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村岡昌憲
東京都
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▼ 光り輝く道を
- ジャンル:日記/一般
ちょうど2週間前、30歳の誕生日に突然入った1本の電話。
金曜日、朝一番の飛行機で長崎へと飛ぶ。
空港からバスで市内へ入り、連絡船に乗って30分ほど。
見上げると、とてつもなく大きな客船。
そう、ニュースでご存じの方も多いと思うが、船の大半が焼けただれてしまった、あの世界一不幸なお姫様を僕は訪ねてきたのであった。
僕は釣りが大好きで、それ以上に海が大好きだ。そして船も大好きだ。
そんな僕はニュースを見たときに激しく心を痛めた。
そしてそのお姫様を復旧させることが決まったと聞いたときに、心に何か走るものがあった。
その復旧工事の現場。
船内は思わず息を飲むほどのエネルギーで溢れかえっていた。
全身ススまみれになって、大勢の作業員が作業を行っている。
そこに僕は、父や祖父の時代にきっとたくさんあったと思う強固なまでの一体感と共に物作りに携わる人間のプライドが船中に満ちあふれていた。全員の思いが復旧へと一丸になっていた。
そして、ここにはきっと我々にしか、いや下手すると僕にしかできない、と思う仕事があると確信した。
午後から会議。
そこに集まったメンバーは経歴だけで十分飯が食えそうな人ばかりだった。そこにいる誰もがオンリーワンの仕事を誇る企業ばかり。
復活を目指すお姫様を助けるために、お姫様に呼ばれて世界一流の技術とノウハウが集結してきた。まさにそんな光景だった。
その中に僕はいた。正直、足がすくんだ。
船が好きで海が好きな僕としてはこの話はとうてい放っておけるものではない。この仕事に関わって自分が持つ技術が役立ち、そして世界一の豪華客船がまた海へと旅立っていく。こんな素晴らしく誇らしいことがあるだろうか。できることなら手助けしてあげたいと心から思った。それでもあまりにもスケールが大きすぎる仕事だった。
信じられるもの。
それは今まで僕がやってきた仕事の実績であり、その過程でお客さんからもらってきた感謝という誇りだけだ。
最後までそれを捨てずに信じ切れるか。
30歳になった日にいきなり始まったこの大舞台。
それが何かの必然であると信じよう。
その先に光り輝く道が続くことを信じよう。
- 2002年11月6日
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