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関根崇暁

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BlueBlue.jpg 「背中に背負う蒼色は鳥から見た海の色」 「お腹に抱く蒼色は魚から見た空の色」 「BlueBlue 海を愛する人へ―」 「Where's your Blue?」 ima_banner.gif 株式会社アムズデザイン運営のima公式web site。シーバスルアーkomomo,sasuke等の紹介。ルアーテスターの釣行記、コラム等も掲載。

日本の釣り そのトラディション

日本古来の釣りは文化と成りうるものだと、僕は考えている。

僕等の国、日本。

そこは四季のある国、国土の多くが山で覆われ無数の川が走り、周囲を海に囲まれた島国であるが故に、そのゲームフィッシュは多彩で、四季折々の釣りを楽しむ事が出来る。

釣りには「フナに始まりフナに終わる」という言葉がある。

フナ釣りはシンプルで奥が深く、初心者から大ベテランまでその趣を楽しむ事が出来るというのがその語意である。

日本古来の釣り、グレ、クロダイ、ヘラブナ、鮎、岩魚、etc・・どんな釣りでも、奥は深くその釣技を磨く事に終わりは無い。



ある意味、進駐軍の置土産である、トラウトやバスフィッシング。

トラウトに関しては、聖地である中禅寺湖が発祥の地であろう、これは欧州の大使館員が広めたとされていると聞く。

ブラックバスは勿論、赤星鉄馬氏の芦ノ湖だ。

外国から入ってきた新しい釣りが、ルアー&フライフィッシングだと30年前は言われていた。

開高健氏がキャッチ&リリースを広め、先人達がその礎を築いてくれたものである。

黎明期のスポーツフィッシング、僕の憧れは、その時代に今もある。

先人達は、何を思い、何を考え、僕等にこの釣りを与えてくれたのだろうか。

その想いを受継ぐ者が必要だと本気で思っている。


その中で、僕等のシーバスフィッシングの歴史は、まだ日が浅い。

この釣りが伝統の釣りになり、伝承されて行く事を祈ってはいるが、果たして現代のゲーム漬け、バーチャル漬けの子供達に受け入れて貰えるのだろうか?

釣りは受け継がれて行く事、伝承される事で文化として根付くものだと思う。

僕等が正しくあるべき釣りをしないと、きっと途絶えてしまう、駐車禁止、釣り禁止、立入り禁止。

本当に考えないと、フィールドはどんどん狭くなる、どんどん減少してしまうのである。

やがて、僕等が歳を取り、昔はそんな釣りあったの?なんて孫に言われる様になったとしたら・・・それほど悲しい事は無い。

僕等の釣りが、将来、トラディショナルな遊びとなるには、ルール、マナーを向上させて行く事が、必然的な課題ではないだろうか。

主体性をもって自分で考え、創意工夫を凝らし、野生と向き合うのが釣りの醍醐味である。

「どうやったら 面白く遊べるのか?」それが根本にあるべきもの。

幼少期、僕は祖父から釣りの手解きを受けた、そしてそれを自分のものにするべく30年以上走り続けた。

優しかった祖父はある冬の日この世を去った。
僕の中でその血は、アイデンティティは、今も変わらず生きている。

今、未来の子供達に伝えたい事がある、残したい釣りがある。

自分の釣りは何処から来て何処に帰るのか、その循環を見届けるまでは、とまる訳には行かない。

貴方はいったい誰から釣りの手解きを受けましたか?

貴方はいったい誰に釣りを伝え想いを残しますか?

その答えは貴方の胸の中に。

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