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カサゴ・シロギス・イシモチと謎の巨大魚(多分エイ)

 昨年の仕事の事後処理のために某県某所に出向く事になりました。午後から出向けば良かったので、ゆっくり出かけます。昨年毎週2回ほど通っていた頃は遅刻してはいけないので新幹線を使っていましたが、今回の約束時間はかなり大雑把に決めてあっただけなので、車で行く方が早いし安上がりなのでそうする事にしました。
 で、考えてみればそこは港町なのです。車で15分も走れば大きな漁港に出ます。せっかくなので、夕まずめから宵の口まで釣りをして行く事にしました。
 漁港到着は15:30を回った頃。まだ日が高いので散歩がてらに釣りをしている人の様子を見て回ります。
 大きな港の一番奥まった運河のような場所では、サビキ釣りをしている人が沢山いて、小さな鰯をサビキ仕掛けで釣っていました。水の中を覗き込むと、無数の鰯の群れが見えます。全てトウゴロイワシではなくウルメイワシのようです。体長は10~12㎝が中心。理想的なベイトフィッシュです。しかしルアーで12㎝のミノーと言うと結構でっかく見えるけれど、実際の魚は凄く小さく見えるから不思議。

 私は外海に向かって伸びた外側の防波堤に入って、まずはテトラポットの穴釣りから始めてみます。ここはちょっと潮通しが良すぎるくらいで、テトラの穴の中の水が動きすぎて釣り辛い。それでも流れが淀んでいそうな穴にワームを落とすと…

 いましたカサゴ君w

 おどおどと驚きの表情で上がって来たこのカサゴは赤みが強い綺麗な色をしています。サイズは15㎝程度でしょうか。一昔前までは普通に釣れたサイズですが、近年はこのサイズですらなかなか釣れなくなってきました。乱獲のツケですね。

 さて穴釣りでは結局この魚しか釣れず。もっと沢山釣れると思ったのに残念。
 カサゴを釣るならもう30分くらい車を走らせれば良い漁港やゴロタ場があるけれど、帰りがしんどくなるので自重。場所柄や先ほど見たベイトからシーバスやメバルがいてもおかしくないけれど、まだ明るすぎて釣れないだろうし…
 こんな時は何でもいいから釣れるものを釣ってしまおうと、チョメリグに0.4gのジグヘッド+マルキュー/パワーイソメの組み合わせでチョイ投げw


 本人はルアーフィッシングのつもりでしたが、こうして見るともはや餌釣りと何ら変らないですね。特にパワーイソメ。ブランド名がエコギアではなくマルキューなところも餌釣りの匂いプンプンです。実際このパワーイソメは凄い!何しろブルーベリーの匂い!いくらなんでも魚に失礼ではないかと思っていましたが、これが良く釣れるのです!他のもっと柔らかいワームに反応が無くても、こいつには食ってくるケースは多々あります。どうしても釣りたい時にこいつを3センチ足らずの長さに切ってセコ釣りをするのがお勧めw
 でもまあ一応ジグヘッドを使っているのでルアー釣りという事にしておきます。そのジグヘッドのくっついたチョメリグをシロギス釣りのごとくさびいていると、プルプルという明快なアタリが!

 シロギスが釣れてしまいましたw
 こいつは投げ釣りで狙って釣っていたら嬉しくなるはずの立派なサイズ!あくまでもルアー釣りで釣れたところに価値がありますw
 その後も粘るが何回かのアタリは出るもののシロギスは釣れず…日が傾いてきたので今度は漁港内でメバル・セイゴ狙いを開始します。


 開始早々小さなアタリが出ました。てっきりチビメバルかと思ったら、チビカサゴでした。リトリーブ中のワームにアタックしてきましたよ。ちょっと沈めすぎかな。

 そしてすっかり日は暮れて、辺りは真っ暗になってきました。常夜灯の周りだけは明るいけれど、大きな漁港はそれから離れると本当に真っ暗です。でも大きなメバルは明るいところよりも暗いところにいると、最近買った雑誌に書いてあったので、暗いところで障害物や変化のある場所、つまり漁船の陰や船道のかけあがりなどをトレースします。
 最初はキャロ(チョメリグ)を使って遠投をかましていましたが、一度バイトがあっただけで沈黙。最後はキャロを外し、1.3gジグヘッド単体にシマノ/ソアレ ゾエアフライ1.5inch ホワイトグローをセットして数投目、コツコツというネンブツダイのようなバイト。ロッドをゆっくり煽って様子を伺うと、今度はゴツンという重い感触が手元に伝わります。
 セイゴかな?と思ったらジャンプをしない。でもメバルみたいに底の方に突っ込まない、でもなかなか良い引きをする。水面に上がって来た魚体は銀色で、比較的細長いプロポーションだったのでやはりセイゴだろうと思いました。ところが…

 あれっ?

