プロフィール

工藤

その他

プロフィール詳細

カレンダー

<< 2024/4 >>

1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

検索

:

アーカイブ

2021年 2月 (8)

2021年 1月 (8)

2020年12月 (8)

2020年11月 (6)

2020年10月 (9)

2020年 9月 (9)

2020年 8月 (6)

2020年 7月 (7)

2020年 6月 (7)

2020年 5月 (9)

2020年 4月 (8)

2020年 3月 (9)

2020年 2月 (8)

2020年 1月 (8)

2019年12月 (8)

2019年11月 (9)

2019年10月 (8)

2019年 9月 (8)

2019年 8月 (7)

2019年 7月 (9)

2019年 6月 (8)

2019年 5月 (7)

2019年 4月 (8)

2019年 3月 (8)

2019年 2月 (8)

2019年 1月 (7)

2018年12月 (8)

2018年11月 (9)

2018年10月 (8)

2018年 9月 (8)

2018年 8月 (7)

2018年 7月 (7)

2018年 6月 (9)

2018年 5月 (7)

2018年 4月 (8)

2018年 3月 (9)

2018年 2月 (8)

2018年 1月 (6)

2017年12月 (8)

2017年11月 (8)

2017年10月 (9)

2017年 9月 (9)

2017年 8月 (6)

2017年 7月 (8)

2017年 6月 (9)

2017年 5月 (8)

2017年 4月 (8)

2017年 3月 (9)

2017年 2月 (8)

2017年 1月 (8)

2016年12月 (9)

2016年11月 (9)

2016年10月 (7)

2016年 9月 (9)

2016年 8月 (7)

2016年 7月 (8)

2016年 6月 (8)

2016年 5月 (8)

2016年 4月 (9)

2016年 3月 (9)

2016年 2月 (8)

2016年 1月 (9)

2015年12月 (9)

2015年11月 (4)

2015年10月 (1)

2015年 8月 (2)

2015年 6月 (7)

2015年 5月 (7)

2015年 4月 (8)

2015年 3月 (9)

2015年 2月 (8)

2015年 1月 (6)

2014年12月 (9)

2014年11月 (8)

2014年10月 (9)

2014年 9月 (9)

2014年 8月 (7)

2014年 7月 (9)

2014年 6月 (9)

2014年 5月 (11)

2014年 4月 (8)

2014年 3月 (9)

2014年 2月 (8)

2014年 1月 (14)

2013年12月 (21)

2013年11月 (21)

2013年10月 (23)

2013年 9月 (16)

2013年 8月 (24)

2013年 7月 (22)

2013年 6月 (21)

2013年 5月 (20)

2013年 4月 (21)

2013年 3月 (21)

2013年 2月 (19)

2013年 1月 (17)

2012年12月 (19)

2012年11月 (21)

2012年10月 (22)

2012年 9月 (19)

2012年 8月 (20)

2012年 7月 (22)

2012年 6月 (21)

2012年 5月 (21)

2012年 4月 (21)

2012年 3月 (23)

2012年 2月 (20)

2012年 1月 (19)

2011年12月 (21)

2011年11月 (22)

2011年10月 (23)

2011年 9月 (20)

2011年 8月 (22)

2011年 7月 (16)

2011年 6月 (15)

2011年 5月 (16)

2011年 4月 (13)

2011年 3月 (16)

2011年 2月 (14)

2011年 1月 (17)

2010年12月 (14)

2010年11月 (20)

2010年10月 (13)

2010年 9月 (13)

2010年 8月 (13)

2010年 7月 (13)

2010年 6月 (12)

アクセスカウンター

  • 今日のアクセス:46
  • 昨日のアクセス:741
  • 総アクセス数:4508469

持ち帰った粒子と生物多様性

  • ジャンル:日記/一般
小惑星イトカワから奇跡的(個人的には、努力の結晶を奇跡と呼ぶ事には抵抗がありますが)に生還した「探査機はやぶさ」は、その存在目的の一つであった地球外粒子(後にイトカワの物と断定)を持ち帰る事に成功しました。
 
