ぼくの考案したシェリー125SSのfimoオリカラ「ミヤキリBB」
沢山のご応募ありがとうございます。
当選し、ご購入下さった方は是非使ってじゃんじゃん釣っちゃって下さい!
さて、つい先日釣具屋店員を卒業し、また以前の職種に戻る事にしました。
記念に何か買おうと思い、ずっと気にはなっていたけれどインプレが全くと言って良いほど出てこないロッドを購入致しました。
メーカーサイドのインプレはあるものの、ぼくらユーザーからのインプレは探す限りゼロ。
ボートロックやボートシーバス、ちょっとした2オンス程度のビッグベイトやオカッパリでのピン撃ち、ウェーディングでのシーバスやロックフィッシュ、アカメ。
なんでも出来ちゃうのに!?
fimoモニターとして、ブログにインプレ記事書くのにめちゃくちゃ面白そう!
というワクワクとロッドとして面白いギミックがあり、購入
そのロッドとは
モンスターキスの蜃気楼シリーズ 「ONE-SITE69///80MHC」
シーバス向けに作られたマルチピースロッドでなんと7ピース
働いていたお店で届いた連絡があったので引き取って来ました
|ロッドの特徴
まずロッドの特徴としてモンスターキスというロッドメーカーはパックロッドやを生産しているメーカーであり、フロッグなどのルアーも手がけている
ディアモンスターシリーズが有名でいわば海外遠征などモンスターとも闘う事を視野に入れたマルチパーパスロッドが軸になっているようです。
ぼくが購入したオンサイトは7ピースで仕舞寸法46cmのベイトシーバスをメインに考えられたロッド
付属のロッドケースから出すと1本1本袋に入れられており、ワクワク
1本1本袋から出すとこんな感じ
そして繋げてリールと合わせるとかっこいい!
合わせるのは37mm径の21アンタレスDCXGにPE2号リーダーナイロン35ポンド
そしてこのロッドの特徴が
69、73、76、80で4段階に長さを変えれるという事
赤と緑で線を引いたパーツで長さを変えることができ、赤線で引いたエクステンションシャフトを他に持ってたら更に長く出来ちゃうじゃん!
と感動しました。
同じ蜃気楼シリーズのスピニングにニュードーンとエスリアというモデルがあり、そのモデルのエクステンションシャフトがD-11というオンサイトと同じ型なので互換性、追加が可能との事
まぁ、パーツ売りはディアモンスターの様にはしていないみたいなので他のロッドを持っていたら。ですが笑
| キャストフィール
早速近くの河川で振ってみると高弾性素材を使っているだけあってハリがある
同じレングスでMAXウェイトが倍あるツララのエルホリゾンテ80よりハリがあるおかげで硬く感じるもラインを持って引っ張るとエルホリ80より曲がる
まず最初に投げるのは
ポジドライブガレージのスキニーズ88S
ルアーウェイトは7gでMHのベイトロッドで扱うにはかなりキツそうなイメージですが投げれちゃいます。
飛距離もスピニングには及ばないものの、軽量ルアーはリールの性能次第(スプール径、幅、重量、ブレーキ)によって下限は変わると考えています。
直線的に出ていくベイトタックルにラインの太さはスプール内での目減りによって飛距離が若干落ちますが、太さによる抵抗で変わるというのはほとんど無い
そのため、34mm〜37mm径のスプールならシーバスで扱う軽量ルアーもある程度はこなせるロッド性能だと思います。
そしてロッドがブレる事なくバシッとキャスト出来る。
軽量ルアーを投げる場合、69の長さで投げるとバットが細くなるのでタメが効きやすく投げやすくなります。
次にバーティスR140S-SSR
この辺のルアーが1番ベイトシーバスに使われやすいかな?と思うも投げていなかったので別日にブレーキを調整してフルキャストすると
気持ちよくスパーンと飛んでいく
そして釣れちゃう
他にもカタクチジョニーやモンスタースライダー160Fも投げ、ジョイクロマグナムまで....
ウェイトオーバーのルアーを投げるのは完全自己責任で
80の長さで18〜のシーバスルアーは気持ちよく扱える
73、76でも扱えるものの、どちらかというとピンに入れやすいレングス
80は重量級のルアーをペンデュラムで投げるのにかなり使いやすい
長く継ぎ足す分、バット部分が太くなるため安心感は出てくるものの、ティップセクションはかなり細いので要注意
| 魚を掛けてからのフィーリング
スキニーズで1投目から60センチ無いぐらいのシーバスを掛けたのですが
思っていたよりもベリーまで柔軟に曲がる
そのおかげでゴリゴリ巻いても魚暴れるのに追従してくれてフックへのダメージもほぼ皆無
(こんなに錆びてるのに)
追従はするけれど、高弾性素材のためか、バットまで曲げようとすると反発力もあるので魚も寄せやすい
なんだこの竿すげぇ
パックロッドってダルさが欠点って言われていたのに全然ダルさを感じない。
掛けてからもパワー負けはしない
なんなら2ピースのロッドよりもシャキッと投げれて復元力もあるんじゃないかと感じるほど。
でもパックロッドなのにそう感じるのには何か理由があると思って考察してみました。
| 実は継ぎ数が多い方が復元力、ハリ感は出しやすい?
