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村岡昌憲
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▼ タイ遠征記2013 その5
- ジャンル:日記/一般
タイ遠征記 その5
その1はコチラから
夜が明けて、僕らはカヤックを用意する。
入り江の入り口まで歩いて行くこともできるのだけど、カヤックで行った方が速い。
カヤック瀬渡し大作戦である。
「おい、永野君。恋は情熱だ。その情熱をオールに込めるんだ!」
恋に破れた永野がやけくそに漕いで、入り江の入り口には20分ほどで到着
写真で見ると凪いでいるようだが、結構波が高いので上陸は結構手こずった。
カヤックやオールを持っていかれると灼熱の海上ではほぼ悲劇なので、しっかりと上に上げる。
そこから磯を先端に向けて歩くと、足場のいいところがあったのでゲーム開始。
ショアからキャスティングで狙う底物の撮影。
基本的な考え方や狙い方、シーライドの動かし方などを説明しながら収録していく。
サイズが出なかったのが残念だけど、数はけっこう出た。
こちらは動画ができるのをお楽しみに。
日が高くなり、ジリジリと日差しが照りつけて暑くなってくると、バイトがピタリと止まった。
透明度が高いので海底まできっちりと太陽光が届きだしたのだろう。
海底の岩陰に隠れてしまった底物をジグで誘い出すのが難しくなった。
それでも根掛かりを恐れずに果敢に沖の大岩周りに撃ち込んでいくつか追加したところで撮影は終わり。
ということで、またホテルへ戻ることに。
沖では、スワンナさんとカメラマンが雑誌の取材をしていた。
見に行くと彼女に昨日渡したシーライドで魚を釣っていて、
「こんなの、私初めてよ!」
みたいな事を言っていたような気がする。
この国の季節はいつも夏。
9月に入り、秋空の気配が漂う東京の空にすでに慣れていたので、空の蒼さと高さにしばし見とれる。
(永野は汗だくになって漕いでいたが、、、)
ホテルに戻り、朝飯の前に、ちょっとだけシュノーケリング。
魚がほとんどいない感じの入江の奥側。
潮が流れないからなんだろうけど、どのあたりまで流れていないのかは底の様子を見て回ればわかる。
また、実際本当に魚はいないのだろうかと。
よくある話のように、実は結構いるってこともあるのではないかと。
結果は1匹たりとも魚を見ず。
かなりの沖まで流れが無かった。
カニが一杯いたのでこういう場所は夜がチャンスだね。
朝飯食って一度寝る。
昼になり、ヤン社長が手配していた漁船が到着。
この漁船で、今度はオフショアのジギングの撮影である。
遠浅のため、ホテルまで船が入って来られない。
ということで、カヤックで移動。
まあ、本当に漁船だ。
日本がいかにゲームフィッシングの場として成長しているかをつくづく実感させてくれる。
こんなに遊漁船がある国ってなかなかない。
オフショア担当のたつろーとのコンビ撮影で気合い十分。
というか、もう後が無い。
撮影的には50%は満足いくものだけど、もっともっといい画が撮りたい。
言葉も文化も違うこの国で、自分たちの思うようにはいかない状況ははがゆい。
だけど、それにネガティブな反応をすると、状況は改善しない。
そういう気持ちはあるけれど、そんな気持ちで撮った動画に楽しさはこもらない。
BlueBlueのルアーは圧倒的に釣れることを目的に開発するけど、一番伝えたいのは釣りの楽しさで有り、釣りをすることによって得られる感動である。
だから、ただひたすらに、明るく、楽観的に、楽しむ。
楽しんでいるうちに、チャンスは来るもの。
漁船はポンポンと徐行しながら進んでいたが、朝のうちに俺たちがショアから撮影していた入江の入り口付近について速度を落とした。
え、まさか、ここじゃないよね?
