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村岡昌憲

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『SEABASS JOURNEY』2 北九州編

昨日から釣りビジョン『SEABASS JOURNEY』2の放映が始まっております。

今回は僕のルーツでもある、福岡県北九州市にある日本屈指の干潟、曽根干潟を舞台に広げられております。


以下、番宣です。





今回もBGM可能な方は以下を再生しながら読み進めてください。
そうでない方、携帯の方はそのまま下へ。












『SEABASS JOURNEY』



僕の祖先は漁師である。

父親の実家は、北九州のこの干潟にひっそりとある漁港の集落にあった。

幼い頃、夏休みも冬休みも帰省して、この干潟に足を運んでいた。

ハゼ釣りもカニ捕りは毎日のように、アジ釣りやサヨリ釣りは週末に父や祖父と楽しんでいた。

僕はこの地で、足裏に泥の感触を覚え、自然感覚を身につけていった。

その記憶も遠い昔になったが、今でもはっきりと覚えているのは、河原はカニや小魚、小さい貝で溢れかえっていたという記憶。

大人になり、東京湾やその他の干潟に通う中で、感じた違和感。

それは圧倒的に生き物がいないことだった。

だけど、記憶は遠い昔。

いたように覚えているだけの事なのかもしれない。

それとも自然開発の流れの中で姿を消してしまったのかもしれない。


そう思っていたけど、20年ぶり以上に釣り竿を持ってこの干潟に立ち、僕は自分の記憶が正しかったことを知った。

そして、この圧倒的な数と多様性を持つこの干潟の生態系の頂点に、大きなスズキがいるのではないか。

干満差4mと大きいこの干潟でウェーディングスタイルを取るのはかなりのリスクを伴う。

が、果敢にチャンネルを超え、干潟の中を流れる速い流れを探し出した。

北九州のアングラーに聞いてもほとんど情報がない中で、3日間をこの干潟と近隣河川に割り振った。

そこで得た確信。






必ずでかいのがいる。

それもとてつもない大きさの魚が。








そして、自分の全てで挑んでいった。

予想はしていたが、3日間で最高の魚に迫るのは極めて難しい。

だけど、魚はどの場所にもたいていいる。

自分の過去の引き出しを全て使って、魚に口を使わせていく展開。

今までの釣りの中でも、こんなに真剣に一所懸命にフィールドに対峙したのは初めてに近かった。

それは僕だけのためだけでなく、自分の中に流れるこの血の為にも。










100年前、曾祖父が駆け抜けた干潟に今、僕がいるという事実。
 
駆け抜ける風に懐かしさすら感じながら、
あらゆるものを内包する干潟に包まれようとしていた。
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みるみるうちに干潟の水は遠く離れていく。
 
取り戻すことのできない時間の大切さを

干潟は幾千年も前から伝え続けている。
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貝も蟹も魚も鳥も昔から変わらずここにいる。
 
そしてこの無数の命はどこかでつながりながら、
この美しい干潟を作り上げている。
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干潟が干潟の働きをしている。
 
当たり前の事が当たり前のように行われている。
 
高度文明化した現代に他にそんなものがあるだろうか。
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無数の命が輝いている。
 
そして今、同じ時を過ごしている。
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人間は根源的に夕焼けの中で記憶を取り戻す。

この夕焼けの中でカニ捕りをしていた記憶。

あの頃と何ら変わらない時間が過ぎていこうとしていた。
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こんなにも青いスズキを僕は日本のどこでも見たことがなかった。

海は広く、そして多様性に満ちている。

釣り人は旅をしてそれを知っていくのだろう。
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音もなく、上げ潮が止まる。
 
息を潜めるかのように小魚もスズキも静かなままだ。
 
魚はいる。僕は確信していた。
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番組をお楽しみに。


釣りビジョンHP 『SEABASS JOURNEY』 村岡昌憲





今月のソル研にも出ております!

釣りビジョンHP 『新ソルト研究所』

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