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▼ ハンドメ作成5
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2週間にわたって掲載してきたハンドメイドルアーの作り方も、やっと今回が最後。
まさか5回になるとは思わなかったなぁ。
その1はコチラから。
その2はコチラから。
その3はコチラから
その4はコチラから
さて、前置きが長くなるとまた終わらないので、前回からの続きをさっさと。
ボディーのシルバーの後にドブツケを1回やってから、顔のアルミを張る。
顔はメイクの最重要ポイント!と、ビルダーの皆様が言いますw
先ずはデザイン。
紙にアウトラインを引いて、ペンで顔を書く。
どういうのが良いかは、正直言って私には解からないけど、自分が納得いけばいいんじゃないかなと思う。
また、模倣(マネ)をするのも良いと思う。
模倣というのは全ての画家が通る道。
紙をアルミテープにあててカットし、ポンチを使って目の部分を先に抜く。
なお、顔のアルミをボディーの色を塗る前に貼るのは、最近の私の好みの問題。
昔は色に顔が沈まない、くっきりと顔だけが浮かぶのが好きだったけど、最近は全体的な調和で色を上からアルミに乗せるのが好き。
順番は、ボディーアルミ→ボディーシルバー→顔のアルミ→色付け→目玉入れ。
もしも「いや、顔はハッキリ出したいから、色を乗せない!」と思うなら、この工程は後に回せばいいと思う。
ポンチの穴に合わせ、アルミを張る。
ボディーの時と同じように、台紙を半分だけ剥がして目を先に合わせれば、そんなに難しくない。
あ、そうそう、線や文字は、シャーペンで書く。
その後、シャーペンのシリコン部分を使って、しっかり伸ばしながら張る。
貼ったら、エッジの部分を1000番で研ぐ。
そしてドブツケ2回。
もちろん、毎回砥ぐ。
理由は段差を出来るだけなくしておきたいから。
これをやるかやらないかで、仕上げのセルロースの回数に影響が出る。
なお、顔を張る前に一回ドブツケをしたのは、この時に色流れで顔にシルバーが回るのを防ぐため。
8時間の乾燥をしたら、色を塗る。
色はお好きに(笑)
今回はこの順番で塗った。
まぁ参考程度に。
注意点は、とにかく厚塗りを避ける!
垂れる云々ではなく、この後の工程でひび割れが起きたりするので、とにかく全体的に薄く色を乗せるようにする。
(セルロースの収縮に引っ張られる)
なお、私のエアブラシは超安物だw
缶スプレーよりも良いなぁ~程度。
そんな事よりも、この「吹き付けお試し板」の方が重要。
塗装は、希釈(濃さ)と圧力と吐出量のバランスなのだけど、色を作ったら必ずいきなり塗らずに一回この板に吹いてみる。
どれぐらいの握り&速さだと、どうやって垂れるか・・・を知っておくのは大事。
遠くからパラパラとやれば失敗はないと思われるかもしれないが、そんな事やっていると何時までも色はノラナイしサイドに回った塗料がアルミを台無しにする。
この「色塗り」はホント経験を積むしかない。
まぁ、何度も失敗するのも良い経験だと思う。
失敗したら、ラッカーシンナーでふき取って、顔を張った後のドブ漬けのとこからもう一度やれば良いだけ。
色が乾いた(薄いから30分も在れば乾く)ら、目玉を付けちゃう。
下に瞬間接着剤を使い、かなり強い力で押し付ける。
次にセルロースセメントを50%程度にシンナーで希釈(多めに作っておく)し、吹き付け→乾燥を繰り返し、「色の上にセルロースの被膜」を作る。
なお、ツルツルの仕上がりにする必要はないけど、厚みを出すイメージは在ったほうが良い。
これは最後の魔の工程、仕上げのセルロースドブ漬けの為の準備。
セルロースのメリットは、下地を強い溶剤で溶かすことで結びつきが強くなり、積層にならないので剥離が起きない事。
しかしこれはデメリットとして、ドブ漬けの際に溶かした下地を一緒に引っ張て来てしまう(俗にいう色流れという症状)事になる。
その予防は3つ。
ひとつが、色の上に先にセルロースを吹き付けでぬっておけば、セルロースはもっていかれるけど色は流れないで済むという事。
その為に、上の工程でセルロースを塗った。
次に、リターダーで希釈をしてセルロースを薄くしておく。
