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村岡昌憲
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▼ 奄美大島GT遠征2015/09/01-03 その2
- ジャンル:日記/一般
- (area-釣行記-)
奄美大島GT遠征釣行 2015年9月1日-3日 その2
その1はこちらから
6月の釣行から約2ヶ月。
ようやくその日がやってきた。
今回の同行者はスーサンを一緒に作ったATOLLの田中社長、トラウトブランドのサンレアルの山口社長。
ルアーメーカー3社長によるGTチャーター船。
ちなみにお二人はかなり昔からオフショアをやってきた人。
特にアトール田中社長は、まだPEラインもない頃から、ナイロンライン30ポンドとかで果敢にGTやカンパチに挑んでいた時代を知っている人。アフリカのザンビアまで行って銃を持った警備兵を横に乗せながら小舟でGT獲った話とかムチャクチャ面白い。
ジギングもロッドが7ftとか8ftとか、とても長かった頃だ。
そんな二人は大阪から。
俺は東京羽田から飛んで、鹿児島で集合した。
鹿児島からもう一度飛行機に乗って奄美大島へ。
お盆過ぎから、すっかり見ることのなくなっていた夏の青い空が久しぶりに顔を出した。
まだ夏の気配が色濃い奄美大島に到着。
今年何回目の飛行機になるのだろうか。
ANAの予約確認ページには常に5〜6本のフライト予定がある日々。
本当に良い時代に産まれたと思う。
数日前は北海道にいたと思えば、数日後には奄美大島にいる。
汗もかくこともなく、安全に、快適に、簡単に目的地に着く。
だからこそ、正直なところ行っただけでは感動はないわけで、問題は行った先で何をするか、何を得るか。
恵まれている時代だからこそ、結果に対しては貪欲でありたい。
前回の釣行で一つ決めたことがあった。
それはオフショアフィッシングにおけるBlueBlueのルアー開発のスタンスを変えるということである。
BlueBlueのルアーはオリジナリティをとても大切にしている。
コンセプトを明確化し、そのコンセプトを理解した人には、他のものに比べて最も使いやすい性能を持てるよう作っている。
主にショアの釣りでは、自分もシーバスを中心にさんざんやってきたので、そのコンセプトも立てやすいし、そのコンセプトにズレが無い自信がある。
そこでオフショアの釣りでも同じスタンスでやっていたのだけど、前回痛感したのは、他の多くのユーザーが支持するオフショアのルアー(例えばカーペンター、例えばシマノの別注ヒラマサ等々)のコンセプトがなぜ合っているのか?どう良いのか?なぜ支持されているのか?
ということを、俺は解っているようで解っていないことに気がついたのである。
釣りに限らず、解っている気がするのと、解っているのは似ているようで大違いである。
その違いは実体験の差だ。
これは俺に限った話ではなく、釣りが上手な人ほど陥りやすいと思っている。
釣りはイメージの遊びゆえに、イメージを描き出すのが上手い人ほど、人の話を聞いただけ、人の釣りをテレビで見ただけでイメージを描けてしまう。
そして、その多くはほとんど正解に近いレベルであろう。
釣ったこともないくせに、そのイメージだけで物事を語る人もたくさんいるのである。
