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村岡昌憲

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風吠える竜飛崎の磯マルランカー

 

初めて竜飛岬を訪れたのは昨年のことだ。

2014年10月24日、釣りビジョン『SEABASS JOURNEY』の撮影で青森県を訪れた。

 

撮影直前に、当初の予定で組み立てのメインになっていた十三湖の河口エリアのシーバスが絶不調という情報が入ってきて、そしたらどこに行こうかと釣具屋さんで相談している中で竜飛岬という言葉が入った瞬間を覚えている。
 

竜飛岬と言えば、石川さゆりの「津軽海峡・冬景色」に謳われるように、北の外れ、というイメージ。

厳密に言えば、本州最北端は太平洋側の下北半島だが、日本人全体のイメージとしては竜飛岬の方が有名なのかもしれない。

 

知識としてはもちろん知っていても、漠然とそんなイメージを持っていた俺は、竜飛と聞いて、最初はそんな北の外れにシーバスなんかいるの?と思った。

しかし、その年の春に行われた青森フィッシングショーに出たとき、青森のアングラーの中で一際クレイジーな釣りの話をする人がいて、その人の口からは竜飛という言葉が出ていたのを思い出した。

聞けば、秋になるとアオリイカの新子パターンで10kgオーバーの磯マル、磯ブリが釣れるらしく、連日のようにアングラーが訪れるらしい。

それなら、と磯マル主体に撮影を組むことになった。



 

それで、番組をご覧になった方は解るだろうが、竜飛岬では俺は1本のシーバスも掛けることができなかった。

撮影中に俺はいくつかのミスをしていた。

一つは、竜飛岬という岬が険峻でないわけがなく、そこにウェーダー装備で挑んだこと。

くわえて、釣りビジョンの高額な4Kカメラ(900万円!)を引き連れて、釣りをするにはあまりにも磯が険しすぎた。

デイゲームでは、どれだけ前に出られるかが勝負の磯マルゲームにおいて、前に出られないというのはかなりきつい展開となった。

日中のシーンではおそらく一度も魚の目の前にルアーを持って行くことができていなかったように思う。

ウェットスーツを着たアングラーが何本かスズキを釣っているのを見た。
 

となると、魚がよりシャローに入ってくる夜の撮影になるのだが、今度はカメラのライトが厳しい方向に効いた。

釣りビジョンのカメラライトというのは視聴者の想像以上に明るい。

車のヘッドライト1灯を点けているような明るさの中で釣りをすることになる。

だから光を照らす方向のコントロールが難しい。

これは何年やってもうまくならない。

スズキは明暗部には集まるくせに、動く光を照らせばすぐに逃げてしまう。

そんな明るい光を伴いながら魚に近づこうとするのだ。

人によっては、光を消して、魚がヒットしてからライトを点灯するやり方を用いるプロもいる。

魚が釣れたことを見せたい状況だと、みんな魚を掛ける方を優先するから上のやり方になりやすい。

魚が釣れる過程を見せたい状況だと、そこを創意工夫してなんとか光の中で魚を掛けようとする。

これはどちらが良いか悪いかではなく、スポンサーの意向やディレクターの意向、プロのこだわりなどで変わってくるだけの話。

だけど、俺は個人的には、魚が釣れたことよりも、釣れるまでを見せたいと思っていつもライトを点けてやっている。

ただ、間違いなく光を消したら、普段と変わらない釣りになるわけで、魚を釣るのはかなり簡単になる。


 

2015年10月に放映した『SEABASS JOURNEY』涸沼編では光の中で一晩苦戦し、後が無くなった二日目の夜に番組史上初めてライトを消して撮影をした。

なぜなら、光の中にいる俺の半径50mは涸沼名物のボイルが一切起きないのである。

その外側で終始バッコンバコンやっているので試しに消してみたのだ。

そしたら消してから数分もしないうちに俺の前でもボイルが起きるようになり、30分ほどですぐに魚は釣れたのである。


 

話は逸れたが、カメラの光をコントロールする。

これが視聴者の人には一番見えづらい、現場で出演者が苦労している事柄なのだけど、そのコントロールを俺はミスしたのである。

オンエアされた番組を見たとき、俺はそのミスに気がついた。

ルアーを撃ち込んでいるポイントの白い波頭が全て映像に映っていた。ということは確実にがっつりと光が当たってしまっている。

真っ暗な場所でやる磯マルゲームでそれは致命傷だ。

サラシが出ていたり、水色が濁っていればまだマシだが、波も少なく、水色も超クリア。

よく房総の磯でもポイントに入るアングラーがライトを点けながら磯を移動していて、顔を上げたときにポイントをズバババッと照らしてしまっているのをよく見るが、自分で自分の釣りたい魚を追っ払ってるようじゃ意味ないのである。

