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村岡昌憲

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生きていく

今週は色々なことがあった。



仕事の関係者が還暦を迎えた。

僕も彼の人生の浮き沈みを20年近く見てきた。

その祝賀会には多くの人が集まった。

彼が没落する一方の頃、その不甲斐なさ、無責任さ、そしてその弱さを僕は嫌悪した。

自業自得という思いで見ているだけだった。

自分は自分のことで必死だったということもあるかもしれない。

だけど、僕は何もしなかったことだけは事実だった。




その一方で、彼を見捨てずにひたすら愛を注いだ人たちがいた。

その愛は数年の時を経て実を結び、彼は別人のように生まれ変わった。

一つの事業を育て、人を育て、会社の屋台骨の一つとして多くを支えた。

そして愛を注いだ人たちにも徳となってその愛は舞い戻る。



その会には娘さんも来ていた。

彼女こそ、もっとも辛かった一人だ。

幼なかった彼女も今では社会人。

父親をどんな思いで見ていたのか。

そう思う度に声すら掛けられないことが何度もあった。

でも、この会で彼女の中の何かが洗われていく気がしたんだ。

「本当に良かったね。」

そう言って僕は一緒に泣いた。





その後、僕は一つの決心をした。

少し前から気付いていたことがある。

一人の男の苦しみ。






ある日、人生相談の夜となった。

「言ったことはやる。やったことは責任を持つ」

伝えたかったのはそれだけだった。



ならば、どうするべきなのか。

「それは全てを背負うこと。関わった全員の人生を背負って生きていくんだ。」

なぜ?

「俺たちは男だからだ。」

「男は一度でも逃げたら、それが顔に出てしまうんだ。」







小雨舞う、帰り道、一つの思い出を辿りながら歩いた。

罪は決して消えるものではない。

許されることもあるし、そうでないこともあるだろう。

でも、罪を犯したという事実は決して消えないのだ。

それがある限り、一生それを背負っていく。必死に生きていく。

それが男の生き方だ。

そして結果として、救われたとしても。



家に帰り、引き出しの中から数枚の写真を取り出す。

写真の中から笑いかける我が子。

いつか、この子が自分に会いに来ることがあった時。

俺は胸を張ってこの子に会いたい。

例え、自分の罪が消えることが無くても。

胸を張って、「ごめんね。」と謝りたい。




だから、背負っていく。

できることを全部やる。

責任とはそういうことだ。


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