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▼ 自由という厳しさ
- ジャンル:style-攻略法
「自由にやって良い」
この言葉がどれほど優しく、また厳しいかを、初めて知ったのは学生の時でした。
私が通っていた高校はちょっと風変わりな学校で、校則の欄に「日本憲法に準ずる」といった内容がサラリと書いてあるだけでした。
指定制服もなし、バイクの免許も取れる、授業にも受けたくなければ受けなくても良い、バイトはいくらでも。
ただ決まっていたのは、カリキュラムがあり、それをクリアすれば進級も出来るし卒業も出来る学校です。
高卒の資格を得る為の最低限のラインですね。
あ、校歌も無かった気がします。
万が一、野球部が甲子園予選で勝ってしまい、校歌を歌わなくてはならなくなった場合、何を歌うかでもめてた気がします。
アナーキー・イン・ザ・UKが良いのでは?という意見の中、私は「いやいや、やっぱりシド君のマイウェイだろ」と言ってた気もします。。。
まぁ、私が在学中は、その事態になることはありませんでしたが(笑)
※数年後、埼玉最弱決定戦が川越球場で行われ、噂では勝ってしまったというのを聞きました。
そういえば、卒業式の歌は何にしようか?のアンケート実施(生徒による多数決で決めてました)では、槙原敬之のなんかよく解らない歌になり、あぁ人類の半分は女性なんだなぁ・・・と知る事となりました(爆)
そんな学校だったもんで、当時の若者の時代背景をそっくりそのまま映し出した風景が日常的に目の前にありました。
規則や勢力に反抗することをステータスと思い込み、存在意義を示す方法があまりにも幼稚であった私達は、やがてそこで得た自由という物を履き違え、ちいせぇ傷をなめあいながら授業をサボり、何時もトグロを巻いていました。
テストで赤点積み上げても、先生はなんにも言いません。
授業中に池で釣りをしていても、先生がバケツを覗き込んで「釣れてるか?」と・・・
あ、教室の窓から授業中に釣りしたら、「みんなが気が散るから外でやりなさい」と言われました。
要するに、他の人の自由(当然ですが学ぶ自由が一番大事)を奪わなければ、自分の責任で何やっても良いのです(日本国憲法範囲内で)。
知る限りでの一発退学対象は、正当な理由が無い暴力事件が発覚した場合のみでした。
まぁ一人しか居ませんでしたね。
みんなの前で生徒に鉄拳制裁を食らわした教師が退職になってましたw
目撃者全員が「おいおい、悪いのは調子に乗ってる生徒の方だろ・・・」と言いましたが、ルールですから退学のようです。
その後、その悪かった生徒はある事情で学校にも来れなくなりましたが、まぁその話はやめときます。
自分で学校にこれなくなっただけ。
暴力って腕力だけじゃないことを知りました。
そうやって、若者特有のコミュニケーションを繰り返すうちに、気がつくと「この学校、反抗する物がねぇぞ」と言う事に気がつくのですが、それはそれで若者は遊び方の幅を広げていくのです。
ある者は外へ暴走し、ある者は音楽へ。
やがて担任から呼び出され、「さぁ君は進級できますかね?」という2者会議が、各教室にくっ付いてる個室で始まります。
優しい警告です。
実際に受けた私は、「もう一日も休めないね♪」という状況でした。
はっきり言われました。
「この先、たとえ1秒でも遅刻したらそれは遅刻であり、風邪ひいただろうが交通事故だろうが鉄パイプで殴られただろうが、そんなのは関係ないんだよ。今までに散々時間的に猶予はあったのだから、それを無駄に消化した自分の責任だろ」と。
日頃オイタをしていても、ニコニコ笑っていた先生は、その時もニコニコしながら「好きなのを自由に選べ」と話してくれました。
ここから必死に取り返すのも良し、同じ事を繰り返すのも良し。
ただ、もし留年しても在学して卒業する事は勧められました。
「だってお前らの親が払う授業料で、先生は飯が食えているんだからな♪」と。
青ざめた仲間が何人も。
そこが分かれ道でした。
一生懸命授業に出る(それも変な話だけど)ヤツもいれば、甘く見て授業中に一服しにいったら容赦なく「はい、途中退室ね。留年決定」となり、泣きついても「じゃぁマジメにやってるやつに、オマエは落としまえをどうやってつけるんだ?」と言われてました。
知ってるやつも、知らないやつも含め、卒業時には1クラスがなくなるぐらい、学校を辞めていきました。
私は「学校行きながら大事な事ができる」という理由で留まりました。
その頃には「この先にやりたいこと」が決まっていましたので、きちんと学校に行って授業に参加し、釣りも休憩時間や放課後にしかやらない事にしました。
いまでもあの時の選択は間違ってなかったと思っています。
その高校、今は経営方針が変わり、進学校へと変貌したようですがw
たぶん、自分の中でターニングポイントを意識したのは、あの時が最初だったと思う。
やがてレースにのめり込み、多くの人からの協力を戴き、今に至るのです。
まぁなんだ。
こんなずいぶん昔の事を思い出したのには訳がある。
何も「昔は良かったなぁ」なんて話しがしたいのではありません(笑)
