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村岡昌憲

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9月22日   Top of Europe その2


 - Stage12 -  Top of Europe その2



~ Top of Europeその1 ~ はこちらから

 
 
 
 
 
 
そう言えば、渡航歴もかれこれ20回以上になるし、のべ滞在日数もかなりのものになると思うのだが、いまだに雨に当たったことがない。
 
だからおかげで傘という概念がない。
 
雨は日本でしか降らないのである。
 
理屈ではそんなことないとわかっているけど、感覚ではそんな感じになってしまっている。
 
しかも、この記録、まだ続きそうだ。
 
またもや快晴の空。
 
気分良くモーニングを食べてクライネシャイデック行きの電車に飛び乗る。
 
 
 
山を駆け上がるユングフラウ鉄道。
 
こういう情緒ある写真を撮るのが好きなのだ。
 

 
 
 
 
そして1時間ほど乗ると最後の駅は
 
トップオブヨーロッパ。
 
 
 
 
 
それはすごい世界。
 

 
アレッチ氷河。何十万年も流れる時間の貴さに、記念品を投げ込んでいく人が多い。
 
ガラス瓶に便せんを入れて雪に埋める。
 
何十万年後に凍り漬けになったその瓶を遠い子孫が拾うかもしれないのだ。
 
確かにロマンはある。
 
あるが、きっと歴史は僕らの時代を環境破壊の時代と呼ぶだろう。
 
その環境破壊の一つの証拠として笑われるに違いない。
 
 
 
 
 

 
 
4158mのユングフラウをバックに
 
 
 
 
 
クレパスにびびりつつ、氷河の上を歩き回って宿へと戻った。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
夜、久々にいい女に出会った。
 
町はずれの画廊で山の綺麗な絵を見ていた時だった。
 
後ろから「こんにちは」と話しかけられた
 
振り向くと日本人だった。
 
背がすらっと高くて、それで美人だった。
 
そこからの立ち話。
 
彼女は画家になることを目指して、やっぱり海外を歩き回っているのだそうだ。
 
2年前にスイスに来てこの画廊でずっと働きながらアルプスの山々を書き続けていると言う。
 
 
 
何だろうな。男でも女でもカッコイイ生き方してるやついるよね。
 
彼らは生き抜いてる。
 
朝起きて会社行って仕事して夜はビール飲んで、休みの日は子供と遊んで・・・これも「生きてる」
 
でもキャンプ場で出会ったやつといい、彼らは「生き抜いてる」
 
人生を生き抜いてるんだ、と思う。
 
そして自分もそうでありたい、と。
 
 
 
 
 
とっておきの美味しいチーズを出してくれる店があると盛り上がって、
 
お店を閉めて一緒に夕食を食べに行ってくれることになった。
 
 
 
 
 
アイガーの話で盛り上がった。
 
俺は今まで高尾山くらいしか登ったことないのに、あのアイガーに3mも登ったんだ、と。
 
素敵ね、と彼女は言った。
 
 
 
アイガーの背負う壮絶な歴史がなければ僕のやったことなんて無意味も同然だ。
 
だけど、彼女にも「あのアイガー」がわかるのである。
 
いい女に素敵と言われると、男はやはり嬉しい。
 
すっかり舞い上がった。
 
帰り際、バーみたいな店があったので飲み直すことに。
 
入った瞬間は良い感じだったが、レミーマルタンを頼んだところで日本人の中年のおっさん達が入ってきた。
 
するとなんと、カラオケが出てきたのである。
 
おっさんたちは大喜びで数枚しかない曲名リストにかじりつき、やがて流れてきたのが「他人酒」
 
 
 
スイスまで来て「他人酒」である
 
 
 
 
 
別に悪いことではないけど、なんかねぇ。
 
参ったな。
 
レミーを飲みながらそんな顔をしていたに違いない。
 
彼女はもっと落ち着いて飲める店があると耳打ちしてくれた。
 
そして僕たちは朝まで飲みまくったのである。
 
 
 
 
 
 
 
翌日は再度、ルッツェルンに戻ってスイスの会社と打合せ。
 
最高のリフレッシュ。体は筋肉痛だが、楽しい海外出張だった。
 
 
 
 
 
 
 
最後に長谷川恒夫が残した言葉を。
 
 
 
『山は自己表現だ。自分が一歩前へ進まなければ決して登れない。主体性がなければ何もできない。そういう意味で、落ちこぼれの子供が始めた山登りは、ぼくの青春への出発点だったのかもしれない。』
 
 
 
 
 
ものごとの真理は、山でも海でも人生でも変わらない、と思う。
 
 

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