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ルアー開発日記 28 ホントにロールは偉いのか?

  • ジャンル:仕事
ルアー開発日記 28 ホントにロールは偉いのか?
 
先日、非常に目からウロコな話を、ある人から聞いた。
その人は例えるなら変人なのだが、コアな部分で話をしていくほど、非常に真摯な常識人。
そして、商売の都合ではなく、魚の生態からルアーを作っていく、数少ないビルダーでもある人。
 
「視覚で言うならね、後ろから見るとロールは小さく、ウォブリングは大きい。そして魚は、大きいものが小さくなれば逃げられるという錯覚に陥る。これ、最後を深いバイトにするには物凄く大事だよね」
 
よく、「ロールが釣れる!」と聞く事が在る。
個人的にもそう思う節が多々あった。
 
でも、本当だろうか?
ただの流行り言葉じゃないのかな?というか、たまたま良く釣れるルアーがロールして居るだけで、良く釣れてる理由は別なんじゃないのかと。
 
という悩みの最後の砦を崩してくれた。
 
タピオスのどう考えてもロールしにくい形状に、無理やり在る時点でロールを入れるメリットが、はたして「流れの中での安定を捨てるほど大事なのか?」と思ってたが、霧が晴れたように答えが出た。
 
やっぱ、トゥイッチ&ジャークでは、横に動くだけのアクションよりも、発生するヒネリの方向が肝だよな・・・
 
ただ、それやると、バランス崩れやすい・・・
 
タピオスは確かに港湾ルアーだけど、私は絶対に川の中で使いたくなるのは判っていた。
 
その時に、どこまで許容できるか・・・のバランスに悩む。
 
 
形状だけで言うならば、ロールをしにくくした。
そもそも、形状なんてのはアクションを決める要素の中では、たったひとつに過ぎない。
逆に、ロールしにくい形状を他の要素で動かせば、それは押しの強いアクションといえる。
 
回数/秒(ピッチ)は別でね。
 
ロールしやすい形状で激しくロールして居るなら、それはアクションとして実は弱いともいえる。
正直、ここがルアー作りを面白くしてくれる部分でも在ると、最近思うようになってきた。
 
 
 
ダラダラとアクションについて思うことを書いた。
が、ぶっちゃけ、ホントに何が良いのかは、魚に聞かなきゃ解らんww
得られているのは結果だけ。
 
常にフィールドの状況は変化する。
そして、ルアーは物理。
 
それだって「あぁすればこう動く」と言うだけで、じゃぁそれが魚に対しての答えなのか?となると、じつはまったく話しが違う。
 
一番大事なのは、魚の事を知る事だと思う。
その時に、「あぁ、この魚、コレを欲しがっている(嫌がっている)な・・・」というフィールド側のデータは絶対だよね。
 
そうすると、いかに環境で魚たちのコンディションが異なるかに眼が行く事になる。
その時のインスピレーションを、物へと変えていくのがビルダーの力であり絶対的な物理の世界。
 
今はひたすら、トライ&エラーの繰り返しから、積み上げている事が楽しいです。
 
まぁ、ゆっくりやります。
 
そして、ロール万歳信者(私も含めてw)には悪いが、やっぱりロールだから釣れる訳ではない。
 
ある時は、フルロールオンリーのルアーが良い時も在る。
 
随分前だけど、ハンドメでそういうのを作って行って、干潟で友人をまくった事が在る。
ありゃぁ、腕は絶対に負けてる相手だから、明らかにルアーの勝利だなww
 
ただ、一回良い思いをすると、まるでそのルアーは神様のように祭り上げられる事が在るが、作り手がその思い込みに嵌るのは危険。
当然、違う時に逆の事がおきるのが当たり前であり、それを見つけていく事がアングラーの技量なのではないか。
 
ついでに言うなら、リトリーブ速度でアクション変化するルアーって、やっぱり良いよねと。
それをどの速度域で発生させるか、またはどういう時に勝手に起きるのが良いかは、フィールドや状況で異なる。
 
だからアングラーは、その変化点の始まりを理解して、ルアーを使ったほうが絶対に面白い。
ただのリトリーブのなかに速度変化を入れれば、食わせた感を何時もの倍以上に得られるのだから。
 
気が付かないでやってくれても結果は一緒だけど、面白いのは断然コッチだと思う。
 
ルアーは物理。
だけど自然はカオス。
 
その隙間に居るから、釣りが楽しい。

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続く

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