実は昨晩、ハルシオンシステム社へお邪魔しました。
沢山のお気遣いとありがたい話し。
そして、はっきりと「今まで通りの好きなやり方で良いんですよ」という寛大な言葉。
だからこそ、「自分がどうやる事が、機会を与えてくれた皆さんにとって最善なのだろうか」を真剣に考えています。
根底には「自分が釣り人としてどう歩むべきか」の分かれ道が、はっきりと見えていることは間違い在りません。
で、おもった。
まぁなんだかんだ言って、選択の自由ってのは、今味わっている事の全てが楽しいって事なんですよね♪
まぁなんだかんだ言って、選択の自由ってのは、今味わっている事の全てが楽しいって事なんですよね♪
大事な責任が、ほんとうに自己に降りかかってくると(笑)
だから悩んでいるんじゃなくて、考えているってことです。
回りまわって、結局は何時も通りに自分のスタイルで行くしかないですね。
どんなにあがいても、所詮釣り人だ。
どんなにあがいても、所詮釣り人だ。
釣り方も遊び方もね。
まずは、昨晩のテーブルに着かせていただいた事、そしてその為に力を添えて戴いた方々へ深く感謝です。
ありがとうございます。
若輩者ですが、これからもよろしくお願いいたします。
と言う事で、今後はハルシオンシステムのモニタースタッフとして活動させていただく事になりました。
まぁ釣りの何かが変わる訳では在りませんので、私なりにしっかりと遊ばせて戴き、その中で「お、コレは・・・」と思った時に製品の使い方を含めて紹介させて頂こうかと思います。
もちろん色んなメーカーの製品を使う中で、コレが良いな♪って所は変わりませんし、「100%コレが良いんだ」なんてことは言いません。
物は物であり、自然は自然。
そこをシビアにやっていく中で、ハルシオンシステムという製品がBOXに入るという事です。
ただでさえ厳しい条件を好んで選ぶ釣りのスタイルですから、ダメな物はダメとして主力で使う事はできません。
まずは使って、製品の勉強をしていきます。
ん、当たり前ですよ。
まずは勉強です!
だって、今までにハルシオンシステムの製品って、シイラとマグロで何回か使っただけだもん。
あ、あと前回のペニーサックね(爆)
※あの記事は今回のモニター契約とはまったく無関係です。ただの偶然。
※あの記事は今回のモニター契約とはまったく無関係です。ただの偶然。
正直言うと、シーバス用にどんなルアーがリリースされているのか全然知らなかったりして・・・
今回の打ち合わせの直前に、必死で製品情報を調べて頭に叩き込みましたよ(笑)
お世話になると決まった瞬間に「はい、ハルシオンの製品は全部良いです!」なんていうベタ記事は私には無理ですからね。
さぁ時間を掛けて勉強勉強!
あ、たまに「それ言っちゃまずいだろ」ってのがあるかもしれませんので、気がついた人はコッソリとメールしてください(笑)
とりあえず、今のところ気になってるルアーを一つ。
ひょっとして、去年悩んでた「干潟で使えるリップ付きミノー」に嵌められるかな?
でも今の時期はバチですよ~(泣)
あ、今のうちにコレだけは書いておこう。
モニターやテスターやプロになることが、釣り人として偉いわけでもないし、それだけがカッコイイわけでもない。
たまにプロ(その他含む)という理由で両面から極端な人を見るけど、私はそう思ってはいません。
ぶっちゃけ、釣り人としての立場はなんも変わらんと思うよ。
私の中では、カッコワリイなぁと思うプロも居るし、メーカーが絡まないカッコイイアングラーも居ます。
大事なのは、自分のカッコイイとシンクロするかしないか。
メーカーとの絡みは、線の基準ではありません。
私が目指すのは、私がカッコイイと思う事を許容してくれるメーカーさんと、一緒になって商業的価値を生み出す事です。
もちろん釣具としての価値は、釣れるって事が一番なんだけどね(笑)
あ、今のうちにコレだけは書いておこう。
モニターやテスターやプロになることが、釣り人として偉いわけでもないし、それだけがカッコイイわけでもない。
たまにプロ(その他含む)という理由で両面から極端な人を見るけど、私はそう思ってはいません。
ぶっちゃけ、釣り人としての立場はなんも変わらんと思うよ。
私の中では、カッコワリイなぁと思うプロも居るし、メーカーが絡まないカッコイイアングラーも居ます。
大事なのは、自分のカッコイイとシンクロするかしないか。
メーカーとの絡みは、線の基準ではありません。
私が目指すのは、私がカッコイイと思う事を許容してくれるメーカーさんと、一緒になって商業的価値を生み出す事です。
もちろん釣具としての価値は、釣れるって事が一番なんだけどね(笑)
- 2011年2月25日
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まずは,おめでとうございます。
いよいよスタートですね。
工藤さん自身がカッコイイと思うことを維持し続けられるといいですね。
期待しています♪
kazu@食べる!
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