粘度が強いとドブ漬けから抜いた時にボディーへのセルロースの残りが多く、より投げれやすいからだ。薄くしてサラサラにすると、下地を引っ張りにくい。
通常、リターダーで薄める。
シンナーの場合は乾燥工程で湿気の影響により白濁しやすいから。
そして最後に、技術での予防。
ドブ漬けからルアーを抜くときに、超ゆっくりと抜く。
ボディーに着いたセルロースが、水面に逃げてくれるイメージでゆっくり抜くと、余分にくっ付いてこないので色が流れない。
これは結構効果が大きい。
まぁ、健闘を祈る。
これで完成。
最終ドブ漬けは、8時間乾燥で4回やった。
ごくわずかに色流れは発生したが、それはベリーの「シルバーが多く乗っていた場所」だった。
まぁ、それほどでもないので、修正なしで使う事にする。
アイの塗料は、ナイフでカリっとやれば、すぐに取れる。
この時に、下地を刺してしまわないように気を付ける。
もしやっちゃったら、爪楊枝で瞬間接着剤かセルロースセメントを盛る。
二日乾かしてから、フィールドへ♪
これにて、今回のハンドメイドルアー作成工程の説明はお終い。
作製中はあまり気が付いていないけど、こうやって文章で起こすと「工程の数」というよりも、その工程の中に感コツがいっぱいある事に気が付く。
本当はもっと全部書きたいなぁ・・と思っていたけど、キリがないので本当に気を付けている事だけを記すことにした。
今までに沢山のハンドメイドの本や資料を見てきた。
そして幸いなことに、私の周りにはプロからアマまでハンドメイドビルダーが沢山いて、みんな快く「普通は秘密」という部分を教えてくれる。
それで知ったのは、「10人いれば10人のやり方がある」という事実だった。
そして、みんなが理屈を持っている。
そう、絶対はない。
物を作るって事は、手を抜けば手抜きの仕上がりになるし、拘ればこだわりの品物になる。
だから、一番最初に書いたと思うけど「何を作りたいか」がすごく大事で、行き当たりばったりで欲しいものは手に入らない。
もちろん最初から欲しいものは手にはいる筈もなく、そこへ到達するのは難しいと思う。
もちろん私も、山を登るところまでも行かず、登山道の一歩を踏み出したところ。
だけどその一歩が、ルアーフィッシングを知る為の始まりの一歩となる。
まぁ、堅苦しい事は抜きで、楽しんでみてもらえれば♪
おしまい
まさか5回になるとは思わなかったなぁ。
その1はコチラから。
その2はコチラから。
その3はコチラから
その4はコチラから
さて、前置きが長くなるとまた終わらないので、前回からの続きをさっさと。
ボディーのシルバーの後にドブツケを1回やってから、顔のアルミを張る。
顔はメイクの最重要ポイント!と、ビルダーの皆様が言いますw
先ずはデザイン。
紙にアウトラインを引いて、ペンで顔を書く。
どういうのが良いかは、正直言って私には解からないけど、自分が納得いけばいいんじゃないかなと思う。
また、模倣(マネ)をするのも良いと思う。
模倣というのは全ての画家が通る道。
紙をアルミテープにあててカットし、ポンチを使って目の部分を先に抜く。
なお、顔のアルミをボディーの色を塗る前に貼るのは、最近の私の好みの問題。
昔は色に顔が沈まない、くっきりと顔だけが浮かぶのが好きだったけど、最近は全体的な調和で色を上からアルミに乗せるのが好き。
順番は、ボディーアルミ→ボディーシルバー→顔のアルミ→色付け→目玉入れ。
もしも「いや、顔はハッキリ出したいから、色を乗せない!」と思うなら、この工程は後に回せばいいと思う。
ポンチの穴に合わせ、アルミを張る。
ボディーの時と同じように、台紙を半分だけ剥がして目を先に合わせれば、そんなに難しくない。
あ、そうそう、線や文字は、シャーペンで書く。
その後、シャーペンのシリコン部分を使って、しっかり伸ばしながら張る。
貼ったら、エッジの部分を1000番で研ぐ。
そしてドブツケ2回。
もちろん、毎回砥ぐ。
理由は段差を出来るだけなくしておきたいから。
これをやるかやらないかで、仕上げのセルロースの回数に影響が出る。
なお、顔を張る前に一回ドブツケをしたのは、この時に色流れで顔にシルバーが回るのを防ぐため。
8時間の乾燥をしたら、色を塗る。
色はお好きに(笑)
今回はこの順番で塗った。
まぁ参考程度に。
注意点は、とにかく厚塗りを避ける!
