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▼ 清流鱸 更なる流速を求めて上流へ
- ジャンル:日記/一般
- (筑後川 有明鱸 釣行, 清流鱸探求)
6月。
梅雨前の初夏、鮎たちは瀬を目差し、照り付ける日中の日差しが一気に本流を夏色に染める。
多くの淡水魚は繁殖期を向かえ活発に行動する。
また鱸達も海を離れ遥か上流へ差しこむ。
それは、清流鱸の最盛期が近づいている事を意味する。
午前一時、疲労に支配された、まだ鉛の様に重い身体をベッドがから起し、熱めのコーヒーを流し込む。
清流への情熱が無ければ、眠る事を優先すべきであることはわかっている。
それでも、僕がやりたい事に対してその季節は短い。
急ぐつもりは無いが行かないと見えないものは沢山ある。
目差すべき上流の瀬に入る為に藪を越え河原を歩き。
全てを飲み込む巨大な黒い渦の塊の様な瀬にフローティングミノーを流し込む。
丁度、流れのセンターでターンを仕掛けルアーヘッドが上流へ向いた瞬間にコツコツとした魚信。
しかしウエイトは無く、清流鱸のそれでは無い事は直ぐにわかった。
何時もの真ナマズだ。
何を沢山捕食しているのか?お腹はパンパンに膨れていた。
瀬の中で条件の優れた場所に、この魚が陣取っているという事は。
清流鱸が付近には居ない事を意味する。
この時期、鱸が求めるのは流れの厚みか?
それとも速さか?
数キロの流域で最も流速が早く、最もはっきりした流れに夏の清流鱸は定位する。
そして次の瀬を目差す。
深瀬からのヒラキをトップウォーターで素早くチェックする。
激しく水面を割って出たのは、また真ナマズ。
これはこれで釣りとしては嫌いではないけれど。
もっと速い流れを選ぶべきであるというヒントを教えてもらった。
彼是と彷徨っているうちに東の空が白みだした。
時刻は4時、間も無く夜明けが来る。
決着を付けるなら今だ。
遥か下流に瀬頭に連続した三角の流れがある。
ラストチャンスは、そこを目差した。
嘗て夏の夕暮れに挑んだエリアである。
そこは水深は僅か60cmであるが、人間が立つことが許されない程の流速をもっている、上流からの流れが瀬に引かれ流れは加速して行く。
距離にして70m。
流れの頭の上流10mへアプローチさせるべく、ジグミノーをロングキャストで打ち込む。
即、ラインスラッグを回収し姿勢を整え、瀬頭に突入させる。
その瞬間。
激しく水面が割れ、ウエイトのある魚体が空中を転げ回る様にテールウォークをする。
清流鱸だ。
もうあたりは明るくなっている、鰓蓋を大きく広げ赤い鮮やかな鰓がを時々魅せながら鱸は瀬を自由に泳ぎまわる。
このトルク、このファイト。
流速が速ければ速いほど、清流鱸はエキサイティングだ。
分厚く発達した下顎、盛り上がった筋肉質の背中、それはサラブレッドの様に完璧な程に美しい。
僕の釣りの世界で、今、これ以上は無い。
両手で魚体の重さを確かめながら撮影させて頂く。
リリース後、同サイズを追加するが、何センチか?何本か?そんな事はどうでもいい。
今は、何処よりも速い流れ、その瀬で釣る事に意味をもっている。
釣果に対して自制心を持ち、確立を下げてた中で可能性に賭ける釣り、それが清流鱸の釣りなのである。
こんな気持ちのいい朝は何年ぶりだろう。
筑後川の清流域にはまだまだドラマが待っている。
梅雨前の初夏、鮎たちは瀬を目差し、照り付ける日中の日差しが一気に本流を夏色に染める。
多くの淡水魚は繁殖期を向かえ活発に行動する。
また鱸達も海を離れ遥か上流へ差しこむ。
それは、清流鱸の最盛期が近づいている事を意味する。
午前一時、疲労に支配された、まだ鉛の様に重い身体をベッドがから起し、熱めのコーヒーを流し込む。
清流への情熱が無ければ、眠る事を優先すべきであることはわかっている。
それでも、僕がやりたい事に対してその季節は短い。
急ぐつもりは無いが行かないと見えないものは沢山ある。
目差すべき上流の瀬に入る為に藪を越え河原を歩き。
全てを飲み込む巨大な黒い渦の塊の様な瀬にフローティングミノーを流し込む。
丁度、流れのセンターでターンを仕掛けルアーヘッドが上流へ向いた瞬間にコツコツとした魚信。
しかしウエイトは無く、清流鱸のそれでは無い事は直ぐにわかった。
何時もの真ナマズだ。
何を沢山捕食しているのか?お腹はパンパンに膨れていた。
瀬の中で条件の優れた場所に、この魚が陣取っているという事は。
清流鱸が付近には居ない事を意味する。
この時期、鱸が求めるのは流れの厚みか?
それとも速さか?
数キロの流域で最も流速が早く、最もはっきりした流れに夏の清流鱸は定位する。
そして次の瀬を目差す。
深瀬からのヒラキをトップウォーターで素早くチェックする。
激しく水面を割って出たのは、また真ナマズ。
これはこれで釣りとしては嫌いではないけれど。
もっと速い流れを選ぶべきであるというヒントを教えてもらった。
彼是と彷徨っているうちに東の空が白みだした。
時刻は4時、間も無く夜明けが来る。
決着を付けるなら今だ。
遥か下流に瀬頭に連続した三角の流れがある。
ラストチャンスは、そこを目差した。
嘗て夏の夕暮れに挑んだエリアである。
そこは水深は僅か60cmであるが、人間が立つことが許されない程の流速をもっている、上流からの流れが瀬に引かれ流れは加速して行く。
距離にして70m。
流れの頭の上流10mへアプローチさせるべく、ジグミノーをロングキャストで打ち込む。
即、ラインスラッグを回収し姿勢を整え、瀬頭に突入させる。
その瞬間。
激しく水面が割れ、ウエイトのある魚体が空中を転げ回る様にテールウォークをする。
清流鱸だ。
もうあたりは明るくなっている、鰓蓋を大きく広げ赤い鮮やかな鰓がを時々魅せながら鱸は瀬を自由に泳ぎまわる。
このトルク、このファイト。
流速が速ければ速いほど、清流鱸はエキサイティングだ。
分厚く発達した下顎、盛り上がった筋肉質の背中、それはサラブレッドの様に完璧な程に美しい。
僕の釣りの世界で、今、これ以上は無い。
両手で魚体の重さを確かめながら撮影させて頂く。
リリース後、同サイズを追加するが、何センチか?何本か?そんな事はどうでもいい。
今は、何処よりも速い流れ、その瀬で釣る事に意味をもっている。
釣果に対して自制心を持ち、確立を下げてた中で可能性に賭ける釣り、それが清流鱸の釣りなのである。
こんな気持ちのいい朝は何年ぶりだろう。
筑後川の清流域にはまだまだドラマが待っている。
- 2014年6月1日
- コメント(13)
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