人によってはサラシの状態を見るためにライトを当てちゃっている人もいる。上手い人は暗闇の中でみんな目が慣れるまでじっと待って波の状態を判断している。

で、撮影の時は磯がそこそこ荒れているので波しぶきが飛んでくる。波しぶきにカメラを向けるとレンズにしぶきが次々と掛かって全く映像として使い物にならない。だから、風を背負う方向にカメラを向けて撮影する。

カメラのレンズにしぶきが掛からない、カメラライトの光がポイントに行かない、そして釣りができる。

この3点をコントロールしないといけないのだが、この時は足場の関係上、ポイントに対して向く俺の真横から照らすという選択肢しかなかったのである。

この場合、夜の撮影をしないで、マヅメになって明るくなってからライト無しでスタートすべきだった。

だが、俺は暗いうちからカメラライトで魚を追っ払うように釣り始めてしまったのだ。しかも二晩とも。

あの時、潮の流れ、明るくなってみた瀬の位置、沖を飛ぶカモメの様子、あの状況で食わないなんて、と思っていたけど、そういうことだったのかもしれない。

もっとライトの位置をコントロールしていたら結果を出せたのではないか。

いつか、それを確かめたい。

ずっと思っていたことだった。






10月、BlueBlueのテスター試験で、青森県の工藤昇龍君が一次試験を突破し、二次試験に進んだので、俺が青森に行くことが決まった。

工藤昇龍君に連絡を取ると、いつでもいいというので、2泊3日で竜飛岬にチャレンジできるスケジュールで組むことにした。








そして11月17日午前に羽田を発つ。

空港でレンタカーを借りて、まずはつけ麺のなりや、へ。

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青森といえば、煮干し系。

煮干し系つけ麺。どハマリ。




午後は釣具屋さんを回って、情報交換とBlueBlueの営業なんかも行い、夜は会食。

青森在住のBlueBlueFacebookサポーターの福士義久氏と、青森県の有名寿司店、河庄の坂本氏と三人で会食。


ちなみに福士氏が青森のソウルフードと力説するのがこれ。
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彼のFB投稿にも出てくる一品。

一応買ってみて食った後に、青森の様々な人と話すときに、卵豆腐食べました、といっても反応が薄い。

青森の、ではなく、福士家のソウルフードなんでは???






朝が早いので22時には解散し、午前3時にホテルを出発。

途中で坂本氏と合流し、竜飛岬に急ぐ。

心証的にはテレビロケをやったポイントに入りたかったけれど、現在、状況が良い場所があるというのでそっちに変更。

ウェットスーツに着替えて、足ヒレを装着。

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11月の青森で泳ぐという発想が、結構あり得ないのだが、、、。





100mほど泳いで瀬に渡る。

(必ず知っている人と来た方が良いと思う。かなり潮が速い。)


僕らの立ち位置もセットが来ると波しぶきがしっかりと掛かる程度。


これは後で撮った写真だが、こんな感じで沖に次の瀬がある。

※地元の人への配慮のため削除しました。





さあ、やりましょう!

ということでスタートする。

俺は正直、いきなり磯で泳ぐとか、気温3度で超寒いとか、持ってきた房総半島用のスパイクシューズがかなり滑るので超コワイとか、色々あってテンパってた。

何より、不安になったのが、途中の磯が激しすぎて、それを乗り越える際に、何度かPEラインが岩に擦れたような気がすること。

普段なら現場についてからラインをロッドに通すのだけど、その余裕の無さから落ち着いてチェックする余裕もなく、Blooowin!140Sのレッドビアーをセット。





キャストを開始する。

この時点ではまだ真っ暗。下の写真は参考に。

波の様子をしばらく見ていたので、目は慣れてきたが、油断すると一発で持って行かれるやばい波がありそう。



狙い目としては沖の瀬の右側に浅い部分があり、そこでヒットすることが多いと坂本氏。

しかし、風は左斜め正面から風速5〜7mほど。

潮の流れも左から右。

ラインもルアーもどんどんと右に流れていく。

右側に撃ち込むと、自分たちがいる磯の先端に根掛かりしてしまいそう。

掛かっても右に走るだろうな、と。

自分たちのいる瀬がどれだけ右に張り出しているのかがわからない。

坂本氏に聞くと結構張りだしていると。



が、これ以上前に出るのも危険。

難しい状況でキャスト開始。

ここでドラグをきつく締めるはずだったのだけど、そのPEの傷が気になって気持ち緩めにした。




10投ほどしたときだった。

瀬の右奥にしっかりとBlooowin!140Sを撃ち込み、ラインスラッグもほとんど出さずにウェイトボールが前に戻す。

そこからBlooowin!を巻くというより、風にラインを預けて流す感じ。

浅い部分がどこまであるのかわからないが、そんなテラス状の地形の上をBlooowin!が流されていく感じをイメージする。




ドン!



