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村岡昌憲
東京都
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▼ 薄暮の通過点
- ジャンル:日記/一般
たとえば、闇の中でもがき続けた日々。
たとえば、夢を抱き夢にに酔った日々。
いつも答えは決まっていた。
心に思い描いた道をひたすらに追求していく。
唯一の武器はたぎる情熱。
そのほとばしる情熱が強い信念を生み出し、その道を明るく照らし続けた。
その過程で出会った出来事を、人を、僕は決して忘れることはないだろう。
自分を引っ張ってくれた人、自分が引っ張った人、中には足を引っ張る人もいた。
色々な人生がそこにあり、交差し、また別々の道へと歩いていった。
道を見失った時は、自分の可能性をとことんまで追求した。
外に理由を求めるのは簡単だけど、それで上手くいった試しはなかった。
答えはいつも外ではなく自己の中にあった。
今までの自分の道のりを振り返って見つめてみる。そこに改良や革新や、時に王道すら見いだすことがある。
その見いだした姿はいつも裏切ることなく夢へとつながっていた。そこを歩き通せたことは少なかった。何度となくあきらめ、絶望し、道半ばにやめた。結局は後悔すると解っていても、その道の困難さに弱い自分が逃げを打った。それでも何度となく、今度こそという強い覚悟を持って立ち上がった日々があった。
ここのところずっと追い続けた道のひとつに終結点が訪れた。
長い人生では、まだ単なる通過点でしかないことはわかってる。
それでも祝杯を挙げずにいられないのだ。
世界中の誰にも真似できないだろうフォースを持っている。
そのフォースが生み出したものが特許という形となる。
この特許がどれだけのものを自分にもたらしてくれるかはわからない。
ただひとつ間違いないのは、その先に夢が燦然と輝いているぐらいだ。
自分にウソをつかない真実の姿でありたい。
世界のどこまでもが薄桃色に染まるあの夜明けの空のように
これからも自分の進むべき道は果てしなく続いているのだろう。
そんなことを考えながら一人、長崎で飲む焼酎はまた美味い。
３日連続で見る夜明け。
今週もまた極度の寝不足から始まる。
- 2003年6月15日
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