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関根崇暁

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BlueBlue.jpg 「背中に背負う蒼色は鳥から見た海の色」 「お腹に抱く蒼色は魚から見た空の色」 「BlueBlue 海を愛する人へ―」 「Where's your Blue?」 ima_banner.gif 株式会社アムズデザイン運営のima公式web site。シーバスルアーkomomo,sasuke等の紹介。ルアーテスターの釣行記、コラム等も掲載。

久しぶりだな、友よ!

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友「おぅ!!やっと帰ってきたか!」

僕「おー!元気か!長い事、釣りに誘わずにごめんな、あれから凄い釣りが沢山あったよ。」

友「それより、新しいベイトタックル買ったぜ~」

僕「すげーな、じゃあそれもって、早速、あの川へ釣りに行くか!」





僕の釣人生で、唯一無二の友との会話だ。


この雰囲気は、昔と何も変わらない、わくわくする気持ちも当時のまま。






朝、夢から目覚めるまでは、それが夢とも思わなかった。

彼が23年前、事故死した事すら、夢の中の僕は忘れていた。





普段は理解しているつもり、彼の突然の死を受け入れ、呑みこんだつもりでいるが、本心では納得出来ていない自分がいるのも事実。

僕は、彼ともう一度、釣りをしたいのかもしれない。

当時、僕は17歳、この心にグサリ刺さった大きな硝子の欠片は、未だに刺さったまま、時に僕を痛めつける。


そうか・・・もうすぐ、お盆か・・・

この夢が、「たまには帰って来いよ」という彼からのメッセージなのかはわからないが、死者が夢に出てくるのは不思議な雰囲気である。

安らぎや喜びに満ちた素敵な時間であり、永遠にその世界に居てもいいそんな感覚すら覚える。

身の周りの家族や仲間との関わりが永遠に続くものではないという事を、僕は思い知った。

過去にも何度か、ブログには登場するのが彼であるが。

彼は17歳のまま、永遠にそのままである、ところが、僕は40歳になった、歳の差は開くばかりだ。

彼との出逢いは、確か10歳の時だった。

釣り場で偶然、いや・・必然的だ。




そう、必然だ。




当時、近所では珍しかった、ルアー釣り、スプーンでナマズを連発している少年がいた。

僕は近くで、延べ竿でフナ釣り、彼の様子をずうーっと見ていた。
次々にナマズが釣られ、足元のバケツに入れられてゆく。

全てが衝撃的だった、あんな金属の板みたいな、ルアーで魚が釣れる。



それから数年後、僕もバス釣りを始める。

9月の日曜日、朝5時に起きて、初めてのバス釣り、一人で近所の池に向かう。そこで再会したのが、彼だった、実はクラスは違ったけど、同じ小学校へ通う同級生だった。



それからは、それからは。


毎日の様に釣りに行き、兄弟の様に遊び、喧嘩もしたけど、何時しか絆みたいなものを感じていた。

彼はバス釣りのちょっとした名手だった、バス・トーナメントでは初出場で優勝、そして毎回表彰台。



僕は、彼を目差していた、彼の背中を追いかけていた。


あの日々は、楽しかった、果てしなく、楽しかった。

彼とやっと肩が並びかけたその時、一瞬にして全てが消えた。




僕は、それから一人。




孤独なアングラーとなった。





だけれど。




それから、多くの仲間が僕を励ましてくれた。

釣りに誘ってくれた。

どん底から、救ってくれた。


僕は、仲間に恵まれた、幸せな釣師である。


僕が良く云う、良き仲間に感謝、そういう意味である。




彼はきっと、笑ってやがる。


17歳のまま。







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