【東京シーバスネット－村岡昌憲】熊本の旅２０１５

連休前のお話。

午前8時30分の羽田発熊本行き。

ここから今年一番の長い旅が始まる予定だった。

２日前に急な電話で急遽、取材の依頼が入る。

締切を考えると出発当日しかない。

しかもデイゲーム縛り。

「朝マヅメだけ一瞬やれます。結果に関わらず7時には上がります。」

そんな安請け合いをしてしまい、だけどハイシーズンだけにそんな苦労しないと思ったら、最初の鉄板ポイントを最近のドルトムント香川なみに完璧に外し、ヤバイ雰囲気が漂い始める。

２箇所目のポイントも反応はとても渋い。

ベイトがほとんどいない状態。

春はムラッ気のシーズンというとおり、ベイト次第で数百ｍ程度離れれば天国と地獄みたいな差が付きやすい季節。

アミやハクがいるくらいじゃ魚がいないってこともザラにある中で、ベイト気配がゼロという感じ。

唯一ベイトの気配があったのが角の一等地で、だけどそこは魚は着いているんだろうけど、アプローチが悪かったのか魚の反応はない。

じっくり探して動く暇もない状態で、
「こりゃ、やばいなぁ。」

と思ったところで太陽が出てきて、これで魚が沈んでレンジが合った。

ダイワのスイッチヒッターで足元から1本。

６０あるなし。

で、ささっと撤収し、羽田から熊本へ。

空港から持って行く荷物がとんでもない量。

事前の準備段階で体重計に乗っけたら６０ｋｇ近くあった。

飛行機は普通に乗ったら２０ｋｇ以上までが無料で預かってくれる重量で、それ以上は超過料金を取られる。

で、これがまた微妙に高い。

自分はマイレージの上級会員なので４０ｋｇまでＯＫ。

それでも追加料金は免れない。

そこで、今回はプレミアムクラスを予約していた。

プレミアムクラスに乗るとさらにプラス２０ｋｇの荷物が積める。

これで合わせて６０ｋｇまで無料。

荷物の超過料金を数千円払うだけよりは、同じ位を支払って荷物も詰めて、大きなシートに乗って、お弁当も出て、CAが美人が多い方がコスパが良い。

ということで、朝ご飯を食べたあとは、爆睡する予定だったが、新しいルアーのアイディアをノートに書いていたらあっという間に到着してしまい寝そびれた。

到着していくつか仕事の案件をこなして、そこから熊本の寺本雄二さんと合流。

緑川水系をいくつか回ってデイゲームを楽しむ。

魚は出なかったけど、すごい良いポイントを見つけた。

本当はこの時間に事故で足を失った翔世さんのお見舞いに行きたかったんだけど、都合付かず、夜の飲み会に兄のﾘｭｳﾁｮｳさんが来てくれるということに。

夜はここのブログでも募集していた熊本飲み会。

総勢１２名が集まってくれた。

ほとんどの人は初めましてな感じで一人で来られた方もたくさんいた。

が、同じ釣りを楽しむ同士、ちょいと緊張しつつの自己紹介が終わったあとはあっという間に和気藹々と盛り上がっていって、最後は本当にいい雰囲気で、３時間のコースがあっという間に終わった。

ブログを書くって自分の釣りを発信するということ。

すなわち自分自身を発信するということ。

ブログサイトは色々とあって、アクセス数の多い少ないとか、検索に強い弱いとか、様々な選択肢があるわけだけど、最終的に大事なのは出会うべき人に読んでもらえるかどうかって事が大事なのではないかといつも思っている。

fimoでブログを書けば、地元の人に読んでもらいやすい。

地元の人に出会いやすい。

今回は飲み会だけど、fimoが縁で地元の釣り仲間が出会っていく。

他のブログサイトではなかなかできないことだと思うんだ。

ﾘｭｳﾁｮｳさんにも俺の宝物ロッドを託すことができた。

で、二次会三次会と熊本の夜は長く。