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ルアー開発日記 29 タピオス最終話

  • ジャンル:仕事
ルアー開発日記 29 タピオス最終話
 
先ほど電話にてハルシオンシステムへ、試作サンプルのOKを出した。
最後にやりたかったリップ修正に対し、ウェイト等の変更なく狙いを保つ事ができた。
 
後は量産に乗せてみて、NGがなければそのままGO。
よって、今回でルアー開発日記タピオス版はたぶん最終回。
 
 
釣具屋さんでいろんなルアーを見て、これならアソコでアアやって・・・と夢を見るのもとても楽しい「釣りの一部」だと思います。
 
さて、ココまで書いておいてなんだけど・・・
シーバスってそれなりのルアーを使えば、ある程度は釣れるよね(←全て台無しw)
でも、数なりサイズなりの「狙い」をアングラーが持ったときに初めて、「今このフィールドで、もっと効率の良いルアーは何か?」という分かれ道が出来る。
 
タピオスは、その選択肢が「スモールミノーかな?」の時に、中心にこれる事を狙った。
 
では、スモールミノーゲームが展開できる時の、『それなり』と言えるものとはなんなのか。
そして、アングラーはどういう時に、7cmのミノーを使いたいか。
 
ずばり、サイズ云々ではなく魚を釣りたいとき。
 
居るか解らん?
時間がない?
ベイト小さくて・・・
 
まぁ色々在ります。
 
だからタピオスは、とにかく「そこに居る魚を片っ端から掛けて行く」と言う事を、製品コンセプトの中心に持ってきた。
 
結果、大きいのが釣れるのか、小さいのが釣れるのかは、そのフィールドとアングラーに任せます。
 
怖かったのは、創る事が楽しすぎて、フィールドが見えなくなる事。
それは、物理的物知りビルダーになってしまい、フィールドからの物創りから離れてしまうという恐怖・・・
 
という事を考えながら、今回のタピオスの開発に使った場所は以下。
 
最も多かったのは、あたりまえだけど関東の各所。
 
東京港湾
隅田川中流
荒川水系中流・下流
新河岸川
柳瀬川
中川水系上流
利根川
他、各支流
 
個人的に「一番使用頻度が高くなるウェーディング」も、かなりテストした。
 
旧江戸河口
葛西
三番瀬
盤洲
 
ピンでは出番がありそうな以下の場所も。
 
相模川
西湘サーフ
東伊豆磯・ゴロタ
内房漁港
三浦各所
 
遠征でのお供になりうるのか?はとっても大事。
 
新島
那珂川
涸沼
鹿島
東北最上川
北九州遠賀川
 
ボートシーバス含む、オフショアではどうなのよ?
 
川崎港湾部
東京港湾部
相模湾のどまんなか
 
 
釣れる場所、釣れなかった場所は当然ある。
特にサーフとかは、7cmのミノーを使う状況は少ないねw
 
でも、やってみたかったから、やってみた。
1時間投げた自分を褒めてあげたい。
 
開発コンセプトから意識していた事なんだけど、どこでも使えるルアーと言う触れ込みは使いたく無かった。
と言うのも、絶対にサーフと港湾ストラクチャーゲームでは、ルアーに求める効率の量に違いが出るので。
 
飛ぶ・小さい・動くと言う3つの視点で見れば、タピオスは確かに7cmミノーの割りに幅は在るほうだけど、あくまでもアングラーが「あぁ、ココは小さいミノーが強いかな?」と言うときに出番が在る。
 
個人的に、関東のサーフにおいてはあまりそういう釣りはしない。
また、磯でも使えるが、「使い勝手が良い」と言えるレベルには無く、ヒラスズキを狙うにはこのフックサイズでは話しにならない。
ベタナギの磯では、波止場と同じく使いやすいが、それでもかなり場所を選ぶ。
 
逆に使いやすい場所は、港湾部・河川・干潟などで、食わせの釣りを意識した時に抜群の強さを発揮した。
 
そもそも、このサイズを出す時点で、在る程度は釣れるルアーになるのは当たり前。
そんな「ルアーとして当たり前の事」をすっ飛ばして、「どこでも使えます」とは言いたくない。
 
また、逆に、私の使い方以外の使い方を、ユーザーが見つけていってほしい気持ちも大きい。
 
もちろんスズキだけではなく、あらゆるフィッシュイーターがターゲットとなりえる。
今回テストできなかった、個人的に試したい釣りが3つ。
 
・南の島の大きくなったメッキ
・あのバックウォータのバス
・クロダイ&キビレ
 
他にも色々在るけど、貫通ワイヤーではないので牙が在る魚は厳しいかもしれないw
 
タピオスに限らず、アングラーは自由に道具を使って良いと思う。
私の言う事含め、メーカーの言う事なんて話半分だろ(爆)
 
偉そうに設計開発とか言っても、しょせんは1アングラーの視野でしかない。
まぁ、その1アングラーとしては、使えるものが出来たとは思ってますが。。。
 
世界中には開発者よりも深く濃い釣りをするアングラーなんて腐るほど居る。
日本各地で会ってきたけど、特に地元スペシャルなアングラーは、その土地のその魚の事を本当に良く知っている。
 
個人的にいくら自分が開発者だと言っても、やはり各フィールドでのタピオスの使い方は、その人達にかなうはずが無いのだ。
 
私は作り手としてただ、全てのアングラーへ遊び道具を1つ、提供できる切欠を戴いただけなんだと。
 
楽しく釣れたら、ぜひお便り戴ければと思っています♪
 
 
 
釣りも物作りも、日々進歩していきます。
 
ひょっとしたら、生き方も少しずつ変わるかもしれない。
 
 
数回のログにて記した事は、未来の事では無いのです。
アングラーとして開発者として、今のレベルで感じた事を綴っただけであり、ただの過去の話し。
 
ですから、この先ログでタピオスの開発内容を語ることはなく、ココからはユーザーがフィールドで得た釣果がタピオスの歴史となります。
 
そして、必ず未来に今を見つめなおす時が来る。
その時に、もっと先に居れれば良い。
 
ただそれだけを望んで、いったん〆ときます。
 
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最後になりましたが、ただの釣り好きにルアーを作らせてくれたハルシオンシステム社、ルアー設計者として大事なことをそっと教えてくれた楠ノ瀬直樹氏、煮詰まっている時にフォローをしてくれたTakudenさん、そしてテストや酒の席でお付き合いいただいた仲間達と、発売を心待ちにしてコメントをくれたユーザーの方々へ心より感謝します。
 
ありがとうございました。

 

 
 
 
 
 

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