 イシモチですよw
 ワームで釣れるとは聞いていましたが、本当に釣れちゃったよw
 もっとも、シロギスが釣れるのだからイシモチだって釣れるかw
 今回は持ち帰り用のクーラーが無いのでリリース。これが狙ってコンスタントに釣れればかなり楽しそうですが、今回はこれ一尾。

 その後しばらく粘りますが以降アタリはありませんでした。もう一度チョメリグに戻してボトムを取りながら釣るも反応なし。
 そろそろ帰ろうかなと考えていた20:30頃、ジグヘッドが何か障害物に引っかかったようです。がっちり掛かってしまったようで動きません…
・・・
・・・
・・・
っで何故か動きました???
・・・
 でーっ!!!地球が動いてる!酒飲んでるわけでもないのに俺は酔っているのか?いや違う!確かにグイグイとラインが引っ張り出されてゆきます。ドラグを締め込もうがお構い無しにジリジリと。これは…確かに覚えがある。十数年前、伊豆某河口でウエーディングをしていた時、何かがヒット!しかし凄いトルクの引きを見せ、なかなか上がって来ません。持久戦の結果、足元に寄ってきたのは“エイ”でした!
 尻尾を振り回してこちらに向かってくるその姿が恐ろしく、私は飛んで逃げました。っで、結果はラインブレイク…今回の引き方もそっくり。まるで潜水艦に針が引っかかったようなものです。
 スプールのラインがほとんど引っ張り出され、冷や汗が出ます。頼む!ジグヘッドはあげるからチョメリグだけは返してくれ!…で、フックアウト。姿は見えませんでしたが、十中八九“エイ”でしょう。

 その後、エイのやつに港中の魚を恫喝されたとしか思えないほど反応が無いので20:30頃終了。
 でも今回は色々釣れて楽しめましたw

【Tackle Data】
Rod     :Major Craft/CROSTAGE  CRK-702M
Reel    :Simano/11TWINPOWER 1000PGS
Line    :PE#0.4
Leader :Fluoro carbon 6LB
Lure    :マルキュー/パワーイソメ
            SHIMANO/Zoeafry 1.5inch
       SHIMANO/Zoeastraight 1.9inch
      OFT/SCREW TAIL GRUB
            etc.


 さてお約束のラーメン情報ですが、今回は食べていないので今まで釣りに行った時に食べたラーメンを特集しますw 
 西は伊豆半島から東は東京湾まで。西から順番にw

1店目は沼津の『麺屋 卓郎商店』

 「塩らーめん」です。この日は「平日昼限定 ギョーザ定食+たまご」というのを食べたので950円。らーめんは醤油か塩から選択し、味玉がトッピングされます。そこにギョーザ、小ライスが付いてお得なセット。ちなみに餃子は醤油マヨで食べると言う斬新なもの。“静岡淡麗系”と言われるジャンルのラーメンがあって、この店はその先駆け的な存在です。
 神奈川淡麗系に近い美しく澄んだスープは丸鶏と魚介の清淡な味わい。細麺との相性も良く、非常にレベルの高い一杯です。
【店データ】
『麺屋 卓郎商店』
住所:静岡県沼津市日の出町2-53
電話:055-924-0306
定休:無休
時間:11:00-23:30

2店目は伊東市にある『味の大西 伊東店』

 「ラーメン(650円)」
 いわゆる“小田原系”と言われるラーメンの元祖『味の大西』は湯河原に本店がありますが、この店はその姉妹店。
 醤油の色が強いスープは一見しょっぱそうですが、意外に普通に飲めます。澄んだスープですが豚骨出汁が強く、少々煮干風味も感じられます。
 麺は自家製の縮れ麺。手切りなのか?太さが一定でなく、平たい断面で加水率が高くピロピロした食感。これがスープに良く合っている。麺量は多く、並で推定180gくらいあって食べ応えあります。
 チャーシューは今風のトロトロとは間逆の方向性で、しっかりした歯応えを残したもので、味が良く染み込んでいて旨い。ちなみに『味の大西』は湯河原本店のほか、神奈川県内には真鶴、小田原、大井、大磯にも暖簾分けした店があり、いずれもワンタンが有名です。
 この店は目ぼしいラーメン店が少ない伊豆半島において貴重な店です。
【店データ】
『味の大西 伊東店』
住所:静岡県伊東市吉田747-120
電話:0557-45-4283
定休:木曜日
時間:11:00~19:30ころ(ただし土日は15:00~17:00中休み)