ラインがたるんでいるのに強烈なバイト。

ロッドを立てて、、、というところで一方的にラインを引きずり出される。


やばい!でかい!


こっちもスプールを抑えて、ロッドを立てる。この重量感、90センチ近い。


そこから一気にゴリ巻き、、、、


ドラグがズルズルに出ていく。

スプール抑えると巻けない。




やばい!






バツン!








切られた!





天を仰ぐ!






未熟!




下手すぎる。。。。


ラインの傷が気になりながらのゲームは磯では一番やってはいけないことなのに、それをやってしまった。。。。



一度、後ろに下がり、PEラインを20m近く詰めて、ラインシステムを組み直す。





坂本氏が交代で撃ち始める。


さすが!

数投でヒット!


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Blooowin!140sで余裕の80オーバー。
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ルアーはBlooowin!、彼曰く、最初は難しいルアーだと思って、買って以降あまり出番がなかったようなんだけど、最近改めて使ってみると、磯での基本性能の高さが抜群なことが分かり、しっかりとメインルアー化したのだそうだ。





俺もラインシステムを組み直して、復活。

ドラグはかなり締め込んだ。

数値にしたら6kgくらい。




坂本氏も右のテラスで食わせたとのことだったので、そこに撃ち込んでいく。


昨年、R-MAGIC 菅井氏が作ってくれたBlooowin!140Sのヒメマス魚皮カラー。

ここ一番の俺のお守り。

この世で1本しかないけど、ここはこいつの出番にふさわしい。


2投目。

右テラス奥に撃ち込んで、ラインスラッグ取ってアクション開始した瞬間にドン!


すごいスピードで左側の深い方に走っていく。

が、こちらもドラグがフルロックに近いので、ラインを引きずり出すまではいかない。

寄せてきて、ガックシ。

2kgくらいのイナダ
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しかも、ガッツリ食っちゃって、テールフックが喉の奥に刺さっているので、外すのに時間が掛かりそう。

ストリンガーに繋いで、後で外すことに。



この写真でわかるように、スナップを使っている時点で、今回はシステム設計が少し甘い。

またBlooowin!を付け直し、数分ほど投げて沖の瀬と手前の瀬の間を流していたとき、ガン!という強烈なバイト。

スズキだ!

風神ADバンカーがバッドからぶち曲がり、そこから4軸特有のパワーが出てくる。

曲がってから強いのが風神の良いところ。

リールのハンドルで強引に巻き取りながら、魚の頭を下には向けさせない。

手前の瀬の足元に突っ込もうとするスズキをロッドのパワーで浮かせにかかる。

潜れないもどかしさに大きな首振りをかましたスズキが再度、下に向かって突っ込む。

ロッドで溜めて、、、、というところで、パーンとはじけてフックアウト。




んなろー!

思わず吠えた!




ルアーを見ると、フロントフックと真ん中のフックがリングから吹き飛んでいる。テールフックが伸びていた。


もう、完全にタックルセッティングのミスである。

ドラグを締めなければ獲れないポイントで、そのドラグパワーにリングやフックが耐えられないのである。

ドラグを緩めても締めても獲れない状況。

これは緩めに騙し騙しやるしかない、という感じ。

その後は、イナダの大群がサラシに居着いてしまい、イナダ祭り。
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Blooowin!140Sで届く範囲を打ち切ったので、R-MAGICのDearBait40gにチェンジ。
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速く巻くとイナダの餌食に。
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瀬の向こう側にもう一つ瀬が見え隠れしている。

距離にして90mほど。

楽勝で届くのでその先まで撃ち込んで、イナダに気付かれないよう、ゆっくり。だけど、沈んで根がからないようにロッドを立てて風にラインを乗せてデッドスローで流す。

ジグなのに上を流せるのがDearBaitのいいところ。





ドン!




スズキだ!




瀬の向こうの瀬の向こう側なので、完全にゴリ巻き以外ない。

ガシガシ巻いていると、強烈な下への突っ込み。

スナップが吹き飛びそうな嫌な予感に一瞬ロッドで耐えるのを躊躇した瞬間に、根に入られ、リーダーをぶち切られる。


敗北。。。。





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最後は特色のマジョーラカラーまで投入して、シーバスが3ヒット3バラシ。バイトは他に2回ほど。イナダを6本。

というか、今年ラインブレイクなんて3回もしてないのに、今日一日で2回。

魚に申し訳ないのと、自分の下手さに腹が立つのとでガックシ。




明るくなって見えてきた磯は自分が考えていたより、はるかに険しく、根が浅い部分がたくさんあるポイントだった。

暗い時に初めて来るとそれがわからないわけで、それに備えたタックルを組んでこなければなぁと。





夜明けのタイミングで地磯に戻る。
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明るくなって、改めて見ると、この人のやってる事って相当クレイジー(笑)
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この時は青森の釣りはこれで終わりと思っていた。