船長 「はい、どうぞ~!」
※通訳
たつ 「グォラー!もっと沖に行け~!」
という感じで、さらに10分。
海底から暗礁が突きだしているようなポイントへ。
水深は10mというところか。
ここの魚影が本当に濃かった。
正直に書けば、どんなジグでも簡単に釣れる状況。
だからこそ、シーライドの一番いいと思われる動かし方に対して、予想通りにバイトが出る。
その映像が何度も何度も撮れたことは、とても貴重なことだった。
4時間ほどの釣りをして、撮影終了。
雑誌の取材チームもうまくいったようだ。
夕食用に2匹をキープしてホテルへ戻る。
なんとか、動画撮影もミッション終了。
ここで緊張感が切れたのか、これ以降の夕方と夜は、ほとんどの時間寝てばかりで翌朝までの写真が無い。
というか、記憶すら無い。
その6へ続く。
その1はコチラから
夜が明けて、僕らはカヤックを用意する。
入り江の入り口まで歩いて行くこともできるのだけど、カヤックで行った方が速い。
カヤック瀬渡し大作戦である。
「おい、永野君。恋は情熱だ。その情熱をオールに込めるんだ!」
恋に破れた永野がやけくそに漕いで、入り江の入り口には20分ほどで到着
写真で見ると凪いでいるようだが、結構波が高いので上陸は結構手こずった。
カヤックやオールを持っていかれると灼熱の海上ではほぼ悲劇なので、しっかりと上に上げる。
そこから磯を先端に向けて歩くと、足場のいいところがあったのでゲーム開始。
ショアからキャスティングで狙う底物の撮影。
基本的な考え方や狙い方、シーライドの動かし方などを説明しながら収録していく。
サイズが出なかったのが残念だけど、数はけっこう出た。
こちらは動画ができるのをお楽しみに。
日が高くなり、ジリジリと日差しが照りつけて暑くなってくると、バイトがピタリと止まった。
透明度が高いので海底まできっちりと太陽光が届きだしたのだろう。
海底の岩陰に隠れてしまった底物をジグで誘い出すのが難しくなった。
それでも根掛かりを恐れずに果敢に沖の大岩周りに撃ち込んでいくつか追加したところで撮影は終わり。
ということで、またホテルへ戻ることに。
沖では、スワンナさんとカメラマンが雑誌の取材をしていた。
見に行くと彼女に昨日渡したシーライドで魚を釣っていて、
「こんなの、私初めてよ!」
みたいな事を言っていたような気がする。
この国の季節はいつも夏。
9月に入り、秋空の気配が漂う東京の空にすでに慣れていたので、空の蒼さと高さにしばし見とれる。
(永野は汗だくになって漕いでいたが、、、)
ホテルに戻り、朝飯の前に、ちょっとだけシュノーケリング。
魚がほとんどいない感じの入江の奥側。
潮が流れないからなんだろうけど、どのあたりまで流れていないのかは底の様子を見て回ればわかる。
また、実際本当に魚はいないのだろうかと。
よくある話のように、実は結構いるってこともあるのではないかと。
結果は1匹たりとも魚を見ず。
かなりの沖まで流れが無かった。
カニが一杯いたのでこういう場所は夜がチャンスだね。
朝飯食って一度寝る。
昼になり、ヤン社長が手配していた漁船が到着。
この漁船で、今度はオフショアのジギングの撮影である。
遠浅のため、ホテルまで船が入って来られない。
ということで、カヤックで移動。
まあ、本当に漁船だ。
日本がいかにゲームフィッシングの場として成長しているかをつくづく実感させてくれる。
こんなに遊漁船がある国ってなかなかない。
オフショア担当のたつろーとのコンビ撮影で気合い十分。
というか、もう後が無い。
撮影的には50%は満足いくものだけど、もっともっといい画が撮りたい。
言葉も文化も違うこの国で、自分たちの思うようにはいかない状況ははがゆい。
だけど、それにネガティブな反応をすると、状況は改善しない。
そういう気持ちはあるけれど、そんな気持ちで撮った動画に楽しさはこもらない。
BlueBlueのルアーは圧倒的に釣れることを目的に開発するけど、一番伝えたいのは釣りの楽しさで有り、釣りをすることによって得られる感動である。
だから、ただひたすらに、明るく、楽観的に、楽しむ。
楽しんでいるうちに、チャンスは来るもの。
漁船はポンポンと徐行しながら進んでいたが、朝のうちに俺たちがショアから撮影していた入江の入り口付近について速度を落とした。
え、まさか、ここじゃないよね?
船長 「はい、どうぞ~!」
※通訳
たつ 「グォラー!もっと沖に行け~!」
という感じで、さらに10分。
海底から暗礁が突きだしているようなポイントへ。
水深は10mというところか。
ここの魚影が本当に濃かった。
正直に書けば、どんなジグでも簡単に釣れる状況。
だからこそ、シーライドの一番いいと思われる動かし方に対して、予想通りにバイトが出る。
その映像が何度も何度も撮れたことは、とても貴重なことだった。
4時間ほどの釣りをして、撮影終了。
雑誌の取材チームもうまくいったようだ。
夕食用に2匹をキープしてホテルへ戻る。
なんとか、動画撮影もミッション終了。
ここで緊張感が切れたのか、これ以降の夕方と夜は、ほとんどの時間寝てばかりで翌朝までの写真が無い。
というか、記憶すら無い。
その6へ続く。
- 2013年10月11日
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