だけど、やはりそのイメージを体験していない人は、本当のイメージには全く達していないのである。足元にも達していないだろう。
その本当に解っているのと解っている気がする違いから来る結果の差に痛い目はたくさん見てきた。
前回の釣行でそれを痛感したのだ。
他の3人がキャッチした魚のルアーはカーペンターBF-140。
オフショアの世界では絶大な人気を誇るこのルアーを俺は解っている気になっていただけであった。
毎回どこに行くときも持ってきてはいたが、GTを釣ったこともなければ、そんなに投げてもないのである。
そんなんで何を差別化できようかという話。
ということで、今回はオフショアの偉大なルアー達をたくさん持ち込んだ。(短期間ヤフオクに張り付いていたので相場が騰がってましたね、ごめんなさい(笑))
それを徹底的に投げ込んでみる、というのが今回の釣行テーマである。
ということで、上の写真のような開発中のSNECON130Sは泳ぎをチェックするだけ。
ということで、初日の船が出発。
初日は午後3時に出て7時に帰港するというショート便。
タックルチェックや肩慣らしにはちょうど良い。
今回の遠征3人組。
最初の一流し。
ブルーフィッシュのなんたるかを味わいながら、ショートジャークしていると何かがヒット。
10kgもないくらいかな。
遠くまで飛ぶという性能、使いやすいという性能、魚を引っ張り出す動きという性能、あらゆる点でハイレベルなルアー。
だけど、この日の奄美は決して状況が良い感じでは無かったようだ。
丁寧に丁寧に水面で誘い続ける。
水面を乱雑に飛び出してしまうと、魚の反応はなかった。
後半の流し。
Bf-140を丁寧に丁寧に動かしていると、トビウオがやたらと逃げていく。
トビウオが多いな。。。。
そう思った次のキャスト。
普段より力を込めてフルキャスト。
10mは通常より飛ばしたBF-140が着水する、そこでもトビウオが数匹、四方八方に逃げた。
出ろ!
ジャークに力が入るところだけど、GTは掛けるまでは丁寧さが大事。
丁寧に丁寧に、魅惑的なアクションを導き出すロッドの入力具合をはみ出ないように。
うねりや波で飛び出さないようにしっかりと合わせていると、水面に水しぶきが立つ。
ズドーン!
てめー掛かれーーーー!
6月は不本意な水柱だらけに終わった俺はそう叫んだ。
魚に向かってまっすぐにしているロッドからドラグ音が鳴り出して、ラインが引っ張り出される。
きたきたきたきたきたーーーー!
10kgに設定しているドラグは重苦しいクリック音を鳴らしていく。
一度、まっすぐ魚の方向を示しているロッドを手前に綱引きするように引っ張って最初のアワセを入れてから、ロッドを下向きに曲げて何発か確かめるように追いアワセを叩き込む。
強烈にソルティガBIGGAME85sを絞り込んでいくのは間違いなくGT。
今シーズン、やっと掛けたかったサイズがヒットして、無駄に肩と握力に力が入った(笑)
船はグングンと流れ、船長から浅場は出たというアナウンス。
ドラグを半回転緩めて、7kgくらいまで落とす。
あとはゆっくり。最初に変に力を入れすぎて呼吸が荒い。
そこを落ち着かせるように、だけど、魚の頭が下を向くことがないように。
嬉しい27kg。
リリース。
カーペンター ブルーフィッシュ140
最後の流し、GTタックルを置いて、ツナロッドに。
開発中のTracy500g。針入れて488g。
軽く投げて巻いてみると、動きは確かにTracy!