このニュースが、経済成長に見通しを感じれない現在の日本で大々的に報じられたのは、つい先日の事です。
元技術大国日本におけるプライドを今一度!と言うニュースは、私も工業製品を扱う会社に居る身として、最後に燃えて塵となる動画には、多くの人と同じように自分の様々な物を照らし合わせ感動をしました。
 
それは明るい真実ですが、なにげに不安に思う暗い真実も在ります。
まだ誰も言ってない気がしますので、ここに記しておきます。
 
さて、多くのルアーアングラーが承知のように、ブラックバスは日本の固有種ではありません。
当時移入に至る経緯として、実業家が「今後起こる可能性の高い食料問題の一つの解決策」として、海外から仕入れてきました。
スポーツフィッシングだの文化だのではなく。
あ、私は気が向くと食べてました。
料理の方法によっては、実に美味しく食べれます。
ラージよりスモールの方が好きです。
養殖虹鱒なんかよりも、全然美味しいですよ。
 
移入当時、日本は世界を相手に勢力拡大を行いつつも、貧しい農村と都心部の激しい貧富の差や不安定な経済状況があり、そこで「国民が食べる物が無くならに様に、繁殖力の高い淡水魚を試験的に移入してみよう」と言う、商売人としても国を思う国士としても、先見の目を持って挑んだ事業です。
結果、生物多様性と言う意味では、非常に悪い事になりました。
 
現在、世間一般的(政治的にとも言う)にはむやみに「生息域が異なる生物を持ち込むと、在来する固有種が作り出す生態系に深刻な影響が発生する」と言われています。
植物も魚も哺乳類も昆虫も、それぞれに影響を与え合って、奇跡的(人の意図を汲まない奇跡)にバランスをとっています。
文明と言う物を排除すれば、人間は決してその生態系の頂点ではないはずですが、現実的にはピラミッドの支配階級に属しています。
 
外来種と言う言葉を、ここまでの文章では意図的に使いませんでした。
それは、私がCOP10における生物多様性条約に意を反するからではなく、ただ単純に「外って何を基準にするべきなのか?」と言う、シンプルな疑問があるからです。
政治的な意図も在りません(笑)
 
人間が意図的に行わなくても、本来の自然にはそういう図式が在ります。
そしてあらゆる意味での、その生息域内で環境に適応した種がのこる仕組みです。
まさに、生きる事が戦争です。
 
森で足元を見れば、蟻んこがエッチラほっちらと昆虫を運び、空を見上げれば鷹がネズミを運びます。
夏の海に行けば、シイラが鰯を追い掛けまわしていますね♪
 
多くの生き物の捕食対象にある生物は、より多くの子孫を残す事で生き残りをかけ、捕食者は子孫を少なくする事で「種が残る」道を歩みます。
 
これら、生物多様性の維持は、とても大切なことだと思っています。
えぇ、重要ですね。
私が住む日本は島国ですから、海が鎖国をしてくれていたこともあり、独自の進化をした生物もたくさんいました。
 
一方、人間が自分達の種が生き残る為に、様々な改良を行ってきました。
たとえばナマズ。
釣りも面白いし、食べても美味しい、ステキな淡水魚ですが、実は人為的な手段を用いる前は糸魚川ラインよりも西の地域にしか住んでいませんでした。
関東でナマズが生息するようになったのは最近(縄文以降)です。
 
ちなみに、鯉は長く海外からの移入種(帰化生物)と思われていましたが、最近の研究では野鯉は在来種であり「一般的な鯉とは別であり新種登録する必要性がある」と考えれています。
笑っちゃいますが、ほんとの話です。
野鯉が在来種である事に気が付かなかったのです。
2006年の鯉ヘルペスで大量に野鯉の死体を入手する事ができたので、その時に遺伝子を調べたら「ありゃ、ひょっとして海外移入されていた鯉とは遺伝子レベルで種が違うの?」というのです。
 
