敗でした。

完膚なきまでに。

惨敗の理由はたった一つ。

圧倒的な経験不足。

ホームの地磯に没頭してきた十数年。

その結果、触れてこなかった河川の釣り。

耳川を走り回り、釣りをしながら今までの自分を悔い、不安が溢れてくる中で痩せ我慢しながら何とかロケをやり切るわけですが、メーカーや仲間、ファンの期待を裏切る結果となりかなり落ち込んだ事を今でも思い出します。

これは余談なのですが、ロケが終わり1週間くらい同じ夢を見たんです。

耳川にポツンと独りで立ち、釣りしてる自分を上空から俯瞰で見る夢。

何も言葉を発するわけでなく、ただただひたすらに自分で自分を見下ろし続ける不思議な夢。

その意味はなんなのかわかりませんが、毎回「やばい!早く釣らないと!」って目が覚めるんですよね笑

まぁまぁキテました笑

そんな初めての清流鱸から一年とちょっとが経ちました。

あれからの一年は【できる範囲で河川の釣りを勉強する】がテーマでした。

島暮らしの僕は近くに河川がなく、河川に行くだけでお金と時間がそこそこ必要になるんですね。

そして子を持つ親となると、そのあたりの自由度は低く…いや…自由度というより優先順位ですかね。

そんな中でもうまく立ち回り、やりたい事もやる。

それができる範囲でって感じですかね。

そうやって最近は、とある河川に通っていました。

耳川に似た自然豊かな清流。

立つだけであの日を思い出すような空間。

「今日こそは…」

そして、つい先日に初めて清流鱸に触れる事ができました。



美しい魚体に、大きな尾鰭。

「こんな所にいるんだろうか?」から…

「こんな所にもちゃんといるんだ」に変わった瞬間。

すごくすごくすごく嬉しかった。

このサイズの鱸ならしこたま釣ってきたけど、この魚には手が震えて声も震えた。

間違いなく僕には忘れられない魚。

僕は海峡の鱸釣りにおいては突き詰めているけど、河川の鱸釣りにおいては一歩踏み出した程度。

まだまだ語れる事はない。

プロとしてそれはいかがなものかと自分でも思うけれど【できる】を装った所で所詮はハリボテ。

メッキはすぐに剥がれて見抜かれてしまうもの。

だから、これからも透明性を持ちありのままを発信していきたいと考えています。

これからも河川には挑戦し、勉強していくので応援よろしくお願いいたします。

そして最後に…

1人だったから写真は諦めてたのですが、僕が清流鱸をキャッチした時に話しかけてくれ写真を撮ってくださったローカルアングラーの方。

河川についてたくさん学ばせてくれた先輩方。

本当にありがとうございました。

感謝。
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寺岡 寿人
仕事帰りにアオリイカポイント発見 https://www.fimosw.com/u/TeraokaHisato/75wj3ach9u24d8 2025-10-23T13:51:00+09:00 本業を終えた後の釣り。

8時から17時までしっかり働いた後の自由時間。

この日は子供の塾の送り迎えや、家事も特にないから完全に遊びつくせる日。

釣りをして…記事を書いて…編集してと集中してやりたいことをやれる日。

とりあえず時間はあるから仕事帰りに海岸線を走ってみた。

もうすっかり秋で…日が短くなり…帰り道にはちょうどいいタイミングで美しい夕日が見れる。

私はこう見えて小さなことでいちいち感動したり、幸せを感じたりする。

「うおぉ…今日の夕日めちゃくちゃ綺麗じゃん」

なんて言いながら海を眺めてた。

そしてやっぱり釣り人なのか徐々に目線は下がっていき、いつのまにか海を観察するわけで。

干潮のタイミング。

「ここにこんなシモリあったんだな…」

「反転流がかすめるドシャローにいい感じの地形あったんだな…」

「これって潮位が上がってきて本流が近くなるといいピンだよなぁ…」

すると…

「ん?なんかここってアオリイカ釣れそうじゃね?」

「普段は干潮しか狙わないポイントだけど立ち位置上げたらアオリイカいけそうよな」

シーバスは自分が水面に近いほど釣れるから潮位が高い時は気にしてなかったスポット。

だけど、最近はアオリイカにも力を入れてるからかこのスポットにアオリイカがいるイメージがしっかり湧いてきた。

そうなると…いてもたってもいられず…

すぐさま帰宅して釣りの準備。

釣り場に着いた頃にはしっかり日が沈み、満ち潮の流れが強くなってきてた。

あわせて潮位も上がってきていて見立てた時合いまであと少し。

とりあえずもう少し潮位が上がるまで本流でエギを流していくことに。

アップクロスにエギを入れて糸を出してカウント10。

ダウンに切り替わる前に竿をあおってラインをたてる。

抜けどころでもう一回カウント10。

そこからまたラインをたててアプローチ開始。

それを20分くらい続けていると…

流れにのってズッシリと重かったから1kくらいかと勘違いしてしまったが、それでも悪くないサイズのアオリイカ。

とりあえず満足。

そうこうしてたら潮位がいい感じになっていた。

「さてさて…見立てどおり釣れるかなぁ」

「これで釣れたらニヤニヤ確定だな」

なんて考えながらスポットまで歩いていく。

とりあえず湧昇流の雰囲気を掴んでいった。

というのも湧昇流は結構複雑で本流の強さや向きでガラッと表情を変える。

着水点次第で右にも左にも手前にも奥にも流れる。

数投して流れを理解し判断していく。

結果…

「本流が近いうちは無理だ…対応できん…」

「数分後の本流が離れた一瞬を狙おう」

そう判断した。

潮が満ちきるまでの6時間。

その間に海峡の流れは強くなったり弱くなったりを何回も何回も繰り返す。

その弱くなったタイミングを釣ることに。

場所と時間によって全く違うけれど、この日のポイントは流れが弱るのが時間して約5分くらいかと思う。

その5分をしっかり釣っていこうと。

そしてその5分を何回か繰り返し…


「いやぁ…気持ちいい」

サイズも悪くないし、なにより見立て通りが最高にニヤニヤする。

そこから立て続けに釣れて完全に満足した。

「もう帰ってやることやってゆっくり寝よう」

と帰路についた。

気づけば家のフリーザーはアオリイカでいっぱい。

アオリイカはとても美味いからこれもまたニヤニヤする。

次は知り合いが教えてくれた塩辛にでもしてみようと思う。
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寺岡 寿人