3店目は寒川の『大正麺業』

 「味噌ラーメン大盛+チャーシュー(850円)」

 「ラーメン大盛(650円)」

 「一日30食限定 味噌つけ麺大盛(850円)」

 「焼きメン大盛(650円)」…スープ付き

 「餃子(300円)」
 お気に入りの店なので沢山乗せますw
 東海大学前近くにある『味噌一』とその姉妹店『日の出製麺所』出身の店主が作るラーメンは、やはり出身店の影響を強く受けています。
 特に味噌ラーメンが美味しい。炒め野菜の旨味成分がしっかりスープに取り込まれ、甘みが控えられた白味噌スープの旨味を高めています。
 麺は自家製の太縮れ麺。加水率やや高めでモチモチ食感。スープに良く合います。
 基本の味噌ラーメンはチャーシューが入りませんが、200円でトッピングできます。これが絶品でお勧め。
 そして一食の価値があるのが「焼きメン」と「餃子」
 焼メンはいわゆるソース焼きそばなのですが、麺はラーメンと同じ太麺を使っています。軽く茹でて濃い目の焼きそばソースと一緒に炒めた麺に大量の千切りキャベツとマヨネーズ+ケチャップが掛かってもの凄いジャンクな食べ物。でも癖になる。
 餃子は一個が大きくて凄い食べ応え。皮は厚くモチモチだが表面をカリっと焼いてあります。餡はパツパツに詰まっていて美味しいw
 ちなみにこの店のラーメンはどれも並盛と大盛が同一価格の650円。非常に良心的ですw
【店データ】
『大正麺業』
住所:神奈川県高座郡寒川町一之宮3-15-12
電話:0467-75-4041
定休:水曜日
時間:11:00-15:00  18:00-23:00

4店目は藤沢にある『ラーメン二郎 湘南藤沢店』です。

 「小豚入り+ニンニク+ヤサイ(750円)」
 もはや各メディアでも有名になってしまった爆盛ラーメン店“二郎”
 そのエグイまでに濃厚な豚骨スープ、大量の茹でヤサイ、信じられないほどデカイ“豚”。無料トッピング時のわけのわからないコール、無愛想な店主…これらが苦手で毛嫌いする方も多いですが、一度覚えてしまえばなんら問題はありません。二度喰うと中毒になります。
 この店は二郎の中でも接客は丁寧で分かりやすく、無料トッピングを無理しなければ暴力的な量にならないので、初めて二郎を食べる方にもお勧めです。
 無料トッピングの中で、私は必ずニンニクとヤサイはお願いします。
 一口目、いくらなんでもエグイ味ではないか?と思うのに、ニンニクとヤサイを良く和えながら食べ進むと…止められませんw
 麺は自家製の太麺。これは店によって少々違いがあり、この店はやや細め。モチモチ食感でスープとの相性が良くて旨い。麺量は多く、比較的少なめなこの店でも基本サイズとなる(つまり普通の店なら並と呼ばれる)“小ラーメン”でも270g位はあります。つまり普通の店の倍!
 二郎ではチャーシューを“豚”と呼びます。理由は見れば分かると思いますが、まさに豚肉の塊りなのです。これも各二郎で違いがありますが、この店は巻きバラ肉を使っていて柔らかく、味付けも良くて脂身と赤みのバランスが良い。
 何しろこの価格、この一杯で3日分くらいのカロリーを摂取できます。危険すぎるラーメンですw
【店データ】
『ラーメン二郎 湘南藤沢店』
住所:神奈川県藤沢市本町1-10-14
電話:非公開
定休:第1、第3水曜日
時間:11:00~14:30 17:30~21:30(麺がなくなると終了)

