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関根崇暁

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BlueBlue.jpg 「背中に背負う蒼色は鳥から見た海の色」 「お腹に抱く蒼色は魚から見た空の色」 「BlueBlue 海を愛する人へ―」 「Where's your Blue?」 ima_banner.gif 株式会社アムズデザイン運営のima公式web site。シーバスルアーkomomo,sasuke等の紹介。ルアーテスターの釣行記、コラム等も掲載。

筑後川シーバス釣行 強風を攻略する

この日は台風接近の3日前という事もあり、風の強い夜だった。

コンディションの悪い夜に釣りに行く理由なんて無いのだけど。

終わりの近い河川の有明鱸の釣りで、暴風&満潮&大潮 というコンディションの中で魚を出すなら、あのタイミングしかないと。


フィールドに到着したのは午前1時を周ったころ。


流石に有名ポイントにも人影は無く、ベイトの気配も無い。



僕は風の中釣りをするのは好きではない。



ライン処理が難しくなるのと、実際ロングキャストでルアーをコントロールする時、何をしているのか?明確にわからなくなるからである。


そんな中、極力、風の影響を受けない様にする為にラインをワンランク細くしてセットする。


風は体感気温を容赦なく下げる、夜のそれは肌寒いを越えて晩秋の釣りの様である。

上着を着込みグローブに指を通し、叢を歩く、もう虫の声も無く、蟹の姿も無い、気配を感じたのは番い狸のみ。


狸のメインの餌はおそらく蟹か雨蛙だろうか?餌も無くうろうろと探しているようだった。色々な要因から、状況が厳しいという事を何となく察した。

それじゃあ釣れないのか?といえば、釣る方法はある。
上手く云えないけど、その方法は経験則でしかない。

鱸という魚自体は、周年釣る事が出来る魚、ただ移動をするので何時も同じ場所で釣れるとは限らない。最近感じているのは汽水と完全な真水が混じり合うエリア、少し上は淡水魚、少し下は汽水の魚、そんな境界線らしき要因のある(目に見える障害物ではなく、植生を含む 生物など)そんなエリアには、周年魚が付いているという感じがする。

仕事や家庭の事情で、釣りに行く回数は大幅に減ったが、フィールドを真剣に観察する時間は逆に濃密になって行く。



今夜どう釣るか?をまずは考える。



この下流域の筑後川で この季節、今夜のベイトは何か?

エツ稚魚⇒姿無し(下流か海へ抜けたか?)

クルメサヨリ⇒気配無し(ババ荒れでの確認は難しい)

アリアケシラウオ⇒?(遊泳層は深いのか確認が難しい)

イトメのバチ抜け⇒?(そろそろ時期ではあるが、目視では確認出来ない)

ヒイラギ稚魚⇒これからの時期で間違い無い(もしかしたら これ?)

何が該当するのか?はわからないが、頭の引き出しの中ではそんなものが煩雑に絡み合っている。

荒れている水面で、強い横風とあれば、まずは鱸の付いているあろうゾーンに確実にルアーを入れるのが先の条件である。

どこに魚がいるのかわからない?そんなときは遠投性能と様々なレンジを探す事が出来るルアーは頼りになる。
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Blue Blue TRACY 25g
僕の最近のメインのルアーになりつつあるけど、シンペンやミノーで釣れるならミノーで釣ったほうが良い。バイブレーションの強いルアーは、初期反応は物凄く良いけど、当然スレも速くなるので気を付けて使う。

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Blue Blue Fallten 30&40g
河川の常套手段、川ジグ。僕は7~8年程前から好んで使っているメタルジグによる、河川の釣り。え?ジグ?となる人も多いけど、悪コンディションや魚が遠い時は、何度も助けられている。そしてジグでしか攻略できないマイクロベイトパターンも存在するので、タックルボックスに2~3個は必ず忍ばせておく。


今夜の一発目は川ジグで。

30gのジグをフルキャストする、80~90mの飛距離が出る。
ただ強風の場合は糸ふけが数十メートル出るので、飛行中にフェザリングをして余計な糸ふけを出さない様にする。

当日は上流から下流に吹き降ろす強力な風で、20gではボトムを取れないので30gを使用した。

着水後素早く、ラインスラッグを回収し、一指し指をラインに掛けてドリフトしバイトに集中する。かすかに「コッ・・」という微かなバイトを感じ素早くリールを10回転巻く。(距離が遠いのでロッドで合わせる意味はあまり無い)

魚の重みが乗った。

遥か遠くで微かに鰓洗いの音が聞こえる。

鱸だ。

蟹篭や、ゴロタ石や、沈み根が沢山あるので慎重に大胆に魚を誘導してランディングするのだけど、最近は魚を掛けてからが本当に楽しい。

そして 数秒後、有明鱸が足元に横たわる。
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筑後川での「川ジグ」という釣り方を仲間達と考案して、実績を重ねて行く。海でのキャスティングでジグは珍しくは無いけれど、中流域、河口域での河川のナイターでメタルジグを信じるには少々勇気が居る。
ただ、本当に釣れるのだろうか?という疑問には魚が何時も答えてくれる。

そして鱸の付き場はわかったのでトレイシー15gで追加を頂く。
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ただ今夜のコンディションでは少し軽すぎる。
このまま釣る事も出来るけど、センターの流れの付近が気になる。


相変わらず、風は強い、というよりも徐々に強さを増している感じである。

夜明けも近づき、あと1本獲るか獲らないか?が勝負という状況になってきた。

再び、トレイシー25gを選択する、フルキャスト後、素早く糸ふけを回収して巻きでは無くテンションフォールで狙う。

フォール中に「モソッ」と触る。

此処では、合わせない、そのままロッドを倒し、瞬時に一旦送る。

素早くラインを巻き取る。

再度重みが掛かり、激しく鰓洗い、セットフック完了である。

魚との距離は約80m。

お散歩よろしく、安全なランディングゾーンへ誘導する。

どこで、どう掛けて、どう獲るか?それが明確になる程、釣りは楽しい。

久々にコンディションの良い有明鱸。
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闇雲に、我武者羅に、情熱だけで釣りをしていた時代には見えなかったことが今は見えてきた。

それでも、まだまだ見えない釣りは沢山あって、僕自身も固定概念が釣りを狭くしてしまうことを最も懸念している。

同じフィールドに10年通えば、色々な事が見えるもの。

それでも、それは僕の過去の10年であり、今からの10年先はまだ何も見えない。

ランカーを釣る事が全ては無く、数を釣る事も全てで無く。

どういう風に釣ったら自分は楽しいのか?をこれからも追求して行きたい。








■参考タックルデータ
ROD:UFM UEDA CPS 102EX-ti
REEL:Daiwa 3012H
LINE:PE #1.2
LEADER:25LB:1.5m
LURE:BlueBlue TRACY 25g&15g FALLTEN 30g&40g

■釣行日時・場所
平成26年10月11日 1時~5時
福岡県 筑後川 下流域
 


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