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放射能汚染とカサゴ

  • ジャンル:日記/一般
先日の釣行で釣ったカサゴを、どうやって食べようかと。
 
 
ソコソコのサイズだったので、刺身もいけるんじゃないか♪と思ってましたが、なんだかんだと忙しく食期を逃してしまい・・・(涙)
 


 
素揚げになりました。
塩は久米島産の甘みの在る物を使い、小皿に盛った塩にチョンっと身を着け、スコッチちびりちびりやりながら。
 
美味いねぇ~♪
やっと冬が来たな(笑)
 
 
一つ、悲しかったのは、例の東京湾放射能汚染の事が頭を一瞬よぎった事。
 
釣ったのは湾奥ではないのですが、頭にそういう事がある事態、とっても悲しい事実です。
 
東京湾の潮の動きとか、外部からの浸入する水の向きとか、釣りやっていた人間だからこそ知っている事は沢山あるわけで・・・
今回のカサゴは場所的にも外洋、黒潮が指してくる向きで釣りました。
 
たまたま釣り人で、知ってる事だから言えるだけです。
 
一概に「東京湾の魚は放射能汚染で食えない」と言う人の気持ちも解るけど、じゃぁ海外から「日本の魚は全部ダメだ」と言われたらどう思うのか。
 
程度って難しい(汗)
その全てが拒絶されてしまうというのは、ちょっと残念な気がします。
 
 
東京湾は世界に誇れる漁場です。
黒潮が差し込む深い入江、その奥には豊富な山の栄養を運ぶ大きな河川。
沿岸には広大なシャローがあり、湾の中心は深い地球の亀裂である海溝が差し込んでいます。
 
本来は水の循環が優れた環境であるはずなのです。
 
しかし、上流にダムがあるために川は痩せ、土も水も供給されなくなりました。
港湾は埋め立てが進み干潟がなくなったことで、干潮で干上がる場所が減ってしまい際の水が何時までたっても同じところにいます。
 
毎年大量発生すすプランクトンは、その淀んだ水と土壌で発生し、また死骸となってソコに降り積もります。
当然、そこへアスファルトの上を流れてきた水が運んだ、放射性物質を含む塵や砂が堆積していくのです
 
チェルノブイリの時の日本の影響データを下に、ピークは2年半後と思っているかもしれませんが、蓄積されていく量が増える可能性を考えると、個人的には2年半はまだ過度期になると思っています。
 
NHKの番組で言った2年半後がピークという言葉は、「チェルノブイリ事故発生時に「日本で測定した大気中放射能」のピークが、発生から2年半後だった」と言うことです。
大気開放で2年半・・・という事は、それが現在は地上に落下し、雨で集約されて河川に入るのですから、とうぜん海のほうが影響が出るのが遅いはずです。
放射性物質は「集まった量の問題(濃度)」であり、その集まるメカニズムは番組の通りかと思います。
 
あのエリア、知る人ぞ知る、アサリの名産地です。
 
また、埋めてたが進んでもなおシャローを残す湾奥の在るエリアは、東京湾奥全体が貧酸素水に覆われた時に、そこを見渡せる橋から見ると真っ黒の水に見えます。
それは、十分な太陽の光りが届くシャローと豊富なストラクチャーのかげで群生した牡蠣が、恐ろしい速さで水を浄化していくからです。
彼らはプランクトンや塵を水と一緒に体内へ取り入れ、水だけを外に戻します。
 
今後、貝類には大量の放射性物質が蓄積するかもしれません。
貝は魚に比べ、移動する距離が短いのが特徴です。
貝は死んで土になりますので、先ずは第一段階の水の汚染を浄化する速度で働き、やがて死に、土中の微生物の肥しとなるはずです。
 
また、プランクトンや魚の死骸をエサにするカニや蝦蛄やゴカイのような生き物も、同じように堆積し、あるものは捕食され、また死に、微生物に分解されてサイクルに組み込まれると思われます。
 
注視すべきは、その後、必ず同じ道をたどるのではなく、様々な方法で多くの生き物に「集めた栄養」を分配する仕組みが自然界にはあることです。
 
当然、捕食を含め、分配は摂取する側からは集約ですから、それを得る人間はは様々な問題が発生しうると思いますが、結局は「濃度」で考えると、集約された魚類なんかは外の海にも出て行き、やがてそのどこかで死を向かえ、拡散されていくという事かもしれません。
湾奥で沸くバチも、スズキが捕食して外洋へと運びます。
 
東京湾は閉鎖水域ではないので、赤木大沼の公魚の異常濃度とは少し意味が違うと思ってます。
 
私達が学んできた食物連鎖は、ピラミット型の上に行くほど集約される図式なのですが、あれも「生息する数」をあらわしたものであり、では全ての集約がその同じピラミッドなのかと言われると、異なる大小様々な連鎖の輪が、それぞれの場所で行われていると考えるべきです。
 
その連鎖の輪が一部リンクするところに営む生物が、拡散する為の媒体となっていくのかもしれません。
 
自然界に生きる人以外の全ての生き物達が、人間のしでかした罪を命のリレーで薄めてくれている絵が見えてきます。
 
 
結局は、自然のあるべき姿(素早い命の循環)を早く取り戻す事しか、解決方法は無いのかもしれません。
放射能は様々な生物へ影響を与えますが、今の東京湾はいっぺんに全ての生き物の生命活動に終止符を打つものでは在りません。
しかし、今回の放射能の問題とはまた別に、常に東京湾の自然は人間の脅威に脅かされています。
 
生物層が貧困になれば、放射能の拡散も遅れることでしょう。
 
 
 
釣り人ができる事はなんなのか・・・を、ここ数日考えていました。
 
羽田に下りる飛行機から見る、美しい水辺の街。
夕方の満潮には、オレンジ色に輝く水路と近代的な高層ビルが、とても幻想的な景色となって、目に飛び込んできます。
 
そこの生きる、様々な生物と人との関わり。
 
豊かな自然が溢れるほどある東京湾の事をより多くの人に知ってもらい、それを守る事で人々の生活に幸をもたらす事を理解してもらい、アングラーとしてその歯車の一つになれればと思います。
 
そういう情報を一メディアアングラーとして、出し続ける勇気も必要なのかもしれません。
 
カサゴかじって、決意しました(笑)
 

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