嘘だろと感じるかもしれませんが、これは釣り以外で実際に経験のある話と理論によってこう考えたんです。
中学校から弓道をしていて、高校では全国大会も優勝し、大学3年生のうちに五段も取得していたので弓道の実力には釣りよりも自信があります。
指導者としても全国経験はあるので...
弓道の道具で学生が使うのはカーボンかグラスで出来た弓にジュラルミンかカーボンで出来た矢
その方が安価で大量生産もでき、管理もしやすく、軽量
ですが、今でも職人さんが一本一本竹を使って弓矢を作り、好きな職人さんの弓矢を使う称号者、つまり上級者がほとんどです。
理由としては体に優しく真っ直ぐ飛ばしやすいため
なぜ体に優しいかというと竹の性質上、カーボンやグラスの弓よりも反発力による振動が無に等しいぐらい少ないため。
反発による振動が少ないという事は矢でも直進性能は出ます
なぜ振動が少ないのか。
それは竹にある節
矢で説明をするとこの様に一定の位置に4箇所節があるのがわかると思います。
この節が弓にもあり反発による振動を消してくれているのです
なぜ振動を消すのか。
画像の矢を1本として見るのではなく、節から節までを1本として見るとどうでしょう?
学生時代に手遊びで鉛筆弾いて消しゴム飛ばしませんでしたか?
長い棒を曲げて弾いた時と短い棒を曲げて弾いた時で反発の強さや復元力が違うのがイメージ出来るかと思います
発射時に矢は上下左右にうねりながら飛んでいきますが、竹矢の場合4箇所節があるため本数としては短い5本の棒をうねらせながら飛んでいる状態になり短ければ短い分早く収束しようとするので真っ直ぐ飛ばしやすいんです。
強制的に素材によるハリを持たせたカーボンの矢は竹矢の様に収束が早いわけではなく、節の無い硬い1本の棒なのでミスをすればうねりが収束する事無く飛んでいきます。そもそも初速からのうねりは太く硬く厚く作ったカーボン矢は少ないけれども。
その考えでいくと最長レングスで7本継ぎのオンサイトは
曲がりが良く収束が早い
短い棒の集まりなのでハリ感が出しやすい
という事になると思いました。
| 良いことばかりでは無い欠点
ここまで述べておきながら欠点が3つぼくの中ではあります
①まず、重い!
80で使用する際はなんと220g
ダイワの手に取りやすい価格のパックロッド、ラテオの93MB-4で154gの自重
ラテオでも充分ハリもあるロッドではあるものの、継ぎ数が少ない分の携行性はオンサイトほどは無く、仕舞寸法76cm
86MLB-4でも70cmとスーツケースのサイズによっては斜めでギリギリかな?という感じ?
その代わり継ぎ数が少ない事もあるおかげでラテオの方が軽い!
オンサイトはバランスがかなり取れて入るので先おもり感も少なく脇に挟めるほどのグリップ長はあるので言うほどの重さは感じにくいかもです。
②マーキングされていないのでセンターがわかりにくい!
大雑把なぼくでも案外気にする部分です。笑笑
ロッドブランクスってカーボン巻いた際に重なり合って硬くなるスパインと呼ばれる部分があるのですが、ジョイントがズレてセンターに合っていない場合、曲がりに少なからず影響すると思っています。
ねじれ強度もスパインがズレる事で悪い方向に行きそうと思うので、ジョイント部分にマーキングは欲しかった...
マーキングが若干ズレてても覚えてしまえばそこに合わせるだけなので楽
そして
③最後のデメリット
これはある意味メリットなのかもしれませんが
免責保証一切無し!
購入価格が税込49,500円
まぁパックロッドの中では1本あったら良いな買おうかな?と迷える金額
高すぎず安すぎず。(釣具に関する金銭感覚がおかしいのかも)
でも決して安くは無いロッドなのに免責保証無いだと!?
と思っていたのですが、パックロッドの性質上、1箇所に対する修理費って安いもの
大体免責無しでのロッドの修理費用は定価の半分ほど
ざっくり5万を7で割ると7千円ちょっとなのでまぁうん。許容範囲内過ぎるなという感じ。
そう言った意味ではある意味メリットになるパックロッド。
近年パックロッド市場もかなり需要が高まっており、各メーカーから出てきているものの、多段階で可変出来るパックロッドはあまり見ないので満足しています。
気が向いた時ぐらいしかベイトシーバスやらないんですけどね。笑
あ、先ほどの竹矢、1本でステラぐらい
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