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アワセ方

  • ジャンル:日記/一般
こんにちは(^_-)

アジがワームを咥えて吐き出す迄、早い時で0.2秒と言われてますが、アタリを感じてからその時間では、とてもアワセるのに間に合わない。

0.2秒が0.5秒になれば間に合う確率が増えます、ですからフックを考える時にどうすれば吸い込み易く吐き出し難くする事が出来るか、その様に形を考え色々なサンプルを作りテストします。

その中でゲイブ幅やシャンクの長さをコンマ何ミリづつ変えテストしていき全てデータを取って行きます。

その全体のテストをする時には初心者から上級者までの方々複数人集まってもらいテストをしていくのですが、面白いのが、アワセ方なんです。

人それぞれ個性が出るのは実は、そこだと思います。

基本、僕は余り強引な大アワセはしないのですが、バスをやっておられた方は、結構大アワセをされる方が多い様に思います。

それは、やはりバスのアゴは硬くそれを貫こうとするならば、大アワセが必要なのでその習慣が残っておられるのだと思います。

アジの上顎は、実は硬いと言う事はもう皆さんご存じだとおもいますが、その硬い顎を貫くので大アワセが必要なのではと思っておられる方も結構居られますが、バスとは針の線径が全然違うのでそこ迄の大アワセが必要はないのです。

特に大アワセをする事でのトラブルの方が多く、ロッドの破損、ラインの断裂、フックの伸び折れ等色々なトラブルが起こってきます。

私達が考えるフックは、小さな力で刺さる様にかなり工夫をしております。

フック形状もですし、素材も拘っております。

形状においては、今迄ゲイブ幅を広げたタイプのフックを作ってきました、これも何処迄開いたら良いかは解っているのですが、凡そ万人が好むものでは有りません(笑)

その間を取ってシャンクとの組み合わせでよりフッキング率の高いモノを選んでいきます。

それには色々な場所でのテストしかない訳で共通の人間がしないと分析が出来ないので私が各地に行き地元のスタッフと一緒にテストを繰り返している訳です。

素材にしてもそうです、一番の特徴はカーボンの含有率が高いと言う事です、通常のフックの鋼材はカーボン80位ですが、それをカーボン110と言うカーボンをより多く含んだ特殊鋼材を用いる事で針先の鋭さの維持と硬さを得る事が出来、従来のモノより細い物を使う事が出来ます。

細い線径のフックだと大アワセをしなくても確実に刺さり込みます。

非常に良い素材なのですが値段が高いので通常ジグヘッドには用いず鮎の友釣りの掛け針等に使われます。

先日淡路島で釣っている時の事です。

潮が足下に突いて来ておりしかもアジは体長12cm程の豆アジなので浮いていて表層から水面下1m位迄にいて放っておくと当て潮なので直ぐにリグが沈んでしまいアジのいるレンジを抜けてしまいます。







そこで細かいリフト&フォールで手前迄潮に乗せて引いて来くるとアタリが有りますが、その時点でアワセると全て素針を引いてしまいます。

アワセるのではなく張る様なイメージで引くと乗って来るのですが線径の太いフックを使うと途中でバレてしまいます。

ここが面白い!

フックに乗っけてからアジが引く事によって刺さっていくと言う感じです。

線径が太いとアジが小さいのでここから刺さり込まないのです。

逆に大きいアジの場合は、引きが強く刺さった穴が大きくなり抜けてしまったり、口の奥に刺さったものが裂ける様にして口の端迄抜けて来ると言う事が有るのですが、基本ドラグをガチガチにしている訳ではないのでその様な事になる事は少ないと思います。

その様な事からアワセ方もフックの線径、形状により変えた方がより良いのではないかと思うのですが如何でしょう?



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