一人真鯛祭りin五島列島

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1月4日(金)

年末の帰省から“一足先に”福岡に戻った。

嫁様に実家でゆっくりしてね、ってニヤケ顔で。

アンタ下心丸見え!!

歪んだ家庭・・・

いや、これも釣りと家庭の立派な両立です!



翌日、翼を手にした自分が向かった先は、呼子漁港。





今年の初釣は五島列島。

年末は幾度となく荒天に阻まれしばらく行けなかったので、素直に嬉しい。



呼子漁港8時半出船予定に到着したのは朝の7時。

睡眠もバッチリ!



今回もお世話になるのは、瀬渡し船せいりょう。

常連さん中心で手際よく船に荷物を積み込み予定時刻より早く出船。



気になる天気はくもり一時雨の予報。

窓からのぞいた空は低い雲が垂れ込めている。





海は凪である。
こいつも段々と時化てくるとのことだが行きしの船中は至極快適。



降り立つ磯、これから出会う魚、それらを相手にどんな釣りを組み立てるか・・・

いつものそうだが、そんなことがぐるぐると頭を反芻し結局眠れない。



11時頃に目指すエリアに到着。

スロットルが緩んだのは若松島と奈留島の間、水道筋になる通称“滝ヶ原”と呼ばれるエリアである。





せいりょうは有名ポイントでなく、思いがけない穴場的磯に渡してくれることが多く、毎回楽しみにしている。

無論、船長長年の経験と実績に基づいたポイント選択であり信頼のおけるものばかり。



そして今回自分が降り立った磯は、奈留島側に位置する無名の磯・・・




船着こそ、独立した大きな岩からなる足場の高い釣り場だが、左右にはワンド、ゴロタ場といかにも地グロが潜んでいそうな場所が連続している。

船長がおおよその地形と狙いのタナのアドバイスを告げ、せいりょうは走り去っていった。


いよいよ1人18時間耐久Fishingスタートです。


日中は生×2枚。配合1袋。

竿1.5号-53。道糸・ハリス1.75号でスタート。


餌を撒くとさっそく餌取り大集合。正体はどうやらスズメダイ。

メインは夜釣りなので、日中釣りは一生懸命釣りはしない。 ←これだから繊細なフカセ釣りがなかなか上手くならない(汗)

釣りをしながら水深や地形の把握と、夜の立ち位置や取り込み位置を確認しながらイメージを頭にしっかりインプットしていく。


交通事故的オナガを期待したが終始エサ取りの活性は高く、日中釣りではクチブト30cm前後のサイズが中心となった。



18時過ぎ。あたりも真っ暗になり、いよいよ本命の夜磯突入。

撒きエサはボイル(L)を4枚。配合は使わない。

夜フカセタックルは2号-5.3m。
以前は3号使っていたが想定サイズは40~50cmクチブト。
取り込みもタモ入れするので軽さ、取り回し重視で2号に。
いまのとこ一番しっくりきてます。
(タモ枠はデカイの。60cm使ってます)

糸は道糸5号。ハリス5号。針は真鯛王の8号。

リールはシマノ4000番(ナイロン5号が100m巻ければok)


日没~2時間程度船着から磯際を中心に探っていくが、良型のソイのみ(汗)

まともなサイズがなかなか出ない状況に場所移動。


右手サイドに広がるワンド状のくぼみに点在するシモリを探るイメージで打っていく。

日中はこんな感じ。

手前は底スケスケで、え!?ここでって感じの場所。

でも、夜になるとすんごいの。





ウキ下は1~2ヒロ。

幸いに早々に結果が出た。


地グロ40~44cmを3枚。払いでた潮に乗せたらオナガ45cmも飛び出し、なんとか心を繋ぐことができた・・・


アタリも遠のき、水道筋では潮がキレてきているのが分かったのでカゴ釣りにチェンジ。


今回の1つのテーマがカゴで真鯛を釣りたい!!

九州に来てから初めてカゴ釣りを始めたが、なんかしっくり来ない。
思えば、ただ漫然と投げ、流す釣りをしていた。
それを反映するように思ったように釣果もでず、行き詰まり状態。

今回は、カゴにこだわてレベルアップしたかった。


船長からは、カゴのタナは竿1本と聞いていたので、それでスタート。

竿は遠投4号5.3m
道糸10号ハリス8号。
カゴは12号。針は真鯛王12号。付け撒餌、ともボイル。


とにかく底ギリギリを仕掛けが流れるように、流すライン毎に根がかりするタナはどこか探るべくこまめにタナ調整。

潮の流れに合わせ道糸の送りを調整。

ハリスにガン玉うったり、長さ変えたり・・・

どれも基本中の基本なんだけど(汗)


エサを効かせる意味でも最初は手返しはなるべく早めて、タナを意識しながら打っては流してを繰り返す。


開始から1時間。

一人芝居の様相が色濃くなってきた。
普段なら心折れるが、とにかく投げ、仕掛けを海に入れる時間を長く、ながく・・・


ガンガンに流れていた潮も幾分緩んできた。

流すラインを5mの間隔で刻んでいき、約30mくらい先に投げられたウキは左から右へ流れていく。

歩く速さ程のスピードで。

さっき根がかりした場所付近を仕掛けが通りすぎようとした時に、浮遊していた光が海中に吸い込まれていく・・・


その光景を脳が現実を判断できず、一瞬を眺めていた。


その直後スプールから強烈な勢いで糸が引き出されて我に帰りなんとかアワセる(汗)


コンタクトした瞬間に良型と分かる重量感。


4号竿を絞り込むが手に負えない相手ではなさそうだ。


重量感とスピードからグレではなさそう。真鯛か、コロ鯛か・・・


とにかく相手の正体を確かめたい一心でテンションを積極的にかけプレッシャーをかけ続けると、ようやく浮いてきた!


ほの暗い月明かりに照らされた海面に浮いた魚体を確認する。


本命の真鯛。しかも良型!!




(タモ枠60cm)


真鯛50オーバー。

余韻に浸ることなく、手早く神経〆をして釣りに取り掛かる。


さっきと同じラインを重点的に流す。

潮は止まりかけており、徐々に左に流れをかえていた。


そして直後に、もの凄い勢いで浮きが消え去った。


今度は瞬間を見逃さず、ストロークをしっかり取ってアワセも決まった。



で、でか・・・



さっきとは比べモノにならない重量感。



強烈な走りに竿ごと伸される。


なんとか体制整えるがしばらくは間合いを縮めることもできずにらみ合い状態に。


竿はバットからぶち曲がり、糸がぎりぎりと音を立てる。


全身の毛穴が開き、血が沸き立つ。たまらん。


まだまだ相手は遠く走られたら切られるな・・・


ギリギリまでテンションをかけ30mくらいまで寄せてきた。
まだウキの灯は見えてこない。


一進一退でなんとか浮かせたが、まぁデカイ。




タモに入れるのも一苦労で全身汗だく・・・



ででーん、とな。




72cm!!


もちろん自己記録ですぜ。


このサイズになると食味はあんまり期待できないんだけど、、、


そのあとも50オーバーを1枚追加!




一人真鯛祭開催です。

その後もフカセで地クロを追加。


クロ 35~45 12枚
真鯛 50~72 2枚
ソイ  25~40 2枚


とまぁ、運に恵まれ寒さも吹き飛ぶ好釣果でスタートなのでした!






そしてこの翌週に男女群島行ってきました!!

その釣行記も近日中にUPします。

未だ燃え尽き症候群の後遺症ですが。

あー夢のような1ヶ月だった!



オヤスミナサイ。

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