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▼ ランカーシーバス 新潟遠征|part3.
- ジャンル:釣行記
- (釣果報告, Masaaki Katayama, Currentes, シーバス, アカハタ)
全力で渓流をスクリーニングした後にやりたかったシーバスゲーム。
夕まずめから狙うと決めていたシーバスポイントに車を走らせる。いくら遠征とはいえ、頭がオカシイとしかいいようがない。東京から走り続けて毎日3時間以下の睡眠で釣りをし続ける。これは良いパートナー同士でないと続かないような気がする。
最初のシャローポイントでは風の当たり方とベイトの感じからそうそうに諦めて目的のポイントに入る。
激流の中シーバスが流れに頭を向けて捕食をしていると想定されるポイント。橋脚絡みのポイントだ。こんなところではPulchra7.3Bでもいいが、プロトのCurrentes82Sで挑んだ。
10月に発売予定のCurrentes82Sはテストも佳境。他のメンバーがテストを繰り返していたロッド。それの最終的な確認をしたかった。
8.2ft verは港湾部や河川の釣りに。9.8ftはサーフなどの飛距離が欲しい場合の釣りに使用することを前提に開発をしてきた。
このロッドのテストでは本当に多種多様な魚たちと繰り広げてきた。
最後のキングサーモンは1mの個体。このサイズの魚もキャッチ出来るだけの性能を持ち合わせているのがカレンテス84S+。1mクラスの激流シーバスであったとしても対等に渡り合えるスペックがどうしても必要であった。そして1日8時間でも12時間でも振り続ける必要性のある海外での釣りシーンでも腕の一部として振り続けることが出来る軽快さと堅牢さが求められた。
8.2ft verは、キャストフィールもピンポイントキャストも決まる。パックロッドとは思えない軽快さと堅牢さだと思う。バイブレーションのフォールのボトムタッチも明確にわかる感度の良さを持ち合わせる。
パックロッドが2ピースに遅れをとっていたのは過去の時代。TRANSCENDECEのロッドは単なるマルチピースロッドではなく、各セクションごとに設計されたワンピースロッドやツーピースロッドよりも各セクションに役割を持たせた設計を行っている。
Multi Division Desing concept。これは各セクション毎にブランク素材の設計や素材を変えて設計をする思想。ロッドを多段階的に構成、構築することが出来るということ。
掛けるティップ|#1、飛距離のセカンドセクション|#2、飛距離とリフティングのサードセクション|#3、リフティングのフォースセクション|#4。それを4つのブランクで組み合わせ設計出来るのだから、継ぎが多いことによるデメリットを凌駕するメリットがある。マルチピースロッドのメリットは、明確に各セクション毎に設計を変えられるということ。Currentes82Sにはこれらの要素を盛り込み、高い次元で形にすることが出来た。
9.8ftはサーフやロングキャスティングが必要な釣りに最適なレングス。この8.2ftから9.8ftに可変するというのも難しい。ただ、遠征を中心に考えているTRANSCENDENCEとしては捨てることが出来ない要素。
1本で2役のあるこのロッドは、携行性の良さよりも釣りたいターゲットに合わせてレングスと調子を変えられるところが最大のメリットです。シチュエーションに応じたセッティングが出来るメリットがあるし、何本もロッドを用意する必要性がない。
今回のフィールドは河川の激流ポイント。その激流の中に流されてくるベイトを捕食しているランカーシーバスを狙って行く釣り。
僕の場合は、こんな激流ポイントでは、シンキングペンシルを流したり、ローリングベイトをカーブを描きながらドリフトフォールしたりする。キモはラインメンディング。
ローリングベイトにはワンバイトあったが乗らなかった。。これは思い出のGOOBERオリカラローリングベイト。
海外でもどんなポイントでも持っているルアーがある。それはBASSDAYのSugarDeep90F。
今回のような流れの強い激流のポイントでマニュアル感満載でコントロールしながらポイントを攻略出来るルアー。それがシュガーディープだと思っている。僕にとってはディープダイバーは入れたいレンジに入れられるシンペンみたいな使い方も出来、フックチューニング次第ではサスペンドらしさを演出出来るのもディープダイバー系の魅力の一つだ。
これをアップクロスで着水。流していきながら水を噛ませたいタイミングでダイブさせ、U字を描くようなトレースコースに入れると銀鱗が反転した!が、食わない。2−3回入れても次が続かない。
そんな時には食わせ方がある。U字ターンの手前までダイブさせてU字の頂点間際でベールを返して流れに送り込んで意図的にバランスを崩させる。そこで自然と生じるフラフラ浮上アクションをいれてあげて、すぐにリーリングさせると答えが返ってきた。
流れに負けたベイトが逃げ始める動きに似た動きをイメージ。思い描いた食わせ方で喰わせた魚は嬉しい。
プロトのCurrentes82Sがいいベントカーブを描く。激流の中とはいえ良型の引きだ。普段以上にテンションがかかっているので慎重に寄せてくるがCurrentes82Sはまだ余力を残している。
無事にランディング出来たのは久しぶりの80アップの細い個体。細くても久しぶりの、しかも遠征先の80アップはとても嬉しい。テストで80アップを激流の中でファイト出来たのは良いテストになった。何の不安も感じなかった。
そして何より遠征でテストとしていいサイズの魚がキャッチ出来た。運が良かったとしかいいようがない。
https://www.transcendence555.com/currentes82s
キミに写真を撮ってもらっている間に時合は終了。最後のテストをしにメバルポイントへ車を走らせる。1回の遠征でどこまで魚を釣り倒すかがTRANSCENDENCEのやり方。。
続く。
- 2019年7月24日
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