垂れる云々ではなく、この後の工程でひび割れが起きたりするので、とにかく全体的に薄く色を乗せるようにする。
(セルロースの収縮に引っ張られる)
なお、私のエアブラシは超安物だw
缶スプレーよりも良いなぁ~程度。
そんな事よりも、この「吹き付けお試し板」の方が重要。
塗装は、希釈(濃さ)と圧力と吐出量のバランスなのだけど、色を作ったら必ずいきなり塗らずに一回この板に吹いてみる。
どれぐらいの握り&速さだと、どうやって垂れるか・・・を知っておくのは大事。
遠くからパラパラとやれば失敗はないと思われるかもしれないが、そんな事やっていると何時までも色はノラナイしサイドに回った塗料がアルミを台無しにする。
この「色塗り」はホント経験を積むしかない。
まぁ、何度も失敗するのも良い経験だと思う。
失敗したら、ラッカーシンナーでふき取って、顔を張った後のドブ漬けのとこからもう一度やれば良いだけ。
色が乾いた(薄いから30分も在れば乾く)ら、目玉を付けちゃう。
下に瞬間接着剤を使い、かなり強い力で押し付ける。
次にセルロースセメントを50%程度にシンナーで希釈(多めに作っておく)し、吹き付け→乾燥を繰り返し、「色の上にセルロースの被膜」を作る。
なお、ツルツルの仕上がりにする必要はないけど、厚みを出すイメージは在ったほうが良い。
これは最後の魔の工程、仕上げのセルロースドブ漬けの為の準備。
セルロースのメリットは、下地を強い溶剤で溶かすことで結びつきが強くなり、積層にならないので剥離が起きない事。
しかしこれはデメリットとして、ドブ漬けの際に溶かした下地を一緒に引っ張て来てしまう(俗にいう色流れという症状)事になる。
その予防は3つ。
ひとつが、色の上に先にセルロースを吹き付けでぬっておけば、セルロースはもっていかれるけど色は流れないで済むという事。
その為に、上の工程でセルロースを塗った。
次に、リターダーで希釈をしてセルロースを薄くしておく。
粘度が強いとドブ漬けから抜いた時にボディーへのセルロースの残りが多く、より投げれやすいからだ。薄くしてサラサラにすると、下地を引っ張りにくい。
通常、リターダーで薄める。
シンナーの場合は乾燥工程で湿気の影響により白濁しやすいから。
そして最後に、技術での予防。
ドブ漬けからルアーを抜くときに、超ゆっくりと抜く。
ボディーに着いたセルロースが、水面に逃げてくれるイメージでゆっくり抜くと、余分にくっ付いてこないので色が流れない。
これは結構効果が大きい。
まぁ、健闘を祈る。
これで完成。
最終ドブ漬けは、8時間乾燥で4回やった。
ごくわずかに色流れは発生したが、それはベリーの「シルバーが多く乗っていた場所」だった。
まぁ、それほどでもないので、修正なしで使う事にする。
アイの塗料は、ナイフでカリっとやれば、すぐに取れる。
この時に、下地を刺してしまわないように気を付ける。
もしやっちゃったら、爪楊枝で瞬間接着剤かセルロースセメントを盛る。
二日乾かしてから、フィールドへ♪
これにて、今回のハンドメイドルアー作成工程の説明はお終い。
作製中はあまり気が付いていないけど、こうやって文章で起こすと「工程の数」というよりも、その工程の中に感コツがいっぱいある事に気が付く。
本当はもっと全部書きたいなぁ・・と思っていたけど、キリがないので本当に気を付けている事だけを記すことにした。
今までに沢山のハンドメイドの本や資料を見てきた。
そして幸いなことに、私の周りにはプロからアマまでハンドメイドビルダーが沢山いて、みんな快く「普通は秘密」という部分を教えてくれる。
それで知ったのは、「10人いれば10人のやり方がある」という事実だった。
そして、みんなが理屈を持っている。
そう、絶対はない。
物を作るって事は、手を抜けば手抜きの仕上がりになるし、拘ればこだわりの品物になる。
だから、一番最初に書いたと思うけど「何を作りたいか」がすごく大事で、行き当たりばったりで欲しいものは手に入らない。
もちろん最初から欲しいものは手にはいる筈もなく、そこへ到達するのは難しいと思う。
もちろん私も、山を登るところまでも行かず、登山道の一歩を踏み出したところ。
だけどその一歩が、ルアーフィッシングを知る為の始まりの一歩となる。
まぁ、堅苦しい事は抜きで、楽しんでみてもらえれば♪
おしまい
- 2020年5月15日
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