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▼ 新潟旅情(前編)
- ジャンル:釣行記
怒涛の一日は、寝坊で始まる。
あ、私じゃなく、友達の(笑)
5分おきに3回電話して、それでも起きないって事は、いっそず~っと寝ていてもらった方が良い(爆)
まぁ、誰にでも、たまにはある事だからね♪
湘南の実家を出て西へ走り、国道のNO,が135へ変わる頃、海沿いのパーキングへ車を滑り込ませ漆黒の闇に目を慣らした。
まだ波は無い。
根魚日和。
しかし、今夜はどうしてもヒラスズキに行かなくてはならない理由がある。
男にはそういう時があるんだ。
2007年の春、私の結婚式の前夜は、春の高速移動する低気圧がもたらす激しい雨が降っていた。
この頃はヒラスズキへの情熱だけで、白飯が3杯はいけてた時期。
電話の向こうでヤツは言った。
「明日の朝はいただきだね。工藤さん来れないのは残念だけど♪」
残念なんて思っているはずが無い(爆)
式は午後から横浜。
と、いう事は、10時に磯を上がれば間に合うんじゃないか・・・
悩みに悩んで、埼玉の実家で酒を飲むほうを選んだ。
なぜならば、さすがに結婚式前夜に、嫁の実家(伊豆と横浜の中間)へ行くほどアウェイな事は無いからだ。
埼玉→伊豆→埼玉→横浜では間に合わない。
確信的に結婚式に遅刻する事も考えたが、その後に失う釣りに使える時間と天秤に掛けて、もう大人なんだからそういう愚行はやめておいた。
翌日、式場入りして何もやる事が無く居眠りしていた時、彼から春のヒラスズキ開幕お知らせメールが丁寧に入った。
ご丁寧に、磯仲間(その磯でしか会わない人達)のじさまからも祝福のお言葉付き。
「君が来ないと、良くつれるワ(笑)」
思い出すだけでもはらわたが煮えくり返るが、そんな忌々しい記憶を断ち切るには、同じ目にあわせるしかないと思っていた。
男ってそういう生き物だろ。
今日の潮位は、波が無ければ余裕の潮位。
前日の金曜に仕事を上がる時に確認したウェーブハンター(サーフィン用波情報)では、24時はベタ凪だが、12時間後にはイエローゾーンに入る。
潮周りでは、明け方に全く潮位変動が無いことを確認できる。
ただし、このパターンは、低気圧はやや遅れ気味になる気もした。
波があってもダメ、無くてもダメな時は、朝マズメ15分勝負となる。
しかし、この潮位の単独瀬渡りは、安全性の為に明るくなってきてから。
駐車場に車を入れ、波向きを確認した。
どうしてもダメなら、結婚式に遅れようと南まで走る覚悟もあったが、どうやらなんとかなりそうだ。
明るくなるまでに少し時間が在りそうなので、ゆっくりと準備を始めた。
今回は新しいラインを試したかったので、リーダーの組み付けを「本当に納得行くノット」が出来るまで数回やり直した。
どんな糸でも、FGでの編みこみの時に、小さなダンゴが出来る時がある。
締め付けでラインの重なり方のタイミングが悪いと、上・下・上・下がたまに一箇所ずれるのだ。
コレを防ぐには、一回一回のクロスの時に、軽く〆てから丁寧にラインを根本へ送り込むこと。
まぁ、多少並びが悪いぐらい、スズキ程度ではそこで切れることは無い。
ただ、手間隙掛けて綺麗なノットを作るという事は、釣りを丁寧にする事と同じだと思う。
「用を足せば良い」「とにかく釣れれば良い」だけじゃなく、その過程を楽しむと言う事が、結果として釣りを満足させる大きな要素になるのをここ数年で知った。
強い簡単なノットを求める気持ちも良いけど、先ずは自分の決めた一つのノットにおける完成形を知って欲しい。
そういう意味で、道具を使わない手編みのFGを入り口にすることは、その後の様々なノットへの対応力を養えると思う。
何時だったか、そういう話を家族の絆に結び付けて、結婚式のスピーチをしたのを思いだした。
血は繋がってない夫婦って、そうやって掛け違いを減らす事が大切なんじゃないのかと。
やがて一番のカラスが鳴き夜明けを知らせたので、静かに海へと滑り込んだ。
間もなくヘッドライトはいらなくなる。
今日のスケジュールでは怪我をしたくないので、丁寧に20分掛けて島を目指した。
ついでに言うなら、先日の遠征からまだヒラ用ライジャケが戻ってないので、今回は予備のライジャケというのも在る。
オマケに、シューズも夏用のフェルト足袋で、水温はダイレクトに皮膚へと伝わってくる。
まぁ、それも含め、楽しいのだが、いい加減にそろそろ次のシューズを検討しよう。
無事に数回の漂流で島に取り付き、さぁ、ココから10分の勝負!
Gozzo→ルドラ→→ワンテン→Nシコのローテーションを組むあたり、今回は商業アングラーの気配ゼロで挑んだ。
が、しかし・・・
サラシなし!
そういう時は丁寧に、少しでも流れが出来る面を。
が、しかし・・・
潮周り最悪、海の動きも全ったくなし!
じゃぁ、ちょっとでも波が当たる場所に・・・
どんなに丁寧にやってもバイトもなし(泣)
ベイト?
ナにそれ。
そして無常にも日は昇り、あっという間にタイムアップ。
■結論
とりあえず帰るか・・・
男には、認めなきゃいけない敗北が在る(爆)
男には、認めなきゃいけない敗北が在る(爆)
やがて遅れてきた低気圧が近寄り、車にたどり着く頃に島の周りへ白波が立つのが見えてきた。
しかもワンドの中の鳥が、業務連絡が入ったように飛んでいく・・・
腹いせに、「低気圧も呼べないなんて、ほんとアンタはダメな人ね」と、メールを打った。
その直後に土砂降りの雨。
さすが、神と言われる男の結婚式だ。
暴風雨のなか、急いで湘南に戻り、着替えて藤沢の式場へ。
仲間数名はすでに到着。
彼からカメラを渡されたので、適当に写真を撮り、ちゃんと取れてるかスクロールで確認。
↓
花嫁写真と釣り友達のギャップが凄いな(笑)
カメラ渡すなら、ちゃんとメモリーからにしとけ!
式は、本当に良い式だった。
最初に挨拶をした人は彼の元上司だったのだが、新婦への言葉で「彼が会社へ行く時に、必ず2つのことをチェックしてください。一つは鼻毛。そしてもう一つは、出張の時に釣り具を持っているか・・・」と。
方々のテーブルで、「あぁ、やっぱりか(苦笑)」の声が立った。
釣り人、ミュージシャン、サラリーマン、それぞれ持つ顔の先で、全ての人が同じ認識である事は、なかなか出来ない事だと思う(笑)
まぁ、とにかくおめでとう♪
末永くお幸せに。
クミちゃんに迎えに来て貰い、急いで藤沢駅へ。
ひたすらワインを飲んだので、品川駅から座れた東海道線で気絶。
東京駅で新幹線に乗り換え、すでに金曜から新潟入りしている数名へ業務連絡。
帰ってきたのは「今夜の烈しい飲み会の為、ちゃんと新幹線で寝ておいてね♪」と・・・
寝る努力はした。
が、修学旅行以来の新幹線に大興奮して、全然寝れないという事実(笑)
新潟旅情(後編)へ続く
- 2012年3月20日
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ホントだ、アオリイカ・・・
で、そのデジカメはいつ無くす予定なのかな?
はじ