浮き上がらないのと絡まない感じはOK。
軽い泳ぎ、というのは重さが重さだけにわからない(笑)
しかし、ロッドが柔らかすぎてフルキャストしても20mほどしか飛ばないのと、40mを5秒ほどで着底する快速フォーリング。
事実上、バーチカルジギングになってしまい、それにしては巻き重り感が半端ないということで、開発中断。
ちょいとイメージを練り直して再度作り直して挑むことにした。
解っていた気が、解っていることになる。
次のTracyのテストはなかなかのイメージが脳内にできあがったところで今日の釣りは終了。
夜の3人の宴会は、ルアー開発をずっとやってきている3人だけに本当に面白かった。
一番話す時間が長かったテーマはザウルスのルアー開発や生産の話。
ソルトルアー創世記、むちゃくちゃ輝いていたルアーメーカーだけに、3人のそれぞれの愛や思い出(というか二人に関してはその時のルアー持参)
。
釣り人にとってこんな至福の時は無いなぁと思いながら、やがて明日に備えて眠りにつくのであった。
奄美大島GT遠征釣行 2015/09/01-03
その3へ続く
9月17日公開
その1はこちらから
6月の釣行から約2ヶ月。
ようやくその日がやってきた。
今回の同行者はスーサンを一緒に作ったATOLLの田中社長、トラウトブランドのサンレアルの山口社長。
ルアーメーカー3社長によるGTチャーター船。
ちなみにお二人はかなり昔からオフショアをやってきた人。
特にアトール田中社長は、まだPEラインもない頃から、ナイロンライン30ポンドとかで果敢にGTやカンパチに挑んでいた時代を知っている人。アフリカのザンビアまで行って銃を持った警備兵を横に乗せながら小舟でGT獲った話とかムチャクチャ面白い。
ジギングもロッドが7ftとか8ftとか、とても長かった頃だ。
そんな二人は大阪から。
俺は東京羽田から飛んで、鹿児島で集合した。
鹿児島からもう一度飛行機に乗って奄美大島へ。
お盆過ぎから、すっかり見ることのなくなっていた夏の青い空が久しぶりに顔を出した。
まだ夏の気配が色濃い奄美大島に到着。
今年何回目の飛行機になるのだろうか。
ANAの予約確認ページには常に5〜6本のフライト予定がある日々。
本当に良い時代に産まれたと思う。
数日前は北海道にいたと思えば、数日後には奄美大島にいる。
汗もかくこともなく、安全に、快適に、簡単に目的地に着く。
だからこそ、正直なところ行っただけでは感動はないわけで、問題は行った先で何をするか、何を得るか。
恵まれている時代だからこそ、結果に対しては貪欲でありたい。
前回の釣行で一つ決めたことがあった。
それはオフショアフィッシングにおけるBlueBlueのルアー開発のスタンスを変えるということである。
BlueBlueのルアーはオリジナリティをとても大切にしている。
コンセプトを明確化し、そのコンセプトを理解した人には、他のものに比べて最も使いやすい性能を持てるよう作っている。
主にショアの釣りでは、自分もシーバスを中心にさんざんやってきたので、そのコンセプトも立てやすいし、そのコンセプトにズレが無い自信がある。
そこでオフショアの釣りでも同じスタンスでやっていたのだけど、前回痛感したのは、他の多くのユーザーが支持するオフショアのルアー(例えばカーペンター、例えばシマノの別注ヒラマサ等々)のコンセプトがなぜ合っているのか?どう良いのか?なぜ支持されているのか?
ということを、俺は解っているようで解っていないことに気がついたのである。
釣りに限らず、解っている気がするのと、解っているのは似ているようで大違いである。
その違いは実体験の差だ。
これは俺に限った話ではなく、釣りが上手な人ほど陥りやすいと思っている。
釣りはイメージの遊びゆえに、イメージを描き出すのが上手い人ほど、人の話を聞いただけ、人の釣りをテレビで見ただけでイメージを描けてしまう。
そして、その多くはほとんど正解に近いレベルであろう。
釣ったこともないくせに、そのイメージだけで物事を語る人もたくさんいるのである。
だけど、やはりそのイメージを体験していない人は、本当のイメージには全く達していないのである。足元にも達していないだろう。
その本当に解っているのと解っている気がする違いから来る結果の差に痛い目はたくさん見てきた。
前回の釣行でそれを痛感したのだ。
他の3人がキャッチした魚のルアーはカーペンターBF-140。
オフショアの世界では絶大な人気を誇るこのルアーを俺は解っている気になっていただけであった。
毎回どこに行くときも持ってきてはいたが、GTを釣ったこともなければ、そんなに投げてもないのである。
そんなんで何を差別化できようかという話。
ということで、今回はオフショアの偉大なルアー達をたくさん持ち込んだ。(短期間ヤフオクに張り付いていたので相場が騰がってましたね、ごめんなさい(笑))
それを徹底的に投げ込んでみる、というのが今回の釣行テーマである。
ということで、上の写真のような開発中のSNECON130Sは泳ぎをチェックするだけ。
ということで、初日の船が出発。
初日は午後3時に出て7時に帰港するというショート便。
タックルチェックや肩慣らしにはちょうど良い。
今回の遠征3人組。
最初の一流し。
ブルーフィッシュのなんたるかを味わいながら、ショートジャークしていると何かがヒット。
10kgもないくらいかな。
遠くまで飛ぶという性能、使いやすいという性能、魚を引っ張り出す動きという性能、あらゆる点でハイレベルなルアー。
だけど、この日の奄美は決して状況が良い感じでは無かったようだ。
丁寧に丁寧に水面で誘い続ける。
水面を乱雑に飛び出してしまうと、魚の反応はなかった。
後半の流し。
Bf-140を丁寧に丁寧に動かしていると、トビウオがやたらと逃げていく。
トビウオが多いな。。。。
そう思った次のキャスト。
普段より力を込めてフルキャスト。
10mは通常より飛ばしたBF-140が着水する、そこでもトビウオが数匹、四方八方に逃げた。
出ろ!