が、車に乗って青森市内に戻りながら、夜明けの釣りの事を振り返って考えていたら、このままでは帰れないと。

飛行機の時間を遅らせることと、坂本氏に明日も行きたい旨、伝えたら短時間なら一緒に行けると心強いお言葉。

もう一度チャレンジできる。




昼は五丈軒。
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こいつはスタンダードな煮干しラーメン。



午後はBlueBlueテスターの二次試験。

工藤昇龍君。

19歳とは思えない上手な子でした。
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その後は釣具屋に行って、タックルバランスの再セッティング。

天気予報からして、今日と同じ場所に入った場合、ドラグは6kg程度とかなりきつく締め込む前提で考える。

リングの強化、フックの強化、スナップはオーシャンスナップにチェンジ。

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工藤昇龍君を無理矢理誘って、スタバでフックを交換するの絵。
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Blooowin!140Sも補充。



夜は坂本氏のお店である、河庄で鮨を食べる。
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弘前から水木さんも駆けつけてくれた。雄物川の懇親会の時に青森から来ましたって言ってたのを思いだして声かけさせてもらいました。

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明日も早いので22時には解散。




とはいえ、2時起き。

寝不足の極地だが、俺の目はランラン。


同じようにほとんど寝てない坂本氏も少し寝坊したけど、なんとか合流。
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目指せ竜飛岬。

途中の気温計は0度。

この寒さの中、釣るために泳ぐのである。

そして、また100mほど泳いで釣り場へ立つ。




これまたイメージ。本当は真っ暗だよ。


※地元の人への配慮のため削除しました。



この日は風向きが変わり、風は右斜め正面から手前に風速5m。

波は左からうねりと右からの風波で両方向から。

潮は左から右にトロリ。

波がガチャガチャになってるので、レンジは一枚下と読んだ。



最初はBlooowin!140Sのシャローチューンから入る。こいつでなるべく浮いたところで掛けたいと思った。

だけど、3投で合わないと判断し、ノーマルのBlooowin!140Sに戻す。

リングは1番手アップ、フックも3H(ノーマル4番)までアップ。

1投、1投、海の中を探りながらBlooowin!を流す。

左から右に流れようとする潮が相当邪魔していて流しづらい。

風も正面なので飛ぶルアーでないと難しい。

左側のサラシを撃つが、出ないので右側に狙いを絞る。



右のテラスに撃ち込みに行くが、風が邪魔でなかなか入らない。

ラインがふけると水上に出ている岩に当たるので、それも怖い。


数投して、なんとか良いイメージを掴んできた。

岩の15mほど右のずっと奥に撃ち込む。

そこから岩にめがけてBlooowin!を流す。

風に対してアップクロス。

ロッドは下向き、巻くというよりさびく程度。

Blooowin!を置くイメージである。







トン。

最初のアタリは本当に小さかった。

だけど、解っていた。

それが待ちに待った瞬間だということを。

フルパワーでアワセを叩き込む。

風神ADバンカーががっつりとバッドで魚を受け止め、フルベンドした状態が続く。

ラインは出させない。

一瞬、魚が浮いた。


一気に寄せる。

一段低い位置に、波を使ってぶち上げる。

坂本氏が下でリーダーを掴んで確保!




うわぁぁぁぁぁぁ!


おおおおおおおおおお!


おおおおおおお!






坂本氏も俺も叫んだ。



竜が飛んでいるかのように荒々しい竜飛岬で俺たちは吠えた。




これ、いったぞ!
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泣きで95cm。

文句なしの90up。

リングもフックも全く伸ばされていなかった。

坂本氏と握手。そして高笑い。しばらく笑ってた。




リリースして3投、同じコースで再度強い衝撃。

これまた、ドラグからラインを出させずに上がったのは80センチ弱。
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とんでもない良型メバルなんかも出てきた。
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夜が明けたとたんに、アタリが無くなった。
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二人とも体力の限界なので、早めに撤収。




ちょうど太陽が出てくるところの竜飛岬。
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ホテルに戻って2時間爆睡。

起きて、もう一度つけ麺なりや、へ。
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これを食べて、空港から東京へ。


竜飛岬、個人的にはまた行こうと思っている。俺は磯の釣りに関してはまだまだ修行中。

もっともっと上手くなって再度、また挑戦したいし、いずれカメラを背負って戻りたい。






タックル
ロッド:風神AD バンカー111MX
リール:ダイワ ソルティガ3500H 
ライン:東レ ジギングPE1.5号 200m
リーダー:東レ ジギングリーダー フロロ50LB




 

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