その時はポイントについてからの3投目に来た




この日は久しぶりに友人と待ち合わせして釣りを開始した

夜勤前の日曜日、しかも深夜とあって人も居らずポイントは選びたい放題


正直タイドグラフを見ても既存のポイントで釣れる条件の揃う場所はいくらでもあった


しかしそれを選択せず選んだのは
「知多半島の弩級」を狙う事


25でランカー、尺は幻と言われる知多半島だ
そんな所で釣る尺メバルはさぞ痛快だろうよ？



既存のポイントではプラグ、フロート、マイクロメタルetc...

ダウンショットにスモラバまで入れてみた(笑)


しかし、良型は出ても弩級には会えず


5年、いや10年に一度釣れれば良い方だろう
実際俺より格段に上手い人達をもってしても尺は聞いたことが無い



腕が足りないなら脚で稼げば良い


若さにものを言わせて深夜走り回って得た情報と経験からポイントを選択する
 


あの立ち位置で上げ潮の流れにこうルアーを噛ませて、、、

ウィードの位置は現場合わせで良いか


道中大まかに状況をシミュレートする




これは釣れたわ


イメージではいつも爆釣なのだ


そしてイメージをトレースしつつ現場の状況に合わせていく



期待と不安入り交じる新規開拓にノットを組む手もたどたどしくなる


一投目は表層

手前のウィードが水面付近まで伸びている


二投目は少し沈めて
流れはイメージ通りの方向だが思ったよりも激流


三投目はカウント5からよりスローに潮に馴染ませる


クッとティップが入りスイープに合わせた瞬間の強烈なラン！！！


ここからは必死すぎて駆け引きなんかは一切無い

というよりここで駆け引きを考えないためのタックルセッティングなのだ

躊躇した瞬間メバルはウィードに変わる

考える暇があったらとにかく巻け


勝負に勝つイメージはできている。


覚えているのは締めたドラグがチリリと鳴いた音だけ






あがってきた格別の一匹
幻に一歩届かない超弩級






知多半島の可能性を示す一匹
しかし限りなく遠い1cm



今日も知多メバリンガーは尺メバルの夢を見る

tackle date
ロッド : fishman Beams inte7.9UL
リール : シマノ アルデバランBFS
ライン : 山豊テグス PEライトゲームホワイト
リーダー : 山豊テグス フロロショックリーダー
ルアー : APIA  ドーバー46ss