レジンと鉛板でスピンテールをハンドメイド

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今やシーバスゲームでは欠かせないスピンテール。
ならばこれもスピーディに製作ができるレジン活用でハンドメイドしてみる。
今回は2mmの鉛板、1.2mmのステンレスワイヤー、あとはUVレジンのみで製作。

最初に、本体の外形をスケッチして、シリコンシートをその形に切り抜く。
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その上からレジン液を垂らすと、表面張力によりシリコンシートからはみ出ずに凸型にまとまってくれる。これをUVライトで硬化する。
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硬化したらシリコンシートからレジンを外して、シートを裏返しにし、同様の作業で反対側の形を作る。これがルアー本体の左右のボディになる。表面張力による自然な膨らみがそれなりに美しい面を作ってくれるし、同じ外形の物を複数作るのに向いている。この時に左右の厚みが揃うように注意する。
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次に鉛板2枚をボディ下半分の形状に合わせてカットする。さらにワイヤーをペンチで曲げアイを作る。ワイヤーの左右から鉛板を挟み込むようにして瞬間接着剤で固定する。
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あとはレジンで作った左右のボディを貼り付け、上下の隙間にレジンを注入して行く。何度か繰り返し、サンドペーパーで整えてからもう一度全体にレジンをコートしたらボディの完成。ここまで約1時間。

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全体を鉛板だけで作っても良いのだが、このようにシンカーが下方にあると安定した泳ぎが期待できるのではないかという妄想。あとは上半身がスケルトンになるのでそれなりに生命感が出そうだし、シルエットを小さく見せることができる。シンカー部分は内臓を思わせるカラーリングを施すとよりリアル感が出るかも知れない。

最後にフックとブレードを装着。
ブレード固定にはこんな便利な小物を活用してみた。
初めて使ってみたがフックにブレードを固定するのがとても手軽にできていい感じ。
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これでトータル2時間くらい。レジンに気泡がかなり入ってしまい見た目の完成度はまだまだ課題あり。今回はリアル感より素材そのものの表情をあえてそのまま残し、目玉もつけない機能表現としてみた。最近はシンカーとフックだけで魚を釣る動画なんかもよく目にするので、これでもアピールは充分だろう。

カスタムするならば腹の部分にのみホログラムシートを貼ってみても良いし、いろんなパターンの組み合わせを試すのも楽しい。レジン自体も専用の着色液があるのでそっちのカラーも無限に可能性がある。
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レジンルアーはとにかく完成までが早い。平日でもナイターを見ながら毎日こつこつと作っていたら試合終了までに何個か作れてしまうほどだ。だんだんと作り貯めができてきたので、そろそろフィールドで投げてみることにしよう。

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