さて、ここまで読んで、勘の良い人はすでに気が付いていると思いますが、移入種と言うものの多くは「在来種に対しての影響がよく解らん状態」で、人為的に移入される事が多いのです。
 
また、その移入とは、大陸なのか?国なのか?特定地域なのか?も非常に曖昧です。
現在は世界の行政層別は国単位で行われていますから、外来種と言えば違う国から来た異性物と言う事になってます。(はて?と思う事も在りますが)
 
しかし環境問題は世界共通の問題(単純に、地球と言う資源は国と言うコミュニティーとは関係なく存在する)であるから、COP10なんかで、その連携と加盟国全体で「どうやって地球資源を有効に使おうか」の方針を打ち出しています。
良い事だと思いますよ。
 
で、何故に冒頭でイトカワなのか。
それは「持ち帰った粒子は、宇宙の中で独立している地球と言う立場から見れば、生物多様性の面で本当に安全なのだろうか?」と言う事です。
 
COP10に限らず、多くの国や人は「生物を安易に移動するのは危険です」としていますが、鉱物だから良いのだろうか?と言う疑問です。
 
持ち帰った粒子は、科学的に非常に貴重なサンプルです。
すでに地球外のものであることが判明しています。
大気圏と言うバリアーに守られた地球に、人為的な手段を用いて異物が侵入したという事実です。
 
まぁ、それがどういうことになるかが判明するのは、きっと近い未来でしょう。
科学者はそれを作り出すつもりですし、その歴史が今の私の生活を生みました。
 
日常で野生生物に襲われる危険性がない生活なんて、縄文時代には考えもしなかったと思います。
それは当然、ブラックバスを移入した実業家が、まさか日本の淡水でこんなに爆発的に増えるとは思わなかったのと、私には一緒に見えてなりません。
 
惑星探査機はやぶさの任務成功は、人間の文化圏で生活している私にも大きな夢と希望を与えてくれましたが、地球と言う宇宙の中の小さな生命体(地球ガイア論に関しては、私の中では消化不良なので突っ込まないで下さいw)から見ると、はたして本当に良かったのだろうか・・・
 
ただ、科学の進歩とは、非常に危ういのですが、それは人間の性ですから避ける事は出来ません。
私があの干潟を知りたいのと同じ思いを持つ、多くの善良な科学者を否定はしたくないのです。
 
知識と言う物は、決して無いことが悪いのでもなく、また持つことが100%危険な物でもありません。
よく言われる、「科学の発明は、使い方(人)の問題」とも捉えられますが、ではその冒険(地球外粒子持込)ははたして不具合の可能性に対し、見合うほどの善を得ることが出来るだろうか?と言う問題です。
 
最重要とされるのは、その問題の予測は、出来ないからこそ問題であると言う事です。
しかし、今持つ最大限の科学や思想を用いてでも、見えない予想を見るための努力は大事です。
「こんな事になるなんて、思いもしなかった」と、ならない為にはね。
 
一言で言うと、国家間の生物の移動には神経質なのに、地球外の鉱物?を持ち込む事に、なぜ疑問をもてないのか?と。。。
 
あ、私は科学者でも在りませんし、そういうことの専門家では在りません。
釣りしていて、なんとなく思うのです。
東京湾奥の干潟でタイリクスズキが釣れても、なんも楽しくないぞと。
 
いつか書こうと思っていたけど、なぜか毎回のように忘れちゃっていたネタでした。
昨晩、凪チンが人工衛星の絵を見て「これなんだ?」を連発したので思い出しました(笑)

あ、凪チンには「そりゃぁ毒キノコだ」と、教えておきました♪



【お知らせ】

今週末は2年前の自分と決闘です
鬼門カワハギ釣り(笑)

コメントを見る

登録ライター