5店目は鎌倉は由比ガ浜にある『らーめん HANABI』です。

 「つけ味玉(880円)」
 つけ麺といえば『東池袋大勝軒』が有名で、多くの店がその影響を受けていると思いますが、この店も間違いなく強く影響を受けていると思います。
 東池系の店は今では大増殖し、酷い店も沢山出来ましたが、良いところを受け継いで更にブラッシュアップして美味しい店もあります。この店はその一つ。
 ベースはゲンコツやモミジなどの動物系、そして鰹節を中心とした魚介系出汁。これら動物系・魚介系ともにしっかりと摂られています。なので味わいはサッパリの部類のはずなのに、物足りなさが全く無い。
 麺は自家製でしょうか。コシが強くそれでいてツルツルしたノド越しも良い麺。粉の旨味もしっかり感じられます。最近食べた麺の中でも指折りの美味しさ。通常つけ麺は1.5玉が標準のようですが、サービスで2玉まで同一価格です。私が食べたのは2玉。推定麺量300g。食べ応え十分です。
 チャーシューは巻きバラ肉の大判。味付けは甘さが控えめで、バラ肉としては比較的しっかりした歯応えがあって好み。
 接客も驚くほど丁寧。普段から恐ろしく無愛想なラーメン店で食べている私は違和感を覚えるほどでしたが、店も綺麗だし十分デート利用できます。
 この界隈に出かけた方は是非一度w
【店データ】
『らーめん HANABI』
住所:神奈川県鎌倉市長谷1-2-5
電話:0467-23-9005
定休:基本無休
時間:[月~金] 11:30~15:00 / 18:00~22:00
     [土] 11:30~16:00 / 18:00~22:00
         [日・祝] 11:30~16:00 / 18:00~21:00
           ※スープ・麺がなくなり次第終了

6店目は横浜は港の見える丘公園近くの『下前商店』です。

 「ラーメン(630円)」
 多くのラーメン店ばかりではなく近くに中華街を控える場所柄、全国的に見てもラーメンに関しては激戦区中の激戦区と言えるこの界隈。その中でも常に高い人気を誇るこちらの店。場所は非常に分かりにくいです。住所を元に、グーグルマップで調べてから出かけることをお勧めします。
 何と言ってもそのビジュアル、味わいともに懐かしい“中華そば”を髣髴とさせるもの。でも進化が感じられ、既製品の中華スープを伸ばしただけのありがちな中華麺とは一線を画す旨さがあります。
 しっかりと摂られた鶏がら出汁、加水率適度でスープを良く持ち上げる細麺、周りが赤く、しっかりとした歯応えを残し、肉の旨味が堪能できるモモチャーシュー…この手の懐かしいラーメンが食べたくなったらお勧めです。
【店データ】
『下前商店』
住所:神奈川県横浜市中区元町1-54-1 リブレ元町Ⅱ1F
電話:045-662-6588
定休:月曜日(月曜が祝日の場合は火曜)
時間:12:00〜21:00(スープなくなり次第終了)

7店目は横浜駅近くの『吉村家』です。

 「ラーメン(630円)+海苔(50円)+白玉(2円)」
 何度も食べていますが、最も旨かった日の写真w
 吉村家は今では全国に横浜のご当地ラーメンとして知れ渡った“家系”ラーメンの元祖。なので“家系総本山”と言われています。従って神奈川のラーメン好きを自称しながらこの店で食べていない人はもぐりとまで言われます。
 そこからの暖簾分けは多数。しかし意外にも免許皆伝店と言われる店は限られていて、神奈川県内では本牧にある『本牧家(吉村家姉妹店:もともと吉村家が店を構えていた場所)』は別格として、新杉田の『杉田家』、下永谷の『環2家』、藤沢市遠藤の『まつり家』、六浦の「横横家』、本厚木の『厚木家(吉村氏の息子さんが経営)』に限られます。
 これら総本山及び免許皆伝店に共通なのは、『壱六家』等の“壱系”や、“たかさご家”系などの吉村家直系ではない亜流店と比較して、スープのカエシが立っていて“旨ジョッパイ”味であること。かなりパンチがあり、むしろ独特に感じますが、こちらがオリジナルなのです。
 吉村家ははっきり言ってブレがあります。何しろ年中無休、開店から閉店まで常に30人近い行列が出来、一日平均1500杯を売ると言う驚異的な人気店なので、やはりアタリハズレが出るのです。しかしアタリを引くと神が降ります。
 濃厚な白濁豚骨出汁にキリっとした醤油のカエシが効いたスープ。定番『大橋製麺』の専用麺、ちょっとスモークがかった歯応えを感じるチャーシュー、全ての出来が良い日に食べてしまうと、他の店で家系を食べることが出来なくなります。
 ちなみにラーメンと一緒にライスを注文し、そのライスに強めに卓上の荒挽き胡椒を振り掛けます。そしてスープによく浸した海苔をこのご飯に巻いて食べるととても美味しい。家系海苔巻きです。家系ラーメンを食べる時のお勧めですw
【店データ】
『家系総本山 吉村家』
住所:神奈川県横浜市西区南幸2-12-6 ストークミキ 1F
電話:045-322-9988
定休:無休
時間:[月~土]11:00~翌0:30
         [日・祝]11:00~23:30

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