ジャークに力が入るところだけど、GTは掛けるまでは丁寧さが大事。
丁寧に丁寧に、魅惑的なアクションを導き出すロッドの入力具合をはみ出ないように。
うねりや波で飛び出さないようにしっかりと合わせていると、水面に水しぶきが立つ。
ズドーン!
てめー掛かれーーーー!
6月は不本意な水柱だらけに終わった俺はそう叫んだ。
魚に向かってまっすぐにしているロッドからドラグ音が鳴り出して、ラインが引っ張り出される。
きたきたきたきたきたーーーー!
10kgに設定しているドラグは重苦しいクリック音を鳴らしていく。
一度、まっすぐ魚の方向を示しているロッドを手前に綱引きするように引っ張って最初のアワセを入れてから、ロッドを下向きに曲げて何発か確かめるように追いアワセを叩き込む。
強烈にソルティガBIGGAME85sを絞り込んでいくのは間違いなくGT。
今シーズン、やっと掛けたかったサイズがヒットして、無駄に肩と握力に力が入った(笑)
船はグングンと流れ、船長から浅場は出たというアナウンス。
ドラグを半回転緩めて、7kgくらいまで落とす。
あとはゆっくり。最初に変に力を入れすぎて呼吸が荒い。
そこを落ち着かせるように、だけど、魚の頭が下を向くことがないように。
嬉しい27kg。
リリース。
カーペンター ブルーフィッシュ140
最後の流し、GTタックルを置いて、ツナロッドに。
開発中のTracy500g。針入れて488g。
軽く投げて巻いてみると、動きは確かにTracy!
浮き上がらないのと絡まない感じはOK。
軽い泳ぎ、というのは重さが重さだけにわからない(笑)
しかし、ロッドが柔らかすぎてフルキャストしても20mほどしか飛ばないのと、40mを5秒ほどで着底する快速フォーリング。
事実上、バーチカルジギングになってしまい、それにしては巻き重り感が半端ないということで、開発中断。
ちょいとイメージを練り直して再度作り直して挑むことにした。
解っていた気が、解っていることになる。
次のTracyのテストはなかなかのイメージが脳内にできあがったところで今日の釣りは終了。
夜の3人の宴会は、ルアー開発をずっとやってきている3人だけに本当に面白かった。
一番話す時間が長かったテーマはザウルスのルアー開発や生産の話。
ソルトルアー創世記、むちゃくちゃ輝いていたルアーメーカーだけに、3人のそれぞれの愛や思い出(というか二人に関してはその時のルアー持参)
。
釣り人にとってこんな至福の時は無いなぁと思いながら、やがて明日に備えて眠りにつくのであった。
奄美大島GT遠征釣行 2015/09/01-03
その3へ続く
9月17日公開
- 2015年9月15日
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