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関根崇暁

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BlueBlue.jpg 「背中に背負う蒼色は鳥から見た海の色」 「お腹に抱く蒼色は魚から見た空の色」 「BlueBlue 海を愛する人へ―」 「Where's your Blue?」 ima_banner.gif 株式会社アムズデザイン運営のima公式web site。シーバスルアーkomomo,sasuke等の紹介。ルアーテスターの釣行記、コラム等も掲載。

筑後川 台風のタイミング。

先日の19日深夜、台風15号が九州の東側を接近中の未明にかけての釣行。午前0時過ぎ、フィールドは風は強いものの小雨で何とか釣りになる状態、満潮付近に入るが雨量の関係で緩やかな下げ方向への潮が効いている。

夏のポイントで投げ続けその時を待つがノーバイト&ベイト確認出来ない為、二ヶ所目に移動する。台風の影響の暴風雨、ラインもルアーもコントロール不能な状態で魚も見つけられず苦戦するがこんな時の一発を何処かで期待もしている。

午後1時、雨足も強く成りだした横から吹き付ける風と大粒の雨が頬を叩く、眠気を飛ばすには丁度いいが徐々に体温を奪われ冷えてきた。

夏場の雨天釣行はレインウェアを着ないのが僕のスタイルである、河川の釣りは徒歩の距離も長く足場も悪い為、運動量が多い。
ムレで内側から結露して濡れるのと、速乾性のTシャツ一枚で雨に濡れるとを天秤に掛けて、結果、涼しい方を選ぶ。

悪天候の釣行は、ロッドやルアーよりも、身に纏っているギア、ライトやグローブやキャップなどで集中力が変ってくるものである。

高級な素材のレインギアや浸透性素材のウェーダーが一番良いのか?と言えばそれが全てでは無と考える、試行錯誤は必要だが短時間勝負であれば、そこをあえて濡れてダメに成るまで続けるという方向で行く事にした。

午前3時、視界も怪しいくらいの豪雨で下着まで左半身だけ濡れて終了した。(横から風を受けたので片側だけ濡れる)

しかし三ヶ所目のポイントで有明鱸を見つける事が出来た。豪雨の中、僅かに聞こえた捕食音は徐々に自分の近くまで来て明確な水面爆発を確認できたのである。

今夜の釣りはこれで吉とした。
 

台風通過後の21日深夜、再度先日の場所へ挑む。

空は秋風が吹き、冬の様に澄んだ空気と少々肌寒さのある夜だった、長袖のシャツを着込み、これが秋のシーズンスタートであると心に刻んだ。

明日は仕事だから短期決戦で決着を付けるしかないと、先日のポイント温存で秋のポイントをチェックする。

一通りルアーローテーションして、ノーバイト。

此処までは何時もどおり、しかし今日は昨日までのcpsにPEラインを止めて、6ポンドフロロにSPS962sstiの組み合わせでワンチャンスを逃さない為の選択である。40g以上のルアーをフルキャストするにはPEタックルでの釣りがベストと考えるが、20gまでの小さなルアーをセンシティブに操作して釣るのにはこのライトラインタックルがマッチングする。

〆に70mmのバイブレーション早巻きでピンポイントを通過させるとグニャとした生命感。直後重量感のある反転とヘッドシェイク、少々強引にアワセに入るが軽くなってしまう。

「抜けたか?」

いや違う。

回収したルアーをチェックすると古い6番のフックがフトコロのところで折れている。どうやら掛が浅いままの状態でのやり取りだった様子である。

このあと釣れるかも?とルアーを交換するが、コンデジを車に置いてきた事に気が付きそのまま歩いて戻る事にした。

車に戻るついでに移動、潮汐差の少ない長潮で流れは完全に止まっている。少しでも流れのあるエリアをと探すとあるポイントに目が止まる。

上流ダムからの放水と山からの風で少しだけ水の動きを見つける事が出来た。

まずは手前にショートキャストで無反応。

2キャスト目、沖にロングキャスト。風が生み出す弧を描くラインの軌道に
合わせてトレースする。


綺麗に反転バイト、フロロの伸びとロッドの追従性が魚の挙動を安定させる。使い続けて一旦使わずに期間を空けて、また使い始めてわかるタックルの特性がある、それをこの数秒で体感出来た。


丸々と肥えた有明鱸、65cmであるがそのファイトは何度味わっても強烈である。黒点の多く残る個体であった。


撮影後リリースすると筑後川の暗闇にゆっくりと堂々と帰って行った。
釣行タイミングと天候のタイミングが中々合わない時期だったが豪雨の中頑張った前日の釣行が報われた気がした。

これからが秋本番、最後のドラマを何時見る事になるのか?残りのシーズンを深